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ピナレロ GAN SにSRAM eTAPをカスタム。すべてSRAM Redによる統一感ある1台が完成

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回のカスタムのご依頼は、最近ユーザーさんも増え勢いを感じている「SRAM eTAP」の組み付けです。もはやご存知の方は多いと思いますが、eTAPとはアメリカのコンポーネントメーカーであるSRAM社が手掛けるワイヤレスシフトシステムです。

ワイヤレスということで通常他社ではエレクトリックケーブルが必要となりますが、eTAPではもちろん不要になります。それによってフレームがすっきりし、さらにはケーブル分の軽量化も図ることができます。私のようなメカニック目線で言うと組付けの時間短縮にもつながっています。

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ピナレロ GAN SにSRAM Red eTAPをアッセンブル

モデルなるロードバイクはピナレロのGAN S。ドグマを筆頭としたピナレロの車種の中でミドル~ハイグレードに位置するのがGAN S。要所でドグマの遺伝子が組み込まれた非常に洗練されたフレームに感じます。

組付け途中のeTAPフロントディレイラーです。赤いプレートのようなものが写っていますが、これを取り外してバッテリーを装着します。バッテリーは別体型になっており、前後ディレイラーとも同じタイプを使います(前後でバッテリーが2つ必要ということ)。

比較的小ぶりなeTAPのレバー部分。指の長さに応じてリーチの長さを調整できる仕組みです。左レバーがリアのシフトダウン(軽くなる)、右レバーがシフトアップ(重くなる)と割り当てられ、フロントは左右同時でアップダウンとも行います。

ガラスコーティングの施工で傷に強いフレームへ

今回組み付ける前にフレーム、フォークにガラスコーティングを施工しました。すごくきれいに乗られている感じでしたが、ガラスコーティングすることでさらに新品のような光沢とマット感の両方が際立ちました。もちろんガラスコーティングの一番の効果である「細かい傷に強いフレーム」にもなっています。

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SRAM eTAPはレバーと前後ディレイラーがあれば導入可能

SRAMのロードバイクコンポーネントは一部シマノとの互換性があります。それはチェーン(11速)、スプロケット、ブレーキキャリパーです。そのためeTAPを導入する際に前述の3つのパーツはほとんど流用することができます。

■ Red eTAPレバー
■ フロントディレイラー
■ リアディレイラー
■ バッテリー
■ 充電器

eTAPは最低限これらのパーツをそろえることで始められるので、前述のブレーキなどは流用が可能となるわけです。

しかし今回はすべてSRAM Red仕様でアッセンブルしました。シマノとミックスすることはせず、コンポーネントの統一感を図った格好です。ちなみにですがライバルメーカーのカンパニョーロは同一コンポーネントで組むことが性能を最大限に発揮できるとうたっています。

それでは。

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