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メカニック視点で見るBMC SLR01 分解して分かった完成度の高いフレーム設計

こんにちは。東京・西新宿のロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ、組み立て専門サービス「バイキング・ザ・メンテナンス」です。

BMCのロードバイクは、オーバーホール・分解・再組み立てを行うたびに、そのフレームの完成度の高さに感心します。今回作業した「Teammachine SLR01」も例外ではなく、メカニック目線で見て非常に手の込んだ、よく考えられた構造を持つフレームセットでした。

まず特徴的なのがシートポスト内部の構造です。Di2バッテリーは、単にシートポスト内の空洞に収めるのではなく、円形状に加工された専用スペースに固定される設計となっています。位置ズレの心配がなく、調整も不要で、「ポン付け」に近いレベル。細部まで考慮された設計ですね。

次に、BB内部を通るディスクブレーキホースの取り回し。ホースはフレーム内部できれいなラインを形成。BB内には専用ガイドが設けられ、しっかりと接着されています。そのためホースは真っ直ぐ、ストレスなく通すことができ、作業性も非常に高い印象です。ここまで作り込まれた配線・配管処理は、ショップ作業というよりも、工場段階で完成されている設計だなと感じました。

さらに興味深いのがハンドルの固定方法です。多くのブランドが2ボルト固定を採用する中、BMCでは3本のボルトを使用し、3Nmという低トルクを分散させて固定する構造を採用しています。使用する六角レンチは3mm。パーツへの負担を抑えつつ、確実に固定するための工夫が垣間見れます。

実際に分解し、再組み立てを行ってみると、作業のしやすさ、精度の高さ、そして全体の安心感が強く伝わってきます。BMC SLR01は、単に走行性能が高いだけでなく、メンテナンス性まで含めて完成度の高いフレームセットだと感じました。

このような設計のフレームであれば、ユーザーさんも安心してメンテナンスを任せやすく、長く乗り続ける上でのブランドの信頼感にもつながります。ショップメカニック視点から見ても「よくできたフレーム」と言える一台でした。

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