今回は、CARRERA(カレラ)のラインナップの中でも長い歴史を持つ「Phibra Next」のフレーム交換とバラ完をご依頼いただきました。Phibraといえば、あの独特な“弓なりのフレーム形状”が強い印象を残すモデル。一目見ただけで「Phibraだ」と分かるほど個性の強いフレームセットです。
目次
■ 今回採用したコンポーネント
今回の組立では、非常に珍しい選択としてSHIMANO 105(5700シリーズ / 10速) をメインコンポに採用しました。すでに廃盤したモデルであり、アフターマーケットでも部品の生産・販売は終えています。
ホイールは Campagnolo BORA ONE。カーボンリムで軽量ながら、ハブボディをアルミにすることで“ウルトラ”よりもコストを抑えた、バランスの良いモデルとなっています。タイヤはなんと チューブラー。クラシックな乗り味と軽量性が楽しめる仕様で、今回の構成の中でも大きなアクセントとなりました。
今回のブレーキはリムブレーキですが、より制動力と剛性に優れた ダイレクトマウント(DMブレーキ) を採用。通常のナット式キャリパーブレーキよりも効きが安定し、高速域のコントロール性にも優れています。
■ ガラスコーティング仕上げ
フレームにはクレストヨンドのガラスコーティング「ガラスの鎧」を施工。塗装面の艶が引き締まり、今後の汚れや微細な傷に対しても強い保護力を発揮します。Phibra Nextの艶感とマット感の両方がさらに引き立つ仕上がりになりました。
■ ハンドル:ワンバイエス 一体型ステムハンドルへ変更
ハンドルはワンバイエスのステム一体型ハンドル を採用。
- ・空力
- ・剛性感
- ・ハンドリングのダイレクト感
これらが大きく向上し、Phibra Nextのシャープなフレームデザインとも非常に相性が良い選択です。
■ クラシック × モダン が融合した面白い1台に
- ・特徴的な弓なりフレーム
- ・クラシックな10速コンポ
- ・チューブラータイヤ
- ・DMブレーキの制動力
- ・ガラスコーティングで艶感アップ
- ・最新感のある一体型ハンドル
これらが組み合わさることで、伝統と先進性が共存する非常にユニークな1台 に仕上がりました。組み合わせの妙が光る、まさに“バラ完の楽しさ”が詰まったバイクです。
おわりに
バイキング・ザ・メンテナンスでは、ロードバイクのバラ完・組み付け作業を随時承っております。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
また、ロードバイクはもちろんグラベル、ミニベロ・クロスバイク・シングルスピードなど、
ジャンルを問わずフルメンテナンス・オーバーホールも承っております。
お気軽にご相談ください。
それでは。
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