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デローザのハイエンドモデルPROTOS。レコードEPSで純イタリアンレーシングバイクにカスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回はイタリア3傑メーカーのひとつデローザのハイエンドモデルであるPROTOS(プロトス)の組付け依頼をいただきました。

デローザはもう説明不要ですよね。スポーツバイクの歴史をけん引してきた老舗メーカーです。ツール・ド・フランスをはじめとしたメジャーレースでも数々の栄光を勝ち取ってきたブランドです。ベルギーの英雄エディ・メルクスも駆っていたのも有名な話。

PROTOSはそんなデローザの中でもトップグレードに君臨し、いつかは乗ってみたいと思われている特別な1台です。

電子シフトレコードEPSでストレスフリーなシフトチェンジ

今回のプロトスの相棒、いわゆるコンポーネントはもちろんカンパニョーロ。現在はお求めやすいエントリーグレードが登場したことでシマノのコンポーネントも採用していますが、デローザは頑なにカンパニョーロにこだわり続けた過去があります。「デローザにはカンパ」と思っている往年のファンは多いはず。

今回はカンパニョーロに強いこだわりを持ったユーザーさんではありませんでしたが、電子シフトであるEPSを体験してみたいということでした。個人的な見解ですが、カンパニョーロの従来の機械式と電子シフトEPSの変速性能を比べてみるとEPSの方に軍配が上がると思っています。機械式にあったカンパ独特の「クセ」が消え、シフトチェンジにスムースさが増したのがEPSという感じです。

フロントディレイラーは機械式に比べて大きめなデザイン。機械式の方がスリムですが、変速性能やセッティングはEPSの方が圧倒的に楽になっています。

リアディレイラーは機械式と比べても大きさやデザインに大差がありません。それにしてもカーボンを多用するこの造形は非常に美しく、カンパニョーロの真骨頂のような気がしますね。

EPSの構造でシマノの電動シフトDi2と大きく異なる点が、エレクトリックケーブルの接続方法です。シマノは基本的にエレクトリックケーブルが両端で接続できるようになっていますが、EPSはインターフェース(Di2でいうジャンクションA)とバッテリーが基地局になり、そこから各コンポーネントにつなげていく仕組みです。

上の画像は、インターフェースから伸びたケーブルがエルゴパワーに接続される様子です。接続部分はエルゴパワー内のスペースに収納される仕組みです。またバッテリーからもリアディレイラー、フロントディレイラー、インターフェースの3か所にケーブルが伸びています。

ブレーキはダイレクトマウントを採用

PROTOSのフレームで特徴的なひとつとしてブレーキが挙げられます。プロトスはディスクブレーキ用フレームもありますが、リムブレーキ仕様はダイレクトマウント式を採用しています。

シマノよりも後発となったカンパニョーロのダイレクトマウントブレーキですが、後発だけにかなり成熟された作りとなっています。まずはフレームへの装着のしやすさ。シマノのダイレクトマウントは左右別体型なので装着にちょっとしたコツが必要ですが、カンパは六角レンチで簡単に装着できます。また、左右両方にスプリング調整ボルトがあるので、セッティングやメンテナンスがしやすい構造です。

純イタリアンレーシングバイクの完成

EPSに加えホイールもカンパニョーロのシャマルウルトラをアッセンブル。フレームを際立たせるにはリムハイトが低いホイールがぴったりですね。シャマルウルトラはオールラウンドに使用できるホイールなので、登り、平坦、ロングライドと様々なシチュエーションの対応してくれるアルミホイールです。

サドルはサンマルコ、ハンドル回りはDEDAということで、準イタリアレーシングバイクが完成です。

フレームセットからの組付け、随時承ります

VIKINGではロードバイクの組付け作業を随時承っています。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

作業工賃:25,000円(税別)~ 
作業期間:約1週間

また、ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずスポーツ自転車のフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

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