リッチーのクロモリフレームが入庫

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

MTBの創設者の一人である、トム・リッチー。元ロードーサーでもあり、彼の名を冠したブランドがリッチーです。

リッチーはハンドルやステムなどコックピット系のパーツを積極的にリリースしていますが、元はスチールフレームのブランドであり、近年は復刻版のフレームも手掛けています。〈続く〉

今回、おそらく90年代後半にリリースされたクロモリロードバイクのオーバーホールを承りました。写真はフレームとフォークのクリーニングが終了した画像です。走行距離が少なく、丁寧に保管されていたため、大きな傷もなくここまできれいになりました。

これからコンポーネントの分解、クリーニングに入っていきます。

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CANYON ULTIMATE CF SLX オーバーホールとハンドルカスタムでエアロ仕様に

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

VIKINGではCANYON社のロードバイクを始めとしたモデルのメンテナンスやオーバーホールを常に受け付けています。CANYONはインターネットを利用し、直接ユーザーさんに販売するスタイルを取っているため、購入されたユーザーさんは基本的に掛かりつけのプロショップを持っていないことが多いです。

何かトラブルが起きたときにお願いできるショップを知らないユーザーさんのためにもVIKINGではCANYONのメンテナンスを積極的に承るようにしています。

CANYON ULTIMATE CF SLX 8.0のオーバーホールとハンドルカスタム

今回はCANYONのULTIMATE CF SLX 8.0のフルメンテナンス・オーバーホールをさせていただきました。さらにCANYON純正の空力性能を追求したステム一体型ハンドル(H36 AEROCOCKPIT)のカスタムも行いました。

フレームからコンポーネントなどを取り外したら、クリーニングです。パワーメーターもいったんクランクアームから外してクリーニングを行います。

ホイールはフランスのメーカーである「コリマ」をお使いです。同じくフランスのスポークメーカーSAPIM(サピム)で組まれたディープホイールです。

カセットスプロケットのロックリング外しを利用してハブを分解していきますが、スモールパーツは非常に精巧でグリップアップやメンテナンスが非常にやりやすい構造でした。

フロントは非常に玉当たり調整もなく、非常にシンプルな作りです。

コンチネンタルのチューブラータイヤとの相性も良さそうですね。

ステム一体型ハンドル「H36 AEROCOCKPIT」を装着するとこのようになりました。今までは通常のラウンド式のハンドルだったのですが大きく印象が変わりました。上の写真ではわかりにくいのですが、ステム一体型ハンドルにすることで、今まで使用していたコラムスペーサーやヘッドパーツの上玉押しもH36 AEROCOCKPITように変わっています。

H36 AEROCOCKPIT世のスペーサーキット
 CANYON公式HPより

オーバーホールではパーツをすべてフレームから取り外すため、基本的にワイヤーケーブル類は全て新調させていただいてます。

デュラエースのR9100シリーズもリリースから1年が過ぎ、ユーザーさんも増えたことで少しづつ見慣れてきました。全モデルのシルバー色が入ってる方が良いという声もまだ聞かれますが、時間の問題かもしれません。。。

オーバーホールのすべての工程が終了し完成です。今回のオーバーホールの作業は1週間ほどで完了しました。これからだんだん冬になって乗る機会が減っていくユーザーさんも多いかと思います。オーバーホールはそのようなタイミングにもピッタリです。

オーバーホール、フルメンテナンスについて

弊社ではオーバーホール、フルメンテナンスのことをCメンテナンスと呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーさんやレースやロングライドに積極的に参加しているユーザーさんは、年に1度は行ってほしいと考えています。

作業料金は税別25,000円~となり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は1週間から10日ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:1週間から10日

ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。

関連記事:メンテナンス記事一覧

それでは。

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ブロンプトンにもクリスキングのヘッドセットでカスタムを!#2

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UK製の折り畳み小径車であるブロンプトン。乗るだけでなく様々なパーツをカスタムする楽しみ方もあります。今回はフレームの顔ともいうべきヘッドにクリスキングをカスタムさせていただきました。

ヘッドパーツの王様クリスキング

スレッドタイプの1-1/8″のGRIP NUTがブロンプトンに対応

ご存知の方も多いとは思いますが、クリスキングはアメリカのパーツメーカーで主にヘッドパーツ、ハブを製造しています。アルミの切削技術が非常に高く、その技術が製品に如何なく発揮されています。

ブロンプトンのヘッド規格に対応するクリスキングは、スレッドタイプの1-1/8″のGRIP NUTという種類です。

GRIP NUTの構成です。右から下玉押し、下ワン、上ワン、上玉押し、スリーブ、ロックナットです。下からこの順番で取り付けていきます。

GRIP NUTはスリーブがフォークをしっかり押さえてくれるので、ブロンプトンのようなステムが長く、しなりやすい構造のフレームには非常に効果的です。一方で、ブロンプトン純正のヘッドパーツはスリーブを採用しないダブルナット構造のため、GRIP NUTよりもヘッドの遊び(緩み)が出やすい傾向があります。

純正はダブルナットでフォークを締め付ける構造

バイクのイメージを高めてくれるクリスキング

純正のヘッドパーツはシルバーなので、一気に印象が変わりました。クリスキングのアイテムは性能だけでなくバイクのイメージを高めてくれる不思議な力を持っているような気がしますね。

CHRIS KING
GRIP NUT 1-1/8
20,000yen

関連記事:ブロンプトンにもクリスキングのヘッドセットでカスタムを!

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CULTにUSB カンパニョーロのベアリングのアップグレード承ります。

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BBのベアリングを高性能なものに交換することで、抵抗が少なくし、回転効率を高めることができます。当店でもセラミックベアリングや高性能スチールベアリングへのカスタムをよくさせていただいています。

カンパのベアリングはクランクに装着される

今回はカンパニョーロのBBベアリングの交換を承りました。カンパニョーロのBBのベアリングは他社と大きく異なる構造となっています。というのは、通常BBのベアリングはBBカップもしくはフレーム側に取付、もしくは圧入されているのに対して、カンパニョーロの場合は、クランク側の軸側にベアリングがプレスされている構造です。

クランクシャフトの根元にベアリングがプレスされている

そのためカンパニョーロの純正クランクを使用した場合、他社からリリースされてる高性能BBは軒並み使用ができないのです。そのため、カンパニョーロでは自社で高性能ベアリングをラインナップすることで性能アップできる方法を提案しています。

高性能ベアリングのCULTとUSB

カンパニョーロで開発しているベアリングは大きく3つあります。ひとつめはベーシックな通常のスチールベアリング、二つ目はセラミックベアリングを使用したUSB(ウルトラ・スムース・ベアリング)、三つめは同じくセラミックベアリングでも摩擦抵抗を限りなく抑えるために特殊加工したCULT(セラミック・アルティメット・レベル・テクノロジー)です。

例えば、カンパニョーロの最上位グループセットであるスーパーレコードのクランクにはCULT、レコードにはUSB、コーラスにはスチールベアリングとグレードによって差別化されているのです。

また、これら3つのベアリングは形を変えて、ハブのベアリングにもラインナップされています。ボーラウルトラシリーズのハブにはCULTが軽量アルミホイールのシャマルウルトラにはUSBといった具合に差別化されています。

クランクのベアリング交換作業

カンパニョーロのベアリング構成について簡単に説明しました。次に実際にクランクからベアリングを取り外し、新しいベアリングを装着していきます。

まずはドライブ側(右)クランクのベアリングを押さえているスナップリングを細いドライバー等を使って取り外します。ここまで上がってくればあとは手で抜くことができます。

専用工具であるベアリングプーラーを使用してベアリングをゆっくりと抜いていきます。

左右のクランクのベアリングを抜くとこのような状態になります。クランク軸が根元に向かってテーパー状(ハの字)になっているのがわかります(※画像がわかりにくくてすみません)。この部分が圧入部分ということです。

今回新たに用意したベアリングとシールです。モデルは通常のスチールベアリングです。

接触部分にグリスを塗布し、ベアリングを入れていきます。

圧入部分はショックレスハンマーを使用して圧入します。

スナップリングを取り付けて完了です。

最後に

クランクのベアリングのグレードアップは、ウルトラトルク規格のクランクであれば対応ができます。価格や工賃に関しては是非お問い合わせください。

以下、カンパニョーロ公式のCULTベアリングの動画です。パフォーマンスの高さが一目瞭然なので是非チェックしてみてください。

それでは。

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ニュージーランド発の新興ブランド「チャプター2」。アルテグラでまとめたエアロロードバイクが完成!

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CHAPTER2(チャプター2)というバイクブランドをご存知ですか?今ひそかに注目を集めているカーボンフレームのニュージランドの新興メーカーです。

創業者はすでにロードバイク界でも名が知られているブランド「ニールプライド」を立ち上げたマイク・プライドさんという方で、そのニールプライドで培った技術、知識、性能のすべてを注ぎ込んだのがチャプター2です。

チャプター2は直訳すると第2章という意味。ちなみに第1章の意味がニールプライドということです。マイクさんにとっての第2の人生が始まったとことを意味しています。

関連記事:ニュージーランド発、新進気鋭の注目ブランドCHAPTER2(チャプター2)の取り扱い開始

ロードバイクにぴったりなネーミング「TERE」

ラインナップは現在1種類。TERE(テレ)と呼ばれるモデルです。「テレ」とはニュージーランドの先住民族である、マオリ族の言葉で「速い、鋭い」という意味を持つ言葉。まさにロードバイクにぴったりのネーミングですね。

チャプター2は他社のようにイヤーモデルの概念がありません。大手メーカーのように大量生産をせず、市場のニーズに合わせてフレキシブルに新しいモデルを投入することで、ブランドの価値や注目を集めることが狙いです。

チャプター2をアルテグラR8000で

早速、シマノ・アルテグラR8000シリーズで組ませていただきました。

シートポストはエアロ形状になっており、シートクランプもトルク管理がしやすい形状です。

シートチューブ下部には、ニュージーランドデザインの文字があしらわれています。

ダウンチューブは空気抵抗を抑制するために角ばった形状です。

BBの規格はプレスフィットの中で多数派のBB86。今回使用したBBはWISHBORN(ウィッシュボーン)製のセラミックベアリング仕様です。

アルテグラR8000シリーズのリアディレイラーです。最上位モデルデュラエースのデザインをほとんど踏襲したと言っても良いでしょう。以前からMTBのリアディレイラーに採用されてきたシャドーディレイラーをロードコンポーネントにも採用しました。

ディレイラー本体が内側(ホイール側)にオフセットするシャドーシステムのおかげで、障害物のヒットをかわす効果があります。

ケーブルはもちろんフレーム内蔵式です。内蔵式はケーブルを通す作業に時間を要しますが、見た目は非常にすっきりするので、太めのデザインが多いカーボンフレームは絶対内蔵式ですね。もちろんDi2にも対応しています。

STIレバーも非常にコンパクトで、レバーの角度調整も可能なので、手が小さ目のユーザーさんもしっかり握ることができるでしょう。

アルテグラはR8000シリーズからフロントディレイラーの形状が大幅に変わっています。今まではアウターケーブルにワイヤーを調整するアジャスターが必要でしたが、その機能がフロントディレイラー本体で可能になり、アジャスターが不要になりました。

ブレーキキャリパーのクイックレバーがブレーキ本体と一体化するような構造になりました。

ホイールはシマノスプロケットに対応したカンパニョーロ・ゾンダでアッセンブル。将来的にボーラシリーズなどにアップグレードすることでさらなる軽量化と走行性能を手に入れることができるでしょう。

フレームセットからの組付け、随時承ります

VIKINGではロードバイクの組付け作業を随時承っています。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

作業工賃:25,000円(税別)~ 
作業期間:1週間から10日

また、ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

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カンパニョーロ ボーラ・ウルトラホイールのオーバーホール

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カンパパニョーロの最高峰ホイールであるボーラ・ウルトラのオーバーホールをさせていただきました。ボーラ・ウルトラはカンパニョーロ自慢のカルトベアリングを採用し、回転性能が非常に高いと評判のホイールです。

コンポーネントはシマノだけどホイールはボーラをはじめとしたカンパニョーロを使用しているユーザーさんも非常に多いです。

まずはホイールからスプロケットを外し、クリーにングを済ませます。

次にリアホイールのハブを分解し、油汚れや古くなったグリスをクリーニングした状態が上の画像です。カンパニョーロのハブは上位グレードから下位まで、構造に一貫性があるので、作業はしやすいですね。

メンテナンス時に大事になのが、こちらの画像の中心にある、非常に細い円形状のバネです。このバネがぺダリングの踏み込みに重要な役割を果たしています。仮にこのバネがなかったり、折れたりするとラチェット機構が作動しなくなり、ホイールは回転するけども、ペダルが空転してしまう状況になってしまいます。これはもちろん走れない状態ですね。

そのため、オーバーホールをする際は、このバネの張りの状態をチェックし、必要に応じて交換します。

再度ハブにパーツを組み付け、タイヤ、スプロケットを装着して完成です。

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落車からフレームを守るディレイラーハンガーの交換と衝撃に反応するDi2のセーバー機能とは

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練習中に落車してしまい、Di2が停止し、ディレイラーハンガーも曲がってしましました。今回はDi2の復旧とディレイラーハンガーを交換し、調整する作業です。

ディレイラーハンガーとは

知らない方に簡単に説明すると、ディレイラーハンガーとはフレームとリアディレイラーを繋ぐパーツです。転倒した際に衝撃を吸収する役割りを果たしており、フレームの曲がりや破損を防ぐためのパーツです。カーボンフレームやアルミフレームには必ず装着されています。

では早速状況を見ていきます。

あらかじめリアディレイラーは取り外しています。画像だと変形具合がわかりにくいですが、衝撃でネジも飛んでしまっています。カーボンフレームに使用されるディレイラーハンガーはこのように取付ボルトが非常に小さいことが多いので、取付の際は紛失しないように注意が必要です。

ディレイラーハンガーを取り外すとこのようになっています。砂や油汚れをクリーニングして新しいディレイラーハンガーを取り付けていきます。

ディレイラーハンガーの取付を終えた後は、Di2のリアディレイラーを取り付けていきます。

Di2の復旧作業

Di2は転倒などからシステムを保護するため、強い衝撃を受けると、セーバー機能が働き、モーターとリンク部の接続が一時的に解除されリアディレイラーが正しく動作しなくなります。

それを正しい状態に復旧する作業は非常に簡単です。ステム下に取り付けられていることの多いジャンクションAのボタンを焼く5秒以上長押しすることでセーバー機能が解除され復旧します。

落車の影響でディレイラーの調整もずれてしまったので、再調整を行います。

バッチリ直りましたね!

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GIOS(ジオス)のアルミロードバイクLEGGEROのオーバーホールとカンパニョーロ新型ケンタウル

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遠くからでもわかる鮮やかなブルーを基調としたブランド、GIOS(ジオス)。今回はそのGIOSのアルミロードバイクであるLEGGERO のオーバーホールとコンポーネントの組み立てをさせていただきました。

さらにコンポーネントをカンパニョーロの新型ケンタウルに交換する作業も加わります。

オーバーホールの始まりは、まず既存のパーツの分解から。フレームに装着されているディレイラーやハンドルに至るまで、すべてのパーツを取り外していきます。

こちらはクランクを取り外す際の画像。ウルトラトルクと言われるクランクの規格です。今回はこちらのカーボンクランクから前述の新型のカンパニョーロ・ケンタウルを装着します。

BBも取外し、ハンガー(フレーム)内のクリーニングを行います。今回使用したのは噴射式のパーツクリーナーではなく、泡の力で汚れを浮かせる国産ケミカルメーカー「ワコーズ」のフォーミングマルチクリーナーを使用しました。

きれいにしたい箇所に泡を噴射し、しばらく放置。泡が液体状になり始めたらウェア等で拭き取ります。頑固な油汚れには非常に効果的なクリーナーです。

コンポーネントを単体の様子です。ここからさらに分解しクリーニングするパーツもあります。今回はこれら取り外したパーツをオーバーホールしつつ、フレームには新型「カンパニョーロ・ケンタウルも組み付ける工程です。

ホイールももちろんオーバーホールします。リアホイールのフリーボディを外し、クリーニングとグリスアップを行います。

ハブのラチェット機構の部分です。ペダルを漕いだ後、足を止めると「チリチリチリ」とか「カラカラカラ」などとホイールが鳴りますよね。その音を出しているのがこちらのラチェット機構になります。スモールパーツをなくさないようにメンテナンスし付け直します。

上位グレードに合わせたデザインを採用

フレーム、フォークのクリーニング後、新型ケンタウルを組み付けていきます。

新型ケンタウルはデザインをカンパニョーロの上位グレード合わせることでブランドの統一感を図っています。また、主な素材はアルミですが、カーボン強化樹脂である「テクノポリマー」等を併用して重量増加を最小限に留めているのも特徴です。

シマノの105をライバルコンポーネントと位置付けており、カンパニョーロではポテンザの下に控えるコンポーネントになります。

ブラックでマット調のリアディレイラーを装着。ケンタウルのディアディレイラーの特徴はミドルケージのみを採用している点です。ミドルケージであれば、重いギア比に対応でき、最近のトレンドである30Tなどのローギアにも対応できるので本格的なユーザーさんからエントリーユーザーまで幅広く使えるのではないでしょうか。

クランクとフロントディレイラーも新型ケンタウルに。

エルゴパワー(シフトレバー)を取り付けていきます。ポジションの変化が起きないように、マスキングテープで以前のレバー位置をマーキングしておきました。これによりエルゴパワーの装着も比較的容易にできます。

エルゴパワーはアルミと先述のテクノポリマーで構成されています。

ジオスLEGGERO ケンタウル仕様の完成

ギアやブレーキのセッティングをして、バーテープを巻いて完成です。

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オーバーホール、フルメンテナンスについて

弊社ではオーバーホール、フルメンテナンスのことをCメンテナンスと呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーさんやレースやロングライドに積極的に参加しているユーザーさんは、年に1度は行ってほしいと考えています。

作業料金は税別25,000円~となり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は1週間から10日ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:1週間から10日

ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。

関連記事:メンテナンス記事一覧

それでは。

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サイクリングエクスプレスの組立てサービス開始のお知らせ

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

海外通販をはじめ、インターネットで自転車やパーツを購入するのが当たり前になっている昨今、VIKING the MAINTENANCEでも通販で購入されたパーツの組付けを積極的に承っています。

通販の魅力の一番は何と言っても価格だと思います。国内のショップでは定価販売を行っているところも多いため、ネット販売の値引き価格は非常に魅力的に映りますよね。

インターネットを開けば、ショップに行かなくてもたくさんの情報を仕入れることができるため(正しい情報を見極める力は必要ですが)、わざわざショップに行く必要もないと考えているユーザーさんも多いでしょう。

しかし、自転車は日々のメンテナンスや組み付け精度が乗りやすさに直結します。ネットで車体を購入しても組み付けがしっかりできていないと本来のポテンシャルが発揮できないのは言うまでもありません。

サイクリングエクスプレスの組立てサービスを開始

そんな中、VIKING the MAINTENANCEではこのたび、自転車インターネット通販の大手「サイクリングエキスプレス」社と提携し、主にロードバイクの完成車組立サービスを始めました。

内容はサイクリングエキスプレスでロードバイクを購入し、納車整備をご希望のユーザーさんは組立サービスを行っているショップを選ぶことができます。今回ショップ一覧にVIKING the MAINTENANCEが加わりました。

サイクリングエクスプレスで完成車を購入したいけど組立や、その後のメンテナンスはどこに持ち込めばよいのか不安と思っているユーザーさんに非常に有効的なサービスです。

画像上のように、インターネットのLBS(位置情報)システムで、一番近い組立サービスを行うショップを確認することができます。例えば、車体の購入時に、ユーザーさんが組立サービス選ぶと自転車はVIKING the MAINTENANCEに送られ、組み立てと納車整備を行い、弊社からユーザーさんに完了のご連絡をさせていただき納車となります。

組立工賃は9,900円

サイクリングエクスプレスの完成車組立サービスの組立工賃は税込9,900円です。工賃のお支払いはサイクリングエクスプレスでの自転車購入の決済時に一緒にお支払いいただく形となります。そのためVIKINGでは工賃はいただかず、お渡しのみとなります。

VIKING the MAINTENANCEでは組立サービスを利用いただいたユーザーさんのその後のメンテナンスも承ります。注意いただきたい点として、VIKINGで車体を販売するわけではなく、あくまで組立サービスを行うのみですので、メーカー保証のお問い合わせや純正パーツのお取り寄せなどは販売元のサイクリングエクスプレスの対応になります。

完成車組立サービスはユーザーさんが安心して通販を利用できるためのサービスです。完成車はプロショップのスタッフに相談して購入するのがベストではありますが、価格の問題や近くに信頼できるショップが見当たらないなど様々な理由を感じているユーザーさんも多いと思います。

そのような場合は、ぜひサイクリングエクスプレスの完成車組み立てサービスを利用してみてください。

LINK:サイクリングエクスプレス

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シマノ純正クランクにおすすめ。回転性能も高いスギノ・コンバーターBB

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恐らくカーボンフレームの大多数は、プレスフィット(圧入型)のBBを採用していると思います。コンポーネントの乗せ換えやクランク交換時にBBも交換することは多々あると思います。

今回はプレスフィットBBの中でおすすめブランドのひとつであるスギノ製のBBを取り付けました。

スギノのプレスフィットBB(コンバーターBB)は基本的にクランクが24mmシャフトに対応したラインナップです。24mmシャフトはシマノ純正クランクと同じ太さということになります。様々なBB規格のフレームにシマノクランクを取り付ける際には、スギノの圧入式BBは非常に便利なアイテムです。

出典:スギノ

BBの規格は非常に多く、フレームメーカーによって採用するBB規格は様々です。画像上のようにシマノ純正クランクを装着する前提でこれだけのラインナップがスギノにはあります。

ガンメタ系のカラーが回転性能が高いセラミックベアリング仕様で、シルバーのアイテムがスチールベアリング仕様です。価格はセラミック仕様で16,000円前後、スチールベアリングで9,000円前後で、BB規格によって価格は異なります。

今回取り付けたBBはこちらBB30規格対応のBBです。スチールベアリング仕様をお選びいただきました。

フレームに圧入した状態がこちら。スギノのコンバーターBBは防塵防水性能が高く、基本的にメンテナンスフリーで使用ができます。シマノ純正クランクを取り付けるなら、シマノ純正BBにすれば?という意見もあるかもしれません。シマノ純正圧入式BBも防塵防水性能が高いですが、それによって回転が若干重く、スギノのように様々なBB規格に対応できていないのがデメリットなんです。

シマノ・デュラエースR9100のクランクを取り付けるとこのようになります。ドライブ側はクランクに隠れる形になるので、そこまでシルバーの部分は目立ちません。

回転性能も非常にスムーズでshimano純正よりも間違いなくおすすめできるBBです。

関連記事:バロックギアとプラクシスワークスのBBの取付カスタム@スペシャライズド

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