こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
私がユーザーさんに年に1度行ってほしい作業が、自転車のオーバーホール、フルメンテナンスです。これはロードバイクに限った話ではなく、MTB、シクロクロス、ミニベロ、クロスバイクなどすべてのスポーツ自転車におすすめしています。
今回は自転車に乗れる機会が減るオフシーズンだからこそ、VIKING the MAINTENANCEがおすすめするロードバイクのフルメンテナンス、オーバーホールの作業内容をご紹介しようと思います。
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フルメンテナンス、オーバーホールなら「Cメンテナンス」
一般的にフルメンテナンスとオーバーホールの違いは定義されていませんが、私は同じ意味で使っています。私が考えているフルメンテナンス、オーバーホールは、できる限り購入した時と同じレベルの性能に回復させることです。もしくは、さらにカスタマイズをすることで、購入時よりも高いパフォーマンスが得られるようにご案内することです。
VIKING the MAINTENANCEではフルメンテナンス、オーバーホールを「Cメンテナンス」と称してご案内しています。料金はギアの有り無し、自転車のジャンルによって変わってきますが、基本的なロードバイク完成車の場合、税別28,000円~で行っています。
VIKINGではほかにも基本的なメンテナンスのみ行う「Aメンテナンス」やワイヤーケーブル交換をセットにした「Bメンテナンス」もご用意しています。A,Bそれぞれのメンテナンスの詳細に関しては以下の関連記事をどうぞ。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
では、そのCコースは具体的にどんな作業を行うかご紹介していきます。
1.フレーム、フォーク、パーツをすべて分解
購入時と同じ性能に回復させるためには、まずフレームに取り付けられているパーツをすべて取外し、分解する必要があります。ホイール、ワイヤーケーブルはもちろんのこと、ギア周りのパーツであるコンポーネントをはじめロードバイクに取り付けられているパーツをすべて単体にしていきます。
BBなど専用工具が必要な場所もあり、丁寧に取り外していきます。BBはぺダリングをする上で重要な回転パーツです。最近のBBはフレームの形状や素材によって様々なタイプが存在しています。そのあたりの規格も把握しながら、どのような方法が性能アップにつながるかなどカスタマイズ案を考えながら取り外します。
2.洗車、パーツ、コンポーネントをクリーニング
次に分解したパーツを洗浄し、磨き上げていく作業です。時に油汚れが目立つスプロケットには専用のクリーナーを使用して、脱脂、クリーニングします。クランクやチェーンリングなども油汚れが溜まりやすい部分です。これらもアルコール系の洗浄剤を使用しクリーニングをしていきます。
BBを取り外した部分には、同じくアルコール系のクリーナーで洗浄し、新しいBBもしくは再度同じBBがスムーズに取り付けられるように、固着防止のグリスを塗ります。
また最近はプレスフィット(圧入)式のBBがローバイクを中心に多くなっています。プレスフィットの場合は基本的に取り外しはせず、ベアリングやシールのクリーニングを行います。またプレスフィット式の場合、セラミックベアリングが入った高性能のBBに交換することもおすすめしています。
関連記事:純正からのグレードアップにWISHBONE(ウィッシュボーン)のセラミックBBはどうでしょう?
こちらはカンパニョーロのコンポーネントを分解し、洗浄後の画像です。クリーニングをすることでここまできれいによみがえります。分解時の汚れや錆が激しい場合はさらにネジ1本1本まで分解し洗浄します。
こちらはシマノ・デュラエースR9100のコンポーネントを洗浄、グリスアップし組付け前の様子です。黒光りしていますね。大きな傷などがなければ新品か見間違えることもあります。
また、錆びているネジは、極力新品に交換します。これも購入時の性能に回復させるための1つの方法です。
またフルメンテナンス、オーバーホールの際に、リアディレイラーのプーリー(歯車)を回転性能が良いものにカスタムすることもおすすめしています。回転数が上がることは摩擦抵抗を抑えられるということなので、長時間ライドの疲労軽減や長期的なスピードアップにもつながります。特にロードバイクユーザーにおすすめをしているカスタマイズです。
例えば以下のようなセラミック製のベアリングを使用したプーリーなどが摩擦抵抗抑制に効果があります。
関連記事:セラミックベアリング化にRIDEAのビッグプーリーという選択。
3.ホイールの振れ取りとハブのグリスアップ
足回り=ホイールのメンテナンスも行っていきます。まずはホイールの振れ取りを行い、縦横にブレがないか確認し、調整していきます。この際スポークが曲がっていたり、折れている場合は新品に交換します。
ホイールの回転の中枢であるハブも分解洗浄し、グリスを塗ります。その際に使用するグリスは本的に粘性の低いものを使用しています。粘性が高すぎるとベトベトすることと、それによって回転を妨げる場合があるからですまた、ホイールメーカー指定のグリスがある場合はそちらを使用します。
最近は上記のようなシールドベアリングを使用しているホイールがほとんどですが、ビンテージの自転車や年季の入ったモデルは、ベアリングに鋼球を使用したものもあります。その場合は細かく分解して洗浄が可能です。
4.フレーム、フォークの磨き、ガラスコーティング
コンポーネントやパーツの洗浄、磨き上げ、調整を行った後、フレームとフォークの汚れを落とし、専用の機械を使用し磨きをかけます。フレーム、フォークがきれいになるだけでも印象が変わりますよね。
さらにオーバーホールのタイミングで、フレームのガラスコーティング施工をおすすめしています。フレームは普段なかなか裸にできませんから、オーバーホールのタイミングがばっちりなのです。上記の画像はガラスコーティング施工後の状態です。通常のワックスでの光沢よりもさらに艶が出ているように見えませんか?
ガラスコーティングは自動車やオートバイにもよく行われる加工ですが、ロードバイクを始め自転車のフレームやパーツにも施工ができます。
ガラスコーティングのメリットとして、
・ガラスに覆われたような独特の艶感が手に入る
・汚れも付きにくく、汚れが付着してもほとんどの場合水洗いで落とすことが可能
・塗装面の3倍に硬化し、小傷の入りにくいフレームになる
主に以上3つのメリットがあるので、オーバーホールの際は是非検討してみてはいかがでしょうか。オーバーホール工賃+6,000円(税別)でガラスコーティングの施工を行います。
ガラスコーティング関連記事:フレーム・フォークのガラスコーティングはオーバーホール・フルメンテナンスの時がおすすめ
5.フレーム、フォーク、パーツを再度組付け
分解洗浄したコンポーネント、パーツを組み付けていきます。今回の作業で選んだカスタマイズパーツもこのタイミングで組み付けていきます。写真はシマノの電動式リアディレイラーであるDi2です。電動式コンポーネントの組付けメンテナンスももちろん可能です。
6.ケーブル、ブレーキパッド等の消耗品の取付と油圧ディスクブレーキ
ブレーキパッドも基本的に交換を促しています。単純に減っていればもちろん交換ですが、減っていなくても、金属片が刺さっているケースがあり、リム面を傷つけてしまう可能性があるためです。
ロードバイクのブレーキパッドはカートリッジシューを採用しているタイプが多いので、ゴムの部分だけ交換します。アルミリム用のブレーキパッドとカーボンリム用は素材が異なっており、リムの素材に合わせてパッド選びます。
最近はロードバイクにもディスクブレーキ仕様が増えてきました。
VIKINGではロードバイクの油圧オイルシステムの作業もおまかせください。オーバーホールの際はディスクブレーキオイルを交換し、タッチや効きの改善を図っていきます。
全てのコンポーネント、パーツの取付が終了したら、シフト、ブレーキ両ケーブルを取り付けていきます。ワイヤーケーブルはフィーリングに関わってくる部分なので、より時間をかけて取付、調整を掛けていきます。フルメンテナンス、オーバーホールされた部品がベストな力を発揮するために、これらケーブルの調整の精度を上げることが非常に重要になってきます。
また、テフロンコーティングが施された高性能ケーブルもご用意しています。ディレイラーのプーリーと同じく、摩擦抵抗を軽減することで、ギア、ブレーキの動き、タッチが向上しストレスの少ない操作性が手に入ります。
例えばシマノ製ではデュラエースやアルテグラに採用されているポリマーコーティングケーブルが非常に摩擦抵抗が少なくおすすめです。コンポーネントは105やTIAGRAをお使いでもケーブルを高性能にすることでパフォーマンスを上げることができます。
オーバーホールの料金と納期
主に上記の6つの工程で、作業を行います。これを弊社ではCメンテナンスと呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーには年に1度は行ってほしいと考えています。
作業料金は税別25,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。
作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:約2週間
ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。
またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
関連記事:メンテナンス記事一覧
過去にCメンテナンス(オーバーホール)を行ったバイク
もしかしたらあなたと同じモデルが含まれているかも。
コルナゴ C60
キャノンデール SuperSix EVO
CHAPTER2 TERE
GIANT PROPEL ADVANCED 1
DE ROSA IDOL
キャノンデール SuperSix EVO
CANYON ULTIMATE CF SL
ビアンキ スペシャリッシマ
サーヴェロ S5
キャノンデール システムシックス
ビアンキ オルトレXR4
新車購入後、約1万キロ走行されたため、オーバーホールに入庫いただきガラスコーティングも施工させていただきました。
トレック マドンSL6
マドンSL6はご存じの方も多いかもしれませんが、ケーブルはすべてフレーム内装式となり、リアディレイラーの部分にケーブルが多少見えるくらいで、ほとんどがフレーム内に隠されています。
キャニオン エアロード CF SL
キャニオンのエアロロードバイクであるAEROAD(エアロード)。オーバーホール作業中にリムの亀裂を発見したため、ホイール交換のカスタムが加わりました。DT SWISSのアルミエアロホイールにグレードアップさせていただきました。
トレック マドン2.3
TREK(トレック)マドンのアルミモデルです。現在のマドンはカーボンフレームのみでハイスペックのみの展開となっていますが、当時は比較的手の届きやすいアルミフレームも存在していました。
またガラスコーティングも施工し、新車時と同じくらいの美しさに仕上がりました。
ピナレロ プリンス ディスク
現在はピナレロのミドルグレードのモデルであるプリンスディスク。
メインコンポーネントはシマノ・アルテグラR8070シリーズ。Di2仕様です。
トレック ドマーネ2.5
トレックのエンデュランス系ロードバイクであるドマーネ。あのファビアン・カンチェラーラも開発に携わったことでも有名なフレームです。現在はすべてディスクブレーキモデルとなっていますが、こちらは比較的初期モデルのためリムブレーキ仕様です。
スペシャライズド S-works ターマック
CANYON GRAIL Di2
2階建てハンドルが印象的なキャニオン GRAIL。グラベルロードバイクではありますがタイヤは太めのスリックをチョイスし通勤仕様にカスタムされています。
WILIER CENTO10 NDR
チェントディエチNDRと読みます。さらにチェントは伊語で100(百)でありチェントディエチで110を表します。この時点で察しが付く方も多いかと思いますが、CENTO10は2016年にウィリエール創業110周年を記念し作られたモデル名です。
キャノンデール CAAD13 DISC
もはや説明不要のキャノンデールの歴史とともに歩んできたアルミ製ロードバイク。
昨今のロードバイクのディスクブレーキ化の流れと空力性能を重視したエアロロードバイクの台頭により、CAADシリーズのフレームフォルムも大きく変化。カーボンフレームかと見間違えるほどのフォルムが現在のCAAD13 DISCです。
Cervèlo RS
約10年前のフレームでコンポーネントはシマノ・アルテグラDi2 6870仕様です。
BIANCHI FENICE
世界でも最古のメーカーに数えられる「ビアンキ」からアルミモデル「フェニーチェ」のオーバーホール・フルメンテナンス。
トレック エモンダS6
トレックはモデルグレードによりカーボン素材を細かく差別化しています。「OCLVカーボン」と呼ばれるもので、トレックが特許を取得したカーボンファイバー製法です。このエモンダS6はOCLV300カーボンを使用したモデルであり、ベーシックなカーボンです。
CANYON AEROAD CF SLX
オーバーホール・フルメンテナンス、さらにガラスコーティングを施工することで新車そっくりさんに仕上げることができました。
GT GRADE CARBON
今回はMTB黎明期から支えるGTからグラベルロード「グレード カーボン」のオーバーホールと楕円チェーンリングやビッグプーリーなどの回転系を重点を置いたカスタムをさせていただきました。
CANYON ULTIMATE CF SL
CANNONDALE SUPER SIX EVO
キャノンデールのフラッグシップモデル「スーパーシックスエボ」。非常に軽量に組まれたクライミングマシンです。
CANYON ULTIMATE CF SLX
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800
ホイール:MAVIC キシリウム・エリート(MAVICのロングセラーアルミモデル)
タイヤ:MAVIC イクシオン
◆ガラスコーティング施工
DE ROSA PLANET
コンポーネント:カンパニョーロ・ケンタウル10S
ホイール:カンパニョーロ・シャマル(カンパニョーロのアルミホイールの上位モデル)
タイヤ:コンチネンタル ゲータースキン チューブラー
◆ガラスコーティング施工
MERIDA SCULTURA
コンポーネント:シマノ・105 5800シリーズ
LITESPEED
コンポーネント:SRAM Red eTap ワイヤレスシフト(業界初のワイヤレスでギアチェンジを可能にしたSRAMの自信作)
ホイール:MAVIC コスミック プロカーボン エグザリット(エグザリット加工されたアルミリムとカーボンのハイブリットホイール)
CERVÉLO P2
コンポーネント:シマノ・アルテグラ 6700シリーズ バーエンドコントロール
ホイール:BOMA DEEP WHEEL
詳細記事:Cervélo(サーヴェロ)のTTバイク、「P2」のオーバーホール、メンテナンス
CANYON ULTIMATE CF MOVISTAR
コンポーネント:カンパニョーロ・コーラス11S(カーボン素材を多用し上位モデルに肉薄した作りを実現したモデル)
ホイール:カンパニョーロ・ユーラス
詳細記事:カンパニョーロを使用するCANYONのモビスター・チームモデルをオーバーホール
CINELLI WILLIN’
コンポーネント:カンパニョーロ・アテナ11S(カンパニョーロのミドルグレードで11速対応モデル)
ホイール:MAVIC コスミックカーボンSLRホイール
◆ガラスコーティング施工
GIANT OCR3
コンポーネント:シマノ・105 5600シリーズ
ホイール:フルクラム レーシング7ホイール
タイヤ:コンチネンタル ウルトラスポーツタイヤ(ベーシックなトレーニング用タイヤ)
Brompton
コンポーネント:スターメーアーチャー内装5速、Brompton外装2速
BIANCHI NIRONE7
コンポーネント:シマノ・SORA 3500シリーズ
LOUIS GARNEAU LGS-SIX
コンポーネント:シマノ・ターニー7速
before
スペシャライズド VITA
コルナゴ CLX
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6700シリーズ
ブロンプトン P-TYPE
オーバーホールと内装5段ハブにカスタム。合計で10段変速に。長距離ツーリングにも対応できるブロンプトンになりました。
CANYON ULTIMATE CF SLX
コンポーネント:シマノ・デュラエース9070シリーズ
before
コルナゴ ASSO
コンポーネント:カンパニョーロ ケンタウル 10S
懐かしさを感じつアルミフレームのコルナゴです。
Yanagisawa Crmo Road
コンポーネント:シマノ・デュラエース
フレーム自体は訳20年以上前のモデル。ホイールは経年劣化が激しかったため、カンパニョーロのシロッコにカスタムしました。細めのクロモリパイプに35mmのリムハイトが良い味出しています。
GIANT TCR
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800シリーズ
ガラスコーティングを施工した光沢のあるホワイトカラーとブラック基調のコンポーネントのコントラストがカッコ良いですね。
◆ガラスコーティング施工
De Rosa IDOL
コンポーネント:カンパニョーロ・アテナ11S
やっぱりデローザにはカンパニョーロがピッタリですね。弓なりのフレームに50mmのディープリムが非常に似合っています。
before
スペシャライズド ターマック
コンポーネント:シマノ・105 5600シリーズ
◆ガラスコーティング施工
コンポーネントは2世代前のものでしたが、オーバーホールすればまだまだ現役で行けます。唯一ブレーキキャリパーだけを純正から105に交換しています。これにより制動力はかなりアップします。
before
CANYON ULTIMATE CF SLX
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800シリーズ
クランク:デュラエース、パイオニアぺダリングモニター
ホイール:コリマ
オーバーホールに加え、CANYONのステム一体型ハンドルをカスタム。本格的なレースやトレーニングを意識したパーツ構成です。
コルナゴ C59
コンポーネント:カンパニョーロ スーパーレコード
ホイール:カンパニョーロ ボーラウルトラ
コルナゴのフラッグシップモデルであるC59です。現在はC60となっており、こちらは1世代前のフレームです。カンパニョーロのスーパーレコードに加え、クランクは非円形チェーンリングのROTORでまとめています。
◆ガラスコーティング施工
FELT F5
コンポーネント:シマノ 105 5800シリーズ
ホイール:レイノルズ SOLITUDE
もともとすべてのパーツのオーバーホールを予定していましたが、既存のコンポーネントが経年劣化やスモールパーツの入手困難も相まって、コンポーネントをシマノ105 5800シリーズに新調することになりました。そのためオーバーホールはホイール周りとフレーム、フォークのみとなっています。
RICHEY LOGIC クロモリ
コンポーネント:シマノ 105
ここ数年で復刻版がリリースされていますが、こちらのリッチーは当時のモデルです。リッチーは今やハンドル回りなどのコックピッドブランドとして知られていますが、もともとはMTBの生みの親でもあり、アメリカの自転車業界では「レジェンド」です。
CHAPTER2 TERE
ニュージーランド初のロードバイクブランド「チャプター2」です。創業者はもともとニールプライドを立ち上げたマイク・プライド氏。現在は第2章(CHAPTER2)としてしてこのブランドを率いています。
こちらはオーバーホールではなくコンポーネント、ホイールの組付け依頼でお預かりしました。
コンポーネント:シマノ アルテグラ R8000シリーズ
ホイール:カンパニョーロ ゾンダ
PINARELLO GAN S
ピナレロのミドルグレードシリーズであるGAN-Sです。ミドルグレードといえども上位機種であるドグマからの遺伝子を要所に受け継いでおりパフォーマンスが高い1台です。シャマルミレはアルミリムですが、プラスマ電解酸化皮膜処理(PEO処理)を施してあるためブレーキサイドもリム面と同色になります。一見カーボンホイールに見えてしまいますね。
コンポーネント:シマノ アルテグラ 6800シリーズ
ホイール:カンパニョーロ シャマルミレ
DE ROSA NUOVO CLASSICO
デローザクロモリモデルNUOVO CLASSICOです。カーボンフレームに見慣れて見舞っていると、クロモリの細いラインが非常に新鮮に見えてきます。デローザらしくグループセットはカンパニョーロを採用。シルバーが間違いないですね。
一方でホイールはMAVICのR-SYSという走りもおろそかにしないパーツ構成です。
コンポーネント:カンパニョーロ アテナ
ホイール:MAVIC R-SYS SLR
CANYON ULTIMATE CF SL
こちらはオーバーホールではなく、CANYONのULTIMATE CF SLをフレームで購入され、パーツ組付けを行いました。
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800
ホイール:フルクラム レーシング3
コルナゴ V1-r
こちらもフレームからの組付け作業です。コルナゴのエアロロードバイク「V1-r」です。非常にシンプルなカラーリングで、コンポーネントはワイヤレスシフトであるSRAM Red eTAPです。非常に軽量に仕上がった1台です。
コンポーネント:SRAM Red eTAP
GIOS LEGGERO
ジオスのアルミモデルレジェロです。オーバーホール後、コンポーネント(グループセット)をカンパニョーロ・ケンタウルに交換しました。クラシックなイメージが強いジオスですが、アルミフレームにブラック系のパーツをアッセンブルするとレーシーなイメージに様変わりします。
グループセット:カンパニョーロ・ケンタウル
CANYON ROADLITE
こちらはオーバーホールではなくコンポーネントカスタムです。CANYONのロードライトは通常フラットバー仕様ですが、シマノのアーバンスポーツコンポーネントである「METREA」(メトレア)にコンポーネントカスタム。メトレアは都市をスピーディーに移動するための手段として専用設計のブルホーンを提案しています。
コンポーネント:シマノ・メトレア
CANYON ULTIMATE CF SLX
カンパニョーロの電子シフト・スーパーレコードEPS仕様のCANYONです。
グループセット:カンパニョーロ・スーパーレコードEPS
コルナゴ CONCEPT
コルナゴのエアロロードバイク「コンセプト」80年代に同名モデルがリリースされ現在は復刻版としてリリースされています。コルナゴの美しいペイントは他メーカーにはない美しさを兼ね備えた憧れの的ですね。
コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150でまとめたDi2仕様で“完全武装”です。
コンポーネント:デュラエースR9150
ホイール:カンパニョーロ・ボーラウルトラ50
ニールプライド ALIZE
ニールプライドはニュージーランドのブランド。ヨットの製品などマリンスポーツも扱うブランドです。デュラエース9000シリーズのディレイラーにビッグプーリーをカスタムしています。
ビッグプーリーにすることでチェーンに掛かる抵抗を抑えることができ、よりローギアで効果を発揮できます。またセラミックベアリングを採用しさ羅なる摩擦抵抗軽減を実現できます。
コンポーネント:デュラエース9000
ホイール:デュラエースC35TU
ビッグプーリー:RIDEA C38
CANYON AEROAD CF SLX
CANYONのエアロロードタイプのAEROADです。ホイールはMAVICのコスミックプロカーボン。コンポーネントはシマノアルテグラ6850(Di2)仕様です。
BIANCHI INFINITO CV
ビアンキのロングライド向けロードバイクであるインフィニートCVです。CVとは「カウンターヴェイル」の略であり、振動を除去する他に類を見ない革新的なカーボン素材。マテリアル・サイエンス社と共同開発することで生まれたカウンターヴェイルシステムは、独自のカーボン繊維構造と粘弾性を持ち、フレームとフォークの剛性と強度を向上させながらも最大80%の振動を除去することができると言われています。
メインコンポーネントはシマノ・アルテグラ6800シリーズ。
CINELLI WILLI’N
2000年代中盤のモデル。メインパーツはカンパニョーロ・ベーチェ。このころのチネリの完成車にはカンパニョーロのグループセットが基本アッセンブルでした。
バーテープは当店で一番人気のシクロベーション。フレームカラーとのマッチングが絶妙でした。
グループセット:カンパニョーロ・ベローチェ
ホイール:カンパニョーロ・カムシン
タイヤ:シュワルベ・プロワンチューブレス仕様
CANYON ULTIMATE CF SLX
VIKINGではCANYON製品のオーバーホール、メンテナンス、初期組立も積極的承っています。
またオーバーホールのタイミングでホイールを新調いただきました。IMEZI製のプロジェクト167カーボンチューブレスホイールです。リムハイトは55㎜。コストパフォーマンスが非常に高く、カーボンリムも非常に信頼でいる製品です。VIKINGでももちろんお取り扱いございます。
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800シリーズ
ホイール:IMEZI プロジェクト167 カーボンチューブレスホイール55㎜
バーテープ:スパカズ
Cannondale CAAD12
アルミ製フレームの名車キャノンデールのCAA12です。
コンポーネント:シマノ・105 5700シリーズ
ホイール:MAVIC キシリウムUST
SCOTT SPEEDSTER S20
SCOTTのアルミモデルであるS20です。モデルは2011年でリア10速です。年式のわりに走行距離は長くないものの、長年固着したオイル系の汚れが難敵でした。
パーツのカラーアクセントにゴールドを使用されていたため、バーテープは迷わずシクロベーションのゴールドを選択。
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800シリーズ
ホイール:MAVIC キシリウムSR
バーテープ:シクロベーション・FUSION GOLD
コルナゴ V1-r
グループセット:カンパニョーロ・コーラス11速
ホイール:カンパニョーロ・ボーラワン
バーテープ:スパカズ ギャラクシー
ビッグプーリー:カーボンドライジャパン V3 PLUS
別途カスタムでカーボンドライジャパンのフルセラミックビッグプーリーV3 PLUSを装着。
LITESPEED FIRENZE
グループセット:カンパニョーロ・レコード11速
ホイール:HED9
DE ROSA MERAK
グループセット:カンパニョーロ・アテナ11速
ホイール:カンパニョーロ・ボーラワン チューブラー
バーテープ:スパカズ ギャラクシー
Cannondale CAAD12 Disc
コンポーネント:シマノ105 5800シリーズ
ディスクローター:デュラエース
チェーンリング:RIDEA パワーリング(楕円)
ホイール:MAVIC キシリウムエリートUST
キャノンデールのアルミモデルCAAD12のディスクバージョンです。
オーバーホールと同時にチェーンリングをRIDEAの楕円リングにカスタム。ディスクローターも放熱性が高いデュラエースにアップグレードしました。そしてホイールはUSTチューブレス。
関連記事:キャノンデールCAAD12ディスクのオーバーホールとホイール・チューブレスカスタム
コルナゴ CX-ZERO
コンポーネント:シマノ105 5800シリーズ
ホイール:カンパニョーロ・ゾンダ
CANYON ULTIMATE CF SLX
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800シリーズ
ホイール:MAVIC キシリウム PRO エグザリット
BMC TIMEMACHINE 02
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800シリーズ
ホイール:MAVIC COSMIC SL
タイヤ:コンチネンタル グランプリ5000
BIANCHI SEMPRE
コンポーネント:シマノ・105 5800シリーズ
ホイール:カンパニョーロ・シロッコ
タイヤ:ピレリ P-ZERO
WILIER(ウィリエール) GTR
コンポーネント:シマノ・105 5800シリーズ
ホイール:シマノ・デュラエースC24
タイヤ:ピレリ P-ZERO
さらにフレーム、フォークにガラスコーティングを施工し光沢がよみがえり、塗装面も傷に強くなりました。
ガラスコーティング関連記事:フレーム・フォークのガラスコーティングはオーバーホール・フルメンテナンスの時がおすすめ
MERIDA リアクト
コンポーネント:シマノ・デュラエースミックス
ホイール:MAVIC キシリウム エグザリット
タイヤ:コンチネンタル GP5000
ラピエール パルシウム600
コンポーネント:シマノ・アルテグラ 6800シリーズ
ホイール:MAVIC アクシウム
タイヤ:コンチネンタル GP5000CL
パルシウム600はロングライド、エンデュランス系を意識したフレーム。
フレーム・フォークにガラスコーティングを施工。もともと傷が少ないフレームのため光沢感がさらに増した格好です。
詳細記事:衝撃吸収機能SATを搭載「ラピエール パルシウムSL 600」オーバーホール・フルメンテナンス
オーバーホールの料金と納期
オーバーホールを弊社ではCメンテナンスとも呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーには年に1度は行ってほしいと考えています。
作業料金は税別25,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。
作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:約2週間
ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。
またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
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