こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回取り上げる話題は、非円形のチェーンリングをリリースし徐々に地位を確立しつつあるバロックギアの取付作業です。バロックギアとはチェーンリングを真円ではなく、一番脚力がかかるところに大きなギアが来るよう設計された非円形型のチェーンリングです。
同じような考え方でROTOR(ローター)もありますね。こちらの方が知名度も高く、ユーザーさんも多い、非円形チェーンリングの第一人者です。
インナーに非円形チェーンリングを使用【バロックギア】

バロックギアは、基本的に36T 前後のインナー用のみの展開です。パワーがかかる部分を90度、100度、110度、120度のサイズの中から選ぶことができます。今回は90度のバロックギアを取り付けました。
アウターは通常コンポーネントの純正チェーンリングを使用します。画像のように今回取付させていただいたのがシマノ・アルテグラR8000シリーズのクランク、いわゆる新型アルテグラです。

チェーンリングの裏はこのような感じです。取付も既存のクランクセットのボルトを使用するので特に難しくありません。
肝心のバロックギアの効果とは?
非円形ギアはヒルクライムをはじめとした登りで非常に効果があるという声が多く聞かれます。登りはスピードを重視するというより、リズムよく心肺機能を意識しながら走る方が大事なので、ペダルングパワーの入力ポイントがわかりやすいバロックギアはリズムが取りやすいようです。さらにパワーがかかりにくい箇所(上下死点)では足を休めることができることも大きな要素です。
プラクシスワークスのBBの脱着
シマノクランクにバロックギアを取付後は、クランクをフレームに取り付けるために、BBの交換です。フレームはスペシャライズドのエアロロードバイクであるVENGE(ヴェンジ)。BBはPRAXISWORKS(プラクシスワークス)のM30規格のBBカップが取り付けられていました。

M30規格のBBカップは、実は専用工具が必要で、シマノのホローテック等とサイズが似てるようで微妙に違うため、工具の代用ができません。

M30BBに対応する専用工具で取り外します。プラクシスワークスのプレスフィットBBの特徴は非ドライブ側(左カップ)が圧入になっており、ドライブ側(右カップ)はネジ切りとなっている点です。


今回新たに装着したプラクシスワークスのBBはM30規格ではなく、シマノ等でよく使われる規格を採用したモデルのため、工具もシマノ純正工具やパークツール製の工具が使用可能です。

プラクシスワークスのBBの特徴上、右カップは正ネジで締め付けていく仕組みです。

最後に左クランク側のキャップを締め込み取付完了です。
それでは。
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高性能アルミホイール カンパニョーロ シャマルミレC17 で渋く大人なロードバイクに変身
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MAVICのエグザリットと同じ加工を施したシャマルミレC17

今回はホイールのカスタムを承りました。カンパニョーロのアルミホイール、シャマルミレC17です。プラズマ電解酸化皮膜処理(長い…)が施されたホイール。簡単に言うとブレーキサイドとリムが同色になったホイールです。またはMAVICのエグザリット加工と同じ処理をした仕様です。
ブレーキサイドのシルバーの部分がないのでカーボンホイールにも見えて渋く、大人な印象も与えるホイールですね。
セラミックベアリングを使用し回転性能に定評

カンパニョーロのホイールは回転力に定評があります。その理由となるのがべアリング。シャマルミレC17にはUSB(ウルトラ・スムース・ベアリング)と言われるセラミックベアリングを採用しています。特にフロントホイールは一度回してみるといつまでも回り続けます。
BORA ウルトラなどの最上級グレードのホイールになるとCULTという最高級セラミックベアリングがアッセンブルされます。
カンパニョーロオリジナルのG3スポーク

リアホイールはカンパニョーロオリジナルのG3組。G3組とはスポークを3本ずつ等間隔に並べた組み方で見た目も非常に特徴的です(TOP画像参照)。スポークはアルミ製のエアロスポークで、太く、剛性もあり、アルミのリムと相まって非常にカッチリとした硬い乗り心地が特徴です。
ホイールのお持ち込み作業もOK
今回、シャマルミレC17自体はユーザーさんのお持ち込みで、VIKINGでホイールの精度出し等のメンテナンスを行ってから取付しました。ホイールは新品をそのままバイクに取り付けてもすぐに走れますが、振れ取り、センター出し、ハブの玉当たり調整、ホイールバランスなどを行うとより高いパフォーマンスが得られます。
VIKINGでは通販で購入したフレームやホイールの取付を積極的に承っています。購入時に送り先を弊社にすることも可能なので、是非ご相談お待ちしていますよ。
関連記事:ロードバイクおすすめアルミホイール【シャマルミレC17】
それでは。
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今回もクロスバイクのオーバーホール!【ルイガノLGS-SIX】
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
前回のスペシャライズドのレディースクロスバイク「VITA」に続いて、今回はルイガノのクロスバイク「LGS-SIX」のオーバーホールを担当させていただきました。

お持ち込みいただいた状態がこちら、長年メンテナンスされていなかったせいか、各所で汚れや錆が目立ち、ギアも正常に動かない状態でした。

通常のオーバーホール同様パーツをすべて取外し、今後使用可能なパーツは洗浄に回し、錆が酷いボルト類等は新しいパーツン交換することに。

オーバーホール完了後がこちら。だいぶきれいによみがえりました。今回かかった費用はパーツ代と工賃を合わせて約5万円。クロスバイクは10万円以下が多いジャンルなので、オーバーホールで5万以上かかってしまうと、新しい自転車を購入した方が・・・と思ってしまう事もあるかもしれません。
しかし、こちらのユーザーさんは長年慣れ親しんだ、愛着のあるこのルイガノをずっと乗り続けたいと考えていらっしゃったので今回のオーバーホールとなりました。

このように決して高級な自転車でなくても、愛情もって長く乗り続けることは非常に良い事です。VIKINGではクロスバイクのオーバーホール、フルメンテナンスも常時承っています。
オーバーホールでなくても定期的なメンテナンスを行うことで、きれいに使い続けることもできるので、日々のメンテナンスは重要ですよ!
それでは。
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スペシャライズドのレディースクロスバイク「VITA」がオーバーホールで復活
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回は、アメリカの大手スポーツ自転車ブランドであるスペシャライズドのレディース向けのクロスバイク「VITA」のオーバーホールをさせていただきました。
消耗品パーツの大半を新調

購入されてから約6年ほど。6年間大きなメンテナンスを行っていなかったため、汚れや調整のズレなどが顕著に表れていました。今回のオーバーホールでの交換パーツはシフト、ブレーキの両ケーブルの他に、
・ブレーキパッド
・チェーン
・BB
・クイックリリース
・ステムボルト
など消耗品と言われるパーツはすべて交換でご対応しました。
まだまだ現役で活躍できるクロスバイクに

長年積み重なったフレームの汚れを落とすのには時間が掛かりましたが、この通りまだまだしっかり走れるクロスバイクに復活です。
オーバーホール、フルメンテナンスについて
弊社ではオーバーホール、フルメンテナンスのことをCメンテナンスと呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーさんやレースやロングライドに積極的に参加しているユーザーさんは、年に1度は行ってほしいと考えています。
作業料金は税別25,000円~となり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は1週間から10日ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。
作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:1週間から10日
ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。
またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。
関連記事:メンテナンス記事一覧
それでは。
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スターメーアーチャー内装5段ハブに組み換えて、ブロンプトンを10速化にカスタム。
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今日はBromptonの作業。内装ハブの交換とオーバーホールです。内外装6速仕様を10速にするカスタムです。スターメーアーチャーの内容5速ハブでホイールを組み替え、既存の外装2段と組み合わせることで10速化ができるのです。
現在ホイール組の最中。また出来上がったらお知らせします。
それでは。
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CANYON(キャニオン)のフレームセットをオーバーホールしたシマノ・アルテグラで組み立て。
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
VIKING the MAINTENANCE はドイツのスポーツバイクブランド「CANYON(キャニオン)」のメンテナンスやカスタムを積極的に承っています。CANYONのユーザー直販という販売方法の都合上、その後のメンテナンス等の受け皿に少しでも協力できればという思いからそうしています。
今回はCANYON のULTIMATE CF SL フレームセットへの組み立て作業ををオーダーいただきました。
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DE ROSA からCANYONへのフレーム移植

元々ユーザーさんが使用していたフレームがこのDE ROSA(デ・ローザ)。こちらはすでにコンポーネントやホイールなどのパーツを取り外した画像です。ちなみにコンポーネントはシマノ・アルテグラ6800シリーズです。後ほどそれらをCANYONの組付けていきます。
購入して約3年ほどですが、最近ヨーロッパのレースシーンでCANYONの露出が増えていることや、購入価格のバランスも他メーカーよりも優れておりというのもあり、ULTIMATE CF SL フレームセットを選び、組換えとなりました。このデローザがイタリアンメイドではなくアジア生産品というのもひとつの理由の様でした。

CANYONのフレームは昨今のカーボンフレーム同様にケーブル内蔵式となっています。CANYONは完成車で購入するユーザーさんが多いので、最初からケーブルがセッティングされて納品されますが、フレームセットの場合、このような状態で送られてきます。
ワイヤーを通す穴から白い管(ケーブルライナー)が出てきていますが、この管が組付けの時にスムースにワイヤーを通せるように設置されています。ワイヤーが上手く通ったら白い管を抜き取る仕組みです。
ステムとシートポストもセットになっており、フォームコラムもある程度の位置でカットされてきます。
アルテグラ6800を組み付け
デローザから取り外したシマノ・アルテグラ6800シリーズをCANYONに取付けていきます。この際、あらかじめパーツの分解洗浄をしオーバーホールした状態で組み付けていきます。

CANYONのBB規格はBB86 プレスフィットです。デローザはBB30だったためBBが合いません。今回はBB86プレスフィットに対応したシマノのBBを新たに装着しました。

前後のディレイラーもオーバーホールし、きれいな状態で改めて組付けます。

ケーブル内蔵式フレームにワイヤーを通す
前述したようにCANYONのULTIMATE CF SL はケーブル内蔵のフレームです。こちらが実際にワイヤーを組み付ける様子です。

このケーブルライナーがないとインナーケーブルを通すのは至難の業です。ケーブル交換時はこのケーブルライナーを一度設置してから交換することで作業効率が圧倒的にアップするんです。

こちらはBB下からケーブル内蔵式の様子を見た画像です。ちょうどBBのパーツの下を通過する仕組みになっています。

リアブレーキワイヤーはトップチューブの中を通り、このように出てきます。ブレーキのアウター受けはCANYON専用品です。
CANYON独自のヘッドパーツ調整機構
CANYONのフレームはヘッドパーツの調整も一般的な方法と異なる機構を採用しています。と言っても特に難しいというわけではありません。

フォークを留めるステムのネジを適正トルクで締めてから、ヘッドセットの上ワンにあるトルクスタイプの芋ネジをヘッドに遊びが出ない程度まで締め込むシステムです。

調整機構の内部はこのように至ってシンプルなつくりです。この下にベアリングがあります。CANYONのフォークはコラム径が31.8mmタイプ絵を採用しており、使用できるステムが限られてしまうデメリットはあります。ステムを何か違うものに交換する際には注意が必要です。
CANYON以外で31.8mmのステムをリリースしているのはアメリカのリッチーかシマノPROが挙げられますが、残念ながら選択肢は限られてしまいます。

シートポストのヤグラ部分は2つのボルトでサドルの前後位置とアングルを調整できるようになっています。非常に調整もしやすく個人的に好印象なシートポストです。
グリップ力ならグランプリ4000SⅡ

ホイールはフルクラムのミドルグレードであるレーシング5。タイヤはグリップ力で定評のあるコンチネンタルのグランプリ4000SⅡの700×25cを選択。峠の下りでも安心して攻められる仕様ですね。
グランプリ4000SⅡはコンチネンタルのハイエンドタイヤでもあるので、7,000円と価格もそれなりにします。コスパと耐久性を求めるなら同じコンチネンタルのゲータースキン(5,500円)を選ぶと良いかもしれませんね。ゲータースキンはトレーニングタイヤとしても最適です。
組付け完了

CANYON純正のボトルケージを取り付けて完成です。さすがアルテグラですね。オーバーホールすれば新品さながらの動きを見せてくれます。コンポーネントは全てオーバーホールで対応していますが、かなりきれいに仕上がっていると思います。




ロードバイクのフレームからの組み立ても常時承ります
今回はCANYONのフレームの組付けでしたが、VIKING the MAINTENANCEではロードバイクであれば素材や仕様問わず組み付けを承っています。パーツのお持ち込みももちろんOK!是非お問い合わせください。
またCANYONは冒頭でも紹介しましたが、ユーザーさんにインターネットで直接販売するため、到着後の組立ては自らでしなくてはいけません。組立てに自信のない方や専門知識を持った人にお願いしたい場合は是非VIKING the MAINTENANCEをご利用ください。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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ロードバイクのオーバーホール コロンバス・ZONAフレームを使用「colossi cycling」
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今回のオーバーホールは、「colossi cycling」のスチールフレーム。colossiはあんまりなじみのないブランドですが、ロードバイクのハンドメイドフレームをはじめコンポーネントなど幅広くリリースしている中国に本拠地を置くブランドです。
創業者はオランダ人ですが、自転車業界の生産拠点がアジアに写ったことで、コストの安い中国で生産をしています。colossiは有名ブランドのOEMも手掛けていることでも知られています。
コロンバス・ZONAを使用したクラシックなスチールフレーム

オーバーホール後の写真です。もともと傷や汚れが目立っていたのですが、ここまで回復することができました。メインコンポーネントはシマノ・ティアグラ10速です。フレームのつなぎ目は溶接ではなくラグを採用し、クラシックなハンドメイドバイクのイメージを確立。

フレームの素材となるスチールはコロンバス社のZONAを採用し、強度と軽量化のバランスを図っています。鳩のマークのコロンバスです。

ヘッドチューブは1インチのスレッドを採用。ヘッドチューブのイラストは昔のヨーロッパの国や街のロゴの様ですね。
オーバーホールはCメンテナンス

弊社ではオーバーホール、フルメンテナンスのことをCメンテナンスと呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーさんやレースやロングライドに積極的に参加しているユーザーさんは、年に1度は行ってほしいと考えています。
作業料金は税別25,000円~となり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は1週間から10日ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。
作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:1週間から10日
ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。
またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
関連記事:メンテナンス記事一覧
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ロードバイクのタイヤ選び方の参考に。コンチネンタル グランプリシリーズの太さを比較。
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今日はコンチネンタルタイヤのお話です。
カーボンチューブラーやカーボンクリンチャーリムがスタンダードになってきているロードバイク完組ホイール界ですが、さらにワイドリム化(リム幅が広いこと)によってタイヤも700×23cから25cが基本路線になってきています。
例えばカンパニョーロの「C17」と表記されている完組ホイールはリムのリム幅の内径が17mmという意味で、言い換えれば700×25cのタイヤを推奨してるモデルとなります。
そんな700×25cのタイヤがメインとなっている各タイヤメーカーですが、そのメーカーのモデルによって若干の幅(太さ)の違いがみられます。特にコンチネンタルのクリンチャータイヤが良い例なので紹介していきましょう。
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グランプリシリーズでも太さに大きな違いが
コンチネンタルのロードバイク用のタイヤでメインとなるシリーズがグランプリシリーズでしょう。
グランプリ 4000SⅡ(7,000円)
グランプリ アタック&フォース(7,900円)
グランプリ スーパーソニック(7,400円)
グランプリ 4シーズン(7,400円)
グランプリ TT(8,300円)
グランプリ クラシック(5,100円)
グランプリ(5,100円)
グランプリシリーズは上記のようにクリンチャーだけで7モデルもあり、まさにコンチネンタルタイヤの屋台骨を支えています。今回すべてのモデルの説明は省きますが、一番上の「4000SⅡ」と一番下の「グランプリ」が同じ太さの表記でも実際見てみると大きく違うんです。
4000SⅡの方が太い
結論から申し上げると、4000SⅡとグランプリは同じサイズで比較すると、4000SⅡの方が23c、25cともに明らかに太く見えます。しかしながら太い4000SⅡの方が重量は軽く仕上がっています。重量に関してはタイヤのTPIが大きな意味を持っています。そのTPIに関しては後ほど説明します。

実際に4000SⅡの25cを見てみると、クロスバイクでよく使われる700×28cかと思うほどの太さに見えます。逆にグランプリは4000SⅡに比べて細い印象ですが、これが他社を含めた一般的なサイズに思えます。
個人的な考えですが、カンパニョーロのボーラクリンチャーなどのワイドリムを使用していても、4000SⅡであれば23cで十分対応できると思っています。むしろ25cを選ぶとかなり太く感じるのと、逆に路面抵抗が大きくなるような気がしてちょっと不安に思います。
4000SⅡは数あるロードバイクのクリンチャータイヤ(23c、25c)の中で間違いなく太い部類に入る訳です。
フレームクリアランスのチェックは確実に

ここで気を付けたいのがフロントフォークやフレームとのクリアランス(隙間)です。最近のロードバイクのフレーム(特にカーボンフレーム)は太めのタイヤにも対応できるようにクリアランスに余裕を持たせているので問題ないことが多いですが、クラシックなスチールフレームや一昔前のフレームには25cを入れると接触してしまう可能性もあるので要注意です。特に4000SⅡを検討しているユーザーさんは確認しておいた方が良いでしょう。
最近のトレンドが25cだからと言って安易に4000SⅡの25cを選ぶとイメージと違ったと後悔するかもしれないので事前にフレームとタイヤの特徴を知っておく事が大事だと思います。
TPIでタイヤの特徴がわかる
先程フレーズが出たTPIについて説明します。タイヤは大雑把に言うとゴムと繊維からできています。
TPIとはタイヤ1インチ(2.54cm)四方あたりの繊維の総数のこと。4000SⅡがTPI330でグランプリがTPI180です。TPIの数値が高いほど1インチ当たりの繊維が多く(細い)、逆にTPIの数値が低いと繊維が太いという意味になります。
繊維の数が多いと、しなやかさ(柔軟性)が増し、振動吸収性を得られるので、荒れたアスファルトの路面では比較的乗り心地の良いタイヤになります。さらに繊維が多いことで逆にゴムの量が少なくなるため軽量化が実現できます。
高性能や高価格のタイヤは押しなべてTPIが高い傾向にあり、タイヤを選ぶ時は是非チェックしてみてください。
最後に

コンチネンタルタイヤはグリップ力を押すメーカーなので、コーナーでの安定感を求めたいユーザーさんにはおすすめのメーカーですよ。
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バーテープと言ったら「SILVA」はじめました。
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1966年にイタリアで創業し、バーテープブランドとして世界的に有名なブランド「SILVA」の取扱いをはじめました。創業時からイタリア国内の自社工場で製造された製品は、数多くのプロチームも使用しています!
SILVAのラインナップを軽く紹介

Cork Tape(コルクテープ)価格 1,450円(税別)
標準的なコルク素材です。

Morbidone Tape(モルビダンテープ価格) 1,450円(税別)
ヘアライン加工されタオル素地のような素材になります。私も愛用しているモデルです。

Forello Tape(フォレロテープ)価格 1,450円(税別)
モルビダンテープに穴あき加工に施されています。

Metal Fori Tape(メタルテープ)価格 2,400円(税別)
メタリックな光沢でハンドル回りを派手さを。
バーテープの老舗だけあり、コルクを基本素材に多用しオーソドックなモデルが多いのが特徴です。価格もお手頃なものが多いので手軽にお試しできますね。
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SRAM RED BB30用クランク交換とQファクター
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本日の作業はクランク交換。SRAM RED の52-36Tから同じくSRAM RED の50-34Tに変更です。SRAMはチェーンリング単体で販売していないため、歯数を小さくしたい場合はクランクごと交換になってしまうという融通が利かない一面もありますね。
正確にはフレームがスペシャライズドのS-WorksなのでBBは独自規格のOSBBですが、クランクはBB30用を使用します。取付は問題なく完了ですが、OSBBにスピンドルの短いBB30用のクランクを取り付けるとQファクターが狭くなってしまうのがすごく気になります。
今回のユーザーさんは女性で小柄な方なので問題ないかもしれませんが、一般的な体格の男性はこの組み合わせで乗るとポジションが出ない可能性が高いでしょう。これが近年BB30規格のフレームが激減している理由の大きなところです。
それでは。
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