こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回は、praxisworks(プラクシスワークス)のコンバージョンBBに取付をさせていただきました。コストカットのために完成車にアッセンブルされている、クランクのスピンドルが30mmのタイプのものや専用設計のクランクを使用しているユーザーさんが、変速性能を優先するためシマノクランクに交換したいときに便利なのがプラクシスワークスのコンバージョンBBです。
関連記事:【プラクシスワークス】スペシャライズドのOSBBにシマノクランクを装着
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シマノクランクは24mm
BB30やPF30などのBB規格が増え、30mmのスピンドルのクランクを主力としているメーカー(FSA,ROTORなど)が多い中、シマノクランクのスピンドルは一貫して24mmです。

スピンドル幅を30mmにするメリットとして、アルミ製のスピンドルが採用できるため軽量化につながり、剛性(硬さ)もアップすることができます。
しかし、シマノの場合、スピンドル幅を24mmと若干細くし、素材をスチールにすることで強度と、剛性のバランスを保てるという考え方です。
さらにシマノクランクは純正パーツの相性から見ても、一番変速性能が高いことは間違いありません。
今回もFSAのクランクからシマノのDURA-ACE9000シリーズのクランクに交換しました。
30mmクランクとベアリングの取り外し
今回のフレームのBB規格はBB30です。まずは元々装着されているクランクとBBを取り外します。BB30とはフレームのBB部分の横幅(シェル幅)が68mmでBB部分の内径が42mmものを指します。
BB30は採用しているメーカーが比較的多いBB規格です。

左クランクのボルトを緩めると自動的にクランクが外れる仕組みです。

左クランクが外れると、星形の嵌合部分が見えます。

ショックレスハンマーを使って、軽くたたきながら外していきます。

右クランクとスピンドルはつながっている構造です。ここまで来れば手で外れます。

専用工具を使用して、BBのベアリングを取り外します。

クランクとベアリングが外れた状態です。この中を洗浄し、コンバージョンBBを取り付けていきます。
コンバージョンBBの取付
ここからプラクシスワークスのコンバージョンBBを取り付けます。

取付の順番はまず左側(ノンドライブサイド)をフレームに圧入し、右側(ドライブサイド)は締め込む方法です。

専用工具を使用して左側をフレームに圧入します。

圧入後の右側(ドライブサイド)部分です。左側から圧入したBBがここまで来ます。そのネジが切っている部分に右側のBBを締め込む仕組みです。

TIGHTENという表記されている方向に締めこんでいきます。

締めこむにはBB専用工具が必要です。共回りしないよう左側を抑えながら締めこんでいきます。

両サイドにベアリングを守るオレンジ色のシールを取り付けて完了です。これで24mmのシマノクランクが取り付け可能になります。

無事にすべて完了しました。これでコンポーネントの統一感も出てより車体が引き締まった印象になることでしょう。
最後に
今回のコンバージョンBBの取付は、専門知識と要所で専用工具を使用するため、ユーザーさんが個人的に作業するよりは、こちらでお任せいただいた方が良いと思います。
今回のケースをお考えの方、ぜひ作業させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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それでは。
CANYON(キャニオン)のオーバーホールとRed eTapへカスタム
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回はCANYON(キャニオン)のUltimate CF SLX 8.0 のオーバーホールとカスタムのオーダーをいただきました。
キャニオンはインターネットでユーザーに直販するスタイルをとるメーカー。ロードバイクを取り扱う自転車店では販売されていない特殊なメーカーです。
関連記事:「ネット販売のCANYON(キャニオン) 全ラインナップの組立て、メンテナンス承ります。」
VIKING the MAINTENANCEでは、キャニオンを購入したユーザーさんのその後のメンテナンスを喜んで承っています。(※キャニオンから公式にメンテナンスサービスをお願いされているわけではありません)
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独自規格のヘッド調整
キャニオンのヘッド周りは他のロードバイクと違った調整方法なので、ご紹介しておきます。

キャニオンのヘッドパーツはボルトで締めるトップキャップがなく、キャニオンロゴがついた蓋をはめる仕組みです。

矢印のネジがベアリングの玉当たりを調整するネジです。調整する順序は、まずステムのボルトを締めてから、玉当たりのボルトを締め込み調整をします。

内部はこのようになっています。

古くなったグリスを拭き取り、新しいグリスを塗ります。
ヘッドパーツの調整は、特殊な工具を使うことが無いため手軽に行えますが、ベアリングというデリケートなパーツがあるので、できれば当店にお任せいただきたい部分です。
SRAM etapをインストール
ひと通りパーツの分解洗浄を終えたところで、今回はカスタムとしてSRAM Red eTapの組付けです。
関連記事:「ロードバイク コンポーネント SRAM スラム Red eTAP の実力。」

Red eTapのフロントディレイラーです。赤い部分はバッテリーを取り付ける際に外します。ディレイラーの端子を保護するために取り付ける部品です。バッテリーを充電する際に取り付けておきます。








Red eTapは、シフトブレーキレバー、フロントディレイラー、リアディレイラーと充電器のセットで販売されています。今回のように変速段数が合っていれば、シマノのスプロケットやクランクが使用できます。
すべてSRAM Redをインストールすれば統一感が出て格好良いと思いますが、予算の都合で最小限で対応することも可能なのです。
そうすることでワイヤレス電動シフトが手に取りやすくなると考えるSRAMの戦略かもしれません。
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他店で購入の自転車のメンテナンス、部品の取付もお気軽に

キャニオンに限らず、ネットで自転車を購入するとメンテナンスやカスタムをどこで頼めばよいのか悩んでいる方は非常に多いと思います。そのようなユーザーさんは是非VIKING the MAINTENANCEをご利用ください。
また、部品を持ち込んで取付だけお願いしたいというユーザーさんもお気軽にお申し付けください。
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それでは。
TREKのプロジェクトワンって知っていますか?
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
アメリカナンバーワンの自転車ブランド、TREK(トレック)が展開しているプロジェクトワンをご存知ですか?
プジェクトワンとは、プロジェクトワンとは、TREKのラインナップの中から、モデル、カラー、アッセンブルパーツの種類やサイズ等を選ぶことによって世界に一台しかない、あなただけのTREKを作ることができるオーダーシステムです。
今回マイペースに自転車を楽しむためのメディアにて、プロジェクトワンをたくさんの人に知ってもらうための記事を寄稿させていただきました!
是非ご覧ください!
タイトル「デザインは15,000通り!あなただけのTREKがつくれるプロジェクトワンとは」
http://jitensha-hoken.jp/blog/2016/12/trek-project-one-2/
年末年始の営業日程のご連絡です。VIKING the MAINTENANCEは基本的にご予約いただいてからの来店をメインとしていますが、ご対応できる日程は明記する必要があると思いますので、お知らせします。
最終営業日 12月29日(木)
年始営業再開日 1月5日(木)
12月29日まで頂いたお問い合わせに関しましては、年内にご返答させていただき、作業の日程をご相談させていただきます。
30日~4日の間に頂いたお問い合わせに関しましては、営業再開する5日から順番にご返答させていただきます。
ロードバイク初心者必見 上手なギア変速の方法
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
ロードバイクはスピード、軽さ、快適性などほかの自転車よりも高いレベルで体験できる自転車です。メンテナンス性も高いので長く付き合える自転車であることは間違いありません。今回はロードバイクをはじめたばかりで、乗るたびに機能や操作方法を勉強しているというユーザーさんに参考になる内容をご用意しました。
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効果的なギアチェンジで快適な走りを

上手にギアチェンジ出来ていますか?
ギアの変速は慣れている人にとっては当たり前のことですが、これからロードバイクをはじめるユーザーさんにとってギアチェンジのコツを掴むことでより快適に乗れるようになります。今まで特に意識せずギアを操作してきた方や機械の操作に慣れていない女性は必見かもしれません。
坂道や気温、向かい風などサイクリング中は常に状況が変化していきます。そこで大事なのは脚力や持久力ですが、効果的なギアチェンジをすることによって、無駄な体力や筋力を使わなくて済む場合もあるのです。
ビギナーにとってギアチェンジが効果的にできると、より遠くへ行きたくなり、サイクリングがまた一段と楽しくなるでしょう。そんなギアチェンジの上手な使い方をご紹介していきます。
ギアのシステムを理解する
効果的なギアチェンジを覚えるためには、まずロードバイクのギアシステムを理解することからはじまります。ロードバイクをはじめとしたスポーツ自転車は主に前のギアと後ろのギアを組み合わすことで変速しています。
ロードバイクのほとんどが、前ギアに大小2枚のギア板を持ち、それを動かすフロントディレイラー本体があります。大きい方のギア板は漕ぎ味が重く、小さい方は逆に軽くなる仕組みです。

後のギアは、ロードバイクのモデルによって大小8段から11段までのギアを装備しています。一番小さいギアをトップギアと呼び、漕ぎ味が重くなります。一番大きいギアはローギアと呼び、漕ぎ味が軽くなります。
ギアチェンジのタイミングとは
では様々な路面状況に対応するために、よくあるシーンに例えて、ギアチェンジのタイミングを説明していきます。

1.ゆっくり走るときやストップ&ゴーが多い都市部での走行時は、前のギアをインナーギア(小さい方)の位置にしておくと、膝に負担が少なく快適に走ることができます。
2.登りの手前では、フロントディレイラーをインナーギア(小さい方)にして、リアディレイラーはより軽めのギアにチェンジして登り始めるのがおすすめです。途中まだこげる余裕が出てきたら、リアディレイラーを何段か重くしてみると良いですね。
3.坂の多い状況や向かい風が激しい日などは、フロントギアをインナーギア(小さい方)と後のギアもローギア周辺の組み合わせを使い筋肉にかかる負荷を抑えめにし、ペダルの回転数を下げすぎないようにするのが効果的です。
4.緩やかな下り坂や追い風の場合は、その好条件を利用してフロントギアをアウターギア(大きい方)と後のギアはトップギア周辺を使ってみましょう。驚くほどスピードアップができます。もちろんスピードの出しすぎには要注意ですが、安全と確認できれば非常に快適に走れます。
5.信号がない直線では、フロントギアはアウターギア(大きい方)にしてペダルの回転数を上げることで巡航、いわゆる安定した速度を保つことができます。このとき後ろのギアを重くしすぎると回転数も上がらず疲れてしまうので、筋肉に負荷を与えずに回転数を上げていくのがコツです。
注意すべきギアの組み合わせ
ギアチェンジのタイミングを説明してきましたが、ここからちょっと応用編です。前と後ろのギアの組み合わせの中で、チェーンの負担が大きくなることであまりおすすめしない組み合わせがあるんです。
自転車のチェーンのラインはフレームに対して、極力平行にすることで、高い変速性能やチェーン脱落を防ぐことができます。
逆にチェーンのラインが斜めになってしまうと、カリカリと異音が出たり、チェーン脱落の原因となってしまうことが多いのです。
推奨するギアの組み合わせ

前のギアをインナーにしたときに、チェーンのラインが斜めになりすぎない組み合わせがこちらです。インナーギアを使用する場合はこの範囲内のギアを使用することをおすすめします。

またアウターギアにしたときも同じようにこちらの組み合わせをおすすめします。
おすすめしない組み合わせ

チェーンがフロントギアのインナーにあるときは、後ろのギアをトップ側にチェンジすると、チェーンがフロントディレイラー本体のプレートに干渉しカラカラと音が発生する場合があります。さらにチェーンラインの角度が斜めになるためチェーンの脱落の危険性も出てきます。

逆の場合も同じです。このように前後のギアの組み合わせによってギアのトラブルが発生する可能性があることを認識しておくと良いでしょう。
最後に
ギアシステムはロードバイクの心臓部です。この使い方が上手くなると、スピードアップや体力の消耗を抑えることが可能になります。何気なくギアをいじるのではなく、路面状況等に合わせて、頭で考えながらギアを動かしていくことをおすすめします。
それでは。
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年末年始のVIKING the MAINTENANCE
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
ぎりぎりになってしまい申し訳ありません。年末年始の営業日程のご連絡です。VIKING the MAINTENANCEは基本的にご予約いただいてからの来店をメインとしていますが、ご対応できる日程は明記する必要があると思いますので、お知らせします。
最終営業日 12月29日(木)
年始営業再開日 1月5日(木)
12月29日まで頂いたお問い合わせに関しましては、年内にご返答させていただき、作業の日程をご相談させていただきます。
30日~4日の間に頂いたお問い合わせに関しましては、営業再開する5日から順番にご返答させていただきます。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願い致します。
VIKING the MAINTENANCE
石橋 徹也
【プラクシスワークス】スペシャライズドのOSBBにシマノクランクを装着
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
ちょっと小難しい話になるのですが、ここ数年ロードバイクのBBの規格が非常に乱立しています。カーボンフレームはデザインの自由度が高いため、各メーカーがフレームの剛性(硬さ)の最適化を果たすため様々なBB規格を投入しているのです。
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BBの規格は、主にBB取り付け部分の横幅(シェル幅)、内径の組み合わせにより決められます。シェル幅が同じでも内径が異なれば規格も異なります。
ひと通りBBの規格を挙げてみると、スタンダードBB(ネジ切り)、BB30、PF30、BB86、BB90、BB386EVO、BB right、BB65、OSBB。もう訳わからないといっても良いでしょう。
一般のユーザーさんは、これら全てのBB規格を覚える必要はもちろんありませんが、自分のフレームのBB規格だけは覚えておくと良いでしょう。今後、BBの交換や回転性能が高いBBのカスタムをするときに役に立つと思いますよ。
確認する際は、自転車メーカーのカタログのスペック表にBB規格の種類が記載されていると思います。
スペシャライズドのOSBBにシマノクランクを
BBの規格はたくさんあっても、使用するコンポーネントは限りがあります。例えばスペシャライスドの独自BB規格であるOSBBは、そのままではシマノ製のクランクが使用できないBBです。
スペシャライズドの完成車を見ると、ディレイラーやブレーキはシマノが装着されていますが、クランクだけ別のものがついている場合があります。スペシャライズドはOSBBとそれに対応するスペシャライズドオリジナルクランクを開発することで、クランクの剛性や性能の最適化を考えたのだと推測しますが、全て同じコンポーネントでそろえないと変速性能が不安と感じるユーザーも少なくないと思います。

そこでスペシャライズドのOSBBにシマノクランクが装着できるBBアダプターがpraxisworks(プラクシスワークス)というパーツメーカーからリリースされています。

praxisworks(プラクシスワークス) コンバージョンBB OSBB
参考価格:税別8,500円
これを装着することで、シマノクランクが装着できるようになるので、コンポーネントをすべてシマノで統一することができます。また、別モデルでカンパニョーロのウルトラトルククランク用やSRAMのGXPクランク用もそれぞれリリースされています。(同じく税別8,500円)ウルトラトルククランクは、スーパーレコード、レコード、コーラスが採用するクランクです。
BBの回転性能を高めたセラミックベアリング入りのモデルも出ています。ケイデンスの向上に大きく貢献してくれるBBのセラミック化はやって損はないカスタムだと思いますよ。(参考価格:税別19,000円)
praxisworks(プラクシスワークス)価格表
http://www.trisports.jp/?q=catalog/term/622
お持ちのスペシャライズドのフレームがOSBBでシマノクランクに交換したい方、ぜひプラクシスワークスをご検討ください。
取付には知識と工具が必要
praxisworksのBB装着には専門的な知識と専用工具が必要です。取付の際はVIKING the MAINTENANCEまでご用命ください。
お持ち込みでの作業依頼も歓迎します。細かいことでも良いので何でも是非お問い合わせください。
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Vブレーキもまだまだ健在 シマノ トレッキングバイクコンポーネント
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
ロードバイクにもディスクブレーキ化が当たり前になった最近、MTBに至ってはディスクブレーキでないと話にならない状況になっています。
しかし、Vブレーキもまだまだ健在ですよ。もちろん進化もしています。クロスバイクや昔のMTBのレストアにはVブレーキが大活躍です!

Vブレーキ本体 BR-T780 参考価格:税別3,740円
ブレーキレバー BL-T780 参考価格:税別7,044円
BLACK or SILVER
シマノのトレッキングバイクコンポーネントでXTグレードが存在します。ブレーキパッドはカートリッジ式でロードバイクのブレーキパッドのようにパッドのみの交換が可能。
Vブレーキはワイヤー式なので、自分でメンテナンスを覚えれば難しい事ではありません。ラインナップはXTだけではなくSLX、DEORE、ALIVIO、ACERAと豊富にそろっています。予算に合わせて選べる手厚いラインナップです。
シマノ トレッキングバイクコンポーネントの詳細はこちら
http://cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/components1/trekking-bike.html
しかし、Vブレーキを使用する上で悩ましいことがあります。それは26インチのVブレーキ対応の完組ホイールが少ないこと。26インチユーザーにとって選択肢が無くなり、手組で組む必要がでてしまうこともあります。
しかし、選択肢が少ないながらも、安定した性能を持った完組ホイールがあります。

MAVIC クロスライドUB 前後セット参考価格:税別29,160円
大手ホイールメーカーのMAVICが26インチVブレーキ用のホイールセットをリリースしています。安定した性能を持つMAVICなので、間違いない選択となるでしょう。
時代の流れには逆らえませんが、良いものは長く使えるようにこう言った少数派のコンポーネントも生産し続けてほしいですね。
コンポーネントの組み換え、カスタマイズ常時受付中。
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
LOOK 695 AEROLIGHT にシマノDURA-ACE9000の組み付けの依頼をいただきました。







DURA-ACEの最新機種はR9100番台へと進化しましたが、9000番台でも十分すぎる精度があります。
VIKING the MAINTENANCEでは、コンポーネントの組み換えをはじめカスタマイズを随時承っています。パーツをお持ち込みいただいても喜んで作業しますので、お気軽にお問い合わせください!
毎年1度は行いたいロードバイクのオーバーホール、フルメンテナンス。コースと作業工程のご紹介
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
私がユーザーさんに年に1度行ってほしい作業が、自転車のオーバーホール、フルメンテナンスです。これはロードバイクに限った話ではなく、MTB、シクロクロス、ミニベロ、クロスバイクなどすべてのスポーツ自転車におすすめしています。
今回は自転車に乗れる機会が減るオフシーズンだからこそ、VIKING the MAINTENANCEがおすすめするロードバイクのオーバーホール、フルメンテナンスの作業内容をご紹介します。
オーバーホール、フルメンテナンスなら「Cメンテナンス」

一般的にフルメンテナンスとオーバーホールの違いは定義されていませんが、VIKINGは同じ意味で使っています。VIKINGが考えているフルメンテナンス、オーバーホールは、できる限り購入した時と同じレベルの性能に回復させることです。もしくは、さらにカスタマイズをすることで、購入時よりも高いパフォーマンスが得られるようにご案内することです。

VIKING the MAINTENANCEではフルメンテナンス、オーバーホールを「Cメンテナンス」と称してご案内しています。料金はギアの有り無し、自転車のジャンルによって変わってきますが、基本的なロードバイク完成車の場合、基本工賃として税別28,000円~と交換を要した部品代の合計をいただく形になります。
簡単に合計料金のシミュレーションしますと下記の具合です。

基本工賃と補修系の部品代を合わせて約55,000円前後です。リムブレーキ機械式シフトのユーザーさんであればこの料金が一つの目安となります。ただユーザーさん一人ひとり自転車の状態は異なりますので、交換部品がさらに増えたり、逆に少なく済むケースもあります。
VIKINGではほかにも基本的なメンテナンスのみ行う「Aメンテナンス」やワイヤーケーブル交換をセットにした「Bメンテナンス」もご用意しています。A,Bそれぞれのメンテナンスの詳細に関しては以下の関連記事をどうぞ。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
では、そのオーバーホール(Cメンテナンス)は具体的な作業内容をご紹介していきます。
STEP 1 洗車

VIKINGのオーバーホールはまず洗車から始まります。ライトやメーター等のアクセサリーは予め取り外し車体全体を水洗いします。VIKINGの洗車はまずパーツクリーナーやディグリーザーで全体の油汚れを落とし、ある程度きれいになった時点で泡洗車を行います。

水をかけてすすぎをするとこの通り大まかな汚れはある程度落とすことができます。ただオーバーホールは隅々までメンテナンスを行いますので、この状態からでは見えない汚れ、劣化が多く潜んでいます。
STEP 2 フレーム、フォーク、パーツを分解

洗車を終え、余計な水分を吹き飛ばした後はフレームに取り付けられているパーツをすべて取外し、分解していきます。ホイール、ワイヤーケーブルはもちろんのこと、ギア周りのパーツであるコンポーネントをはじめロードバイクに取り付けられているパーツをすべて単体にしていきます。
BBなど専用工具が必要な場所もあり、丁寧に取り外していきます。BBはぺダリングをする上で重要な回転パーツです。最近のBBはフレームの形状や素材によって様々なタイプが存在しています。そのあたりの規格も把握しながら、どのような方法が性能アップにつながるかなどカスタマイズ案を考えながら取り外します。
STEP 3 パーツをクリーニング
次に分解したパーツを洗浄し、磨き上げていく作業です。STEP 1の洗車である程度の汚れは落ちているのですが、洗車では見えなかったり、届かなかったりした部分や、駆動系回りの汚れは洗車では完全に落としきれないため、専用のクリーナーを使用して、脱脂、クリーニングします。


BBを取り外した部分には、同じくアルコール系のクリーナーで洗浄し、新しいBBもしくは再度同じBBがスムーズに取り付けられるように、固着防止のグリスを塗ります。

昨今はプレスフィット(圧入)式のBBがローバイクを中心に多くなっています。プレスフィットの場合は基本的に取り外しはせず、ベアリングやシールのクリーニングを行います。またプレスフィット式の場合、セラミックベアリングが入った高性能のBBに交換することもおすすめしています。摩擦抵抗が減り、回転効率の向上につながるカスタムです。VIKINGではコストパフォーマンスが非常に高いWISHBONE製のセラミックBBをおすすめしています。
関連記事:純正からのグレードアップにWISHBONE(ウィッシュボーン)のセラミックBBはどうでしょう?


こちらはカンパニョーロのコンポーネントを分解し、洗浄後の画像です。クリーニングをすることでここまできれいによみがえります。分解時の汚れや錆が激しい場合はさらにネジ1本1本まで分解し洗浄します。

こちらはシマノ・デュラエースR9100のコンポーネントを洗浄、グリスアップし組付け前の様子です。黒光りしていますね。大きな傷などがなければ新品か見間違えることもあります。

また、錆びているネジは、極力新品に交換します。これも購入時の性能に回復させるための1つの方法です。

またフルメンテナンス、オーバーホールの際に、リアディレイラーのプーリー(歯車)を回転性能が良いものにカスタムすることもおすすめしています。回転数が上がることは摩擦抵抗を抑えられるということなので、長時間ライドの疲労軽減や長期的なスピードアップにもつながります。特にロードバイクユーザーにおすすめをしているカスタマイズです。
例えば以下のようなセラミック製のベアリングを使用したプーリーなどが摩擦抵抗抑制に効果があります。


関連記事:セラミックベアリング化にRIDEAのビッグプーリーという選択。
STEP 4 ホイールのメンテナンス

オーバーホールではもちろんホイールのメンテナンスも行っていきます。まずはホイールの振れ取りを行い、縦横にブレがないか確認し、調整していきます。この際にスポークが曲がっていたり、折れている場合は新品に交換します。

ホイールの回転の中枢であるハブも分解洗浄し、グリスを塗ります。その際に使用するグリスは基本的に粘性の低いものを使用しています。粘性が高すぎるとベトベトすることと、それによって回転を妨げる場合があるからです。

また、ホイールメーカー指定のグリスがある場合はそちらを使用します。DT SWISS社のハブは同社専用グリスを使用します。

カンパニョーロのハブを分解するとこのように多数の部品で構成されているのが分かります。オーバーホールではここまで分解し、メンテナンスを行っていきます。
STEP 5 フレーム、フォークのクリーニング、磨き、ガラスコーティング

コンポーネントやパーツのクリーニング、グリスアップを行った後は、洗車で部分的に残ったフレームとフォークをクリーニング、さらに専用の機械を使用し磨きをかけます。フレーム、フォークがきれいになるだけでも印象が変わりますね。

さらにオーバーホールのタイミングで、フレームのガラスコーティング施工をおすすめしています。フレームは普段なかなかフレームを単体にできませんから、オーバーホールのタイミングがばっちりなのです。上記の画像はガラスコーティング施工後の状態です。通常のワックスでの光沢よりもさらに艶が出ているように見えませんか?
ガラスコーティングは自動車やオートバイにもよく行われるサービスですが、ロードバイクを始め自転車のフレームやパーツにももちろん施工できます。
ガラスコーティングのメリットとして、
・ガラスに覆われたような独特の艶感が手に入る
・汚れも付きにくく、汚れが付着してもほとんどの場合水洗いで落とすことが可能
・塗装面の3倍に硬化し、小傷の入りにくいフレームになる
主に以上3つのメリットがあるので、オーバーホールの際は是非検討してみてはいかがでしょうか。オーバーホール工賃+6,000円(税別)でガラスコーティングの施工を行います。
ガラスコーティング関連記事:フレーム・フォークのガラスコーティングはオーバーホール・フルメンテナンスの時がおすすめ
STEP 6 パーツの再度組み付け

以前のSTEPで分解洗浄したコンポーネント、パーツを組み付けていきます。また今回の作業で選んだカスタマイズパーツもこのタイミングで組み付けていきます。この段階では完全に精度を出すというより、仮組に近い状態にして、最終工程の全体調整で完璧にします。
写真はシマノの電動式リアディレイラーであるDi2ですがVIKINGでは電動式コンポーネントの取り扱いももちろん可能です。シマノのほかにSRAM、カンパニョーロEPSの取り扱い、メンテナンスも承ります。
STEP 7 油圧ディスクブレーキのブリーディング

近年のロードバイクのスタンダードはディスクブレーキ仕様となりました。ブリーディングとはブレーキのオイル交換のことでリムブレーキ仕様の自転車には無い油圧ディスクブレーキ専用の工程です。

シマノ、SRAM、カンパニョーロいずれのメーカーもブリーディングを行う際はこのような注射器を使用してオイルを送り込みます。
VIKINGではロードバイクの油圧オイルシステムの作業もおまかせください。オーバーホールの際はディスクブレーキオイルを交換し、タッチや効きの改善を図っていきます。
STEP 8 最終全体調整、完了

主に上記の8つの工程で、作業を行います。これを弊社ではCメンテナンスと呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーさんには年に1度は行ってほしいと考えています。
オーバーホールの料金のおさらいと納期

作業料金は上記の表の通り、シングルスピードで税別25,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。
作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:約2週間
ロードバイク、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、こちらのお問い合わせページまでお気軽にお問い合わせください。
またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
関連記事:メンテナンス記事一覧
過去にCメンテナンス(オーバーホール)を行ったバイク
最後にこちらにおいてVIKINGが今までにオーバーホールさせていただいたユーザーさんの車体を紹介しています。是非ご参考いただければと思います。
それでは。
11速化へ カンパニョーロ フリーボディ交換
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今日はカンパニョーロの10速までしか対応できなかったホイールを11速化に工事。

右の白いフリーボディが11速対応のシマノギア用、右が今まで使用していた10速のシマノギア用です。11速対応の方がフリーボディが若干長いですね。ギアの歯一枚分といったところでしょうか。

今回作業したホイールはカンパニョーロ BORA ONE(ボーラワン)です。
ちなみにカンパニョーロのシマノギア対応のフリーボディは2種類存在するので注意です。
FH-BO015X1
FH-BU015X1
の2種です。FH-BO015X1は2010年以降のカンパニョーロホイールほとんどに対応しているフリーボディです。FH-BU015X1は2013モデルのVENTO(ヴェント)、KHAMSIN(カムシン)用となります。
交換の際はどちらかを選択してください。
それでは。


