TREK Madone SLR を高精度バラ完&ダブルコートで完成

こんにちは。西新宿のロードバイクカスタムショップ、バイキング・ザ・メンテナンスです。

今回ご依頼いただいたのは、TREK Madone(トレック マドン) SLR Gen 8(Project One) のフレームセットからの組立(いわゆるバラ完)です。

Madone SLRはTREKのロードラインナップの中でも最上位に位置するエアロロードモデルで、空力性能・剛性・快適性を高次元で融合した一台です。エアロードバイクの先駆け的存在ですので、ご存じの方は多いでしょう。

■ Project One とは

TREK Project One は、ユーザーの好みに応じてカラーリングやコンポーネントを自由にオーダーできるカスタムプログラム。通常ラインとは異なり、受注生産で一台ずつ仕上げられるため、塗装品質の美しさと仕立ての丁寧さが特徴です。今回のフレームもProject One特有の高精度な塗装と、細部まで行き届いた仕上げが際立っていました。

■ ガラスコーティング施工

塗装保護と艶出しのため、クレストヨンドの「ガラスの鎧」、「カミナリの鎧」を使用したダブルコーティングを施工。

フレーム全体を脱脂・下地処理後、ベース層とトップ層の2層構造で硬化させています。ガラスコーティングはバイキン・ザ・メンテナンス自慢の施工カスタムです。

  • ベース層:深い艶、耐久性、高密着性を付与。
  • トップ層:光沢性・撥水性・帯電防止性を向上。

結果として、塗装の透明感が一段と際立ち、金属的な光沢を帯びた艶感が得られました。Project Oneの塗装を長期間保護しつつ、美しさと整備性の両立を実現しています。

■ 組立とパーツ構成

メインコンポーネントは SHIMANO DURA-ACE Di2(R9200シリーズ) を採用。セミワイヤレスによる変速精度と、言わずもがな機械式では得られないスムーズな操作感が特徴です。近い将来フルワイヤレスになることは間違いないでしょう。

タイヤはみんな大好きContinental Grand Prix 5000(クリンチャー仕様) を装着。耐パンク性能と転がり抵抗の低さを高次元で両立した、超定番ハイエンドロードタイヤです。クリンチャー運用により、整備性の高さと実走時の信頼性を確保。下記に紹介するオニベアリングとの組み合わせにより、加速の伸びと巡航時の軽さが際立ちます。

■ 鬼ベアリング

フレームのポテンシャルを最大限に引き出すため、駆動・回転部には鬼ベアリング(ONI BEARING)を採用。BBおよびホイールハブに組み込むことで、以下の効果を確認しています。

  • 回転抵抗の低減:標準ベアリング比で約30〜40%の摩擦低減。
  • 耐久性の向上:高精度研磨+特殊グリースにより、高温時でも性能維持。
  • スムーズな初期回転:組み込み直後から軽いフィーリングを発揮。

■ 仕上がりとインプレッション

最終チェックでは、駆動系・制動系ともにストレスのない動作を確認。Madone特有の一体型コクピットやシートマスト周辺も精度良く組み上がり、長期にわたりハイパフォーマンスを楽しめる完成度に仕上がったでしょう!

おわりに

TREK Madone SLRの持つエアロ性能と高級感、そしてガラスコーティングをまとったProject Oneならではの塗装クオリティを、最大限に引き出すことができたと思います。

バイキング・ザ・メンテナンスでは、ロードバイクのバラ完・組み付け作業を随時承っております。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

  • 作業工賃:30,000円(税別)〜
  • 作業期間:1週間〜2週間
  • また、ロードバイクはもちろんグラベル、ミニベロ・クロスバイク・シングルスピードなど、
    ジャンルを問わずフルメンテナンス・オーバーホールも承っております。
    お気軽にご相談ください。

    それでは。

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