初めてでも簡単 チェーンのクリーニング方法教えます。

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今日はメンテナンス初心者のユーザーさんにも簡単にできるチェーンクリーニングを紹介しようと思います。

簡単、時短には使いやすいアイテムを

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メンテナンスやクリーニングを初めてやる人ほど、使いやすい工具やケミカルなどの使用したほうが良いんです。また限られた時間とスペースの中でやるときも同様です。

良い工具や便利なアイテムを使うことで、メンテ時間の短縮に大きく貢献できます。仕事が早いプロのメカニックも、それを達成するために良い工具やアイテムを使っているのです。

しかしプロのメカニックほどの技術力は無理、自分は「毎日安全、快適に走れるレベルを保てれば」ということであれば、今回ご紹介するチェーンクリーニングの方法は、初心者の方でも使いやすいアイテムを使用するのでピッタリかもしれません。

まず今回使用するアイテムをご紹介します。

使用する道具の紹介

1.パークツール サイクロン(CM-5.2)参考価格:税抜3,520円

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チェーンにほとんど手を触れずクリーニングできる便利グッズです。ペダルを回転させながら中のブラシがチェーンのコマの中の油汚れや金属片をかき出してくれます。

2.シトラスチェーンブライト 参考価格:税抜2,200円

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サイクロンの中に入れるチェーン洗浄剤です。洗浄力は抜群です。

3.パークツール ダミーハブ(DH-1)参考価格:税抜3,200円

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後輪を外した後にチェーンラインを作るために取り付ける道具。仮のスプロケットの役割です。これを使用することで、サイクロンの作業が格段に楽になります。

4.チェーンチェッカー 参考価格:税抜800円

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チェーンの伸びを確認するための工具です。

5.自転車丸洗いクリーナー 参考価格:税抜1,000円

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ケミカルメーカーであるエバースがリリースする水なしで自転車全体のパーツをクリーニングできるケミカルです。シェービング剤のような泡状のケミカルです。

以上5点をメインで使用していきます。

サイクロンの実力

では実際に作業を始めてみましょう。

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こちらは作業前のチェーンとスプロケットの様子です。かなり油汚れで黒ずんでいますね。これは早いところきれいにしてあげたい。

では作業を開始しましょう。

まず、リアホイールを外し、リアエンド部分にダミーハブをセットします。次にサイクロンにシトラスチェーンブライトを適量入れて、チェーンに取り付けます。

ここからは動画を撮ったのでこちらをご覧ください。

動画の後半に、サイクロン内の油汚れが飛び散っていくのが確認できると思います。金属片やごみ、ちりはサイクロンの底にマグネットが配置され、そこにたまっていく仕組みです。

ペダルを回転させる目安は、20~30回転くらいがちょうどよいと思います。サイクロンで一通りチェーンを洗浄し、ウェスを使ってチェーンについた汚れを拭き取ります。

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するとこのようにチェーンの汚れが驚くほど落ちています。サイクロンにシトラスチェーンブライトを入れ、ペダルを回しただけです。初めてやってこれくらいきれいになれば満足感はあるのではないでしょうか?

スプロケットは泡で洗浄

チェーンの洗浄を終えたあとはスプロケットの洗浄です。チェーンのみの洗浄で終わらせても良いですが、せっかく洗浄したチェーンに汚れが付いたスプロケットを取り付けてしまうと、汚れ移りしてしまうのでスプロケットもしっかり洗浄します。

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このように自転車丸洗いクリーナーをスプロケット全体に均等にかけていきます。

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ラベルにもありますが、自転車丸洗いクリーナーはこのようにパーツを泡だらけにして、2,3分放置します。そして、時間が経ったらウェスを使って泡を拭き取ります。

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すると油汚れがとれたスプロケットが顔を出します。新品の輝きまで望めませんが、黒くまとわりついていた汚れが落ちていますね。

チェーンの伸び具合をチェック

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ここでチェーンチェッカーを使用します。コマ同士の間に差し込んでいくのですが、右側が奥まで入り込んでいますが、左側は奥まで入り切っていませんね。

これが左右両方入り込むとチェーンが広がっている(伸びている)ということになります。この状態ならまだそれほど伸びていないようです。

ただし、チェーンの交換時期は伸びだけではありません。仮に伸びていなくても、ある一部分がねじれていたり、削れている箇所が多ければすぐに交換をおすすめします。

実際このチェーンは下側の削れが見受けられたので、そろそろ交換をおすすめしたい時期です。

最後にチェーンオイルをつけて完成

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チェーンの伸びをチェックしたら、チェーンオイルをチェーンの1コマ、1コマに塗っていきます。この1コマ、1コマが大事です。チェーン全体にオイルを塗ってしまうと、にじみ出た余分なオイルが新たな汚れに付着する原因を作ります。スプロケットにも塗る必要はありません。

また、サイクロンを使用した後、さらにチェーンをきれいにしたければ自転車丸洗いクリーナーをチェーンの洗浄に使用してもOKです。

室内でやる場合は、汚れた液体が床に垂れることが多いので、新聞紙やウェスを敷いておくと良いでしょう。そうすれば床を掃除したりする余計な仕事が増えません。

最後に

以上が初めてでも簡単にできるチェーンのクリーニングでした。今回ご紹介した5つのアイテムをそろえると、合計で10,000円ちょっとです。

たまにしかやらないというならお店に任せても良いと思いますが、月に1度くらいの間隔でチェーンクリーンングを行うのであれば、アイテムをそろえて自分でやってしまった方が安上がりの場合もあります。

今回の作業で何かご質問等あれば、是非お問い合わせください。お待ちしています。

それでは。

ロードバイクでツーリング 今回は神奈川・相模原

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今日は、先日フレームの乗せ換えの依頼いただいたユーザーさんと神奈川・相模原へツーリングに行ってきました。相模原は私の中で都内からのアクセスが良く、大小さまざまな山があるので、レベルに応じてヒルクライムが楽しめる環境ですごく気に入っています。

相模原市は場所によってJR中央線、京王線、小田急線が走っているので、帰りは輪行という手段が取りやすいんです。今回も帰りは輪行を選択しました。

今回の具体的なコースはこちら。起伏に富んだ地形で、平坦、登り、下りがまんべんなく楽しめるコースとなりました。

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本格的に寒くなる前に走りだめをしておかなくてはと思っています。

それでは。

エクイリブリウムからロード、グラベルを両方楽しめるモデルがリリース

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弊社が取り扱いしているハンドメイドロードバイクフレームであるエクイリブリウムサイクルワークスに新たなモデルが加わりました。

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グラベルロードバイクも意識したBrutalist

東京・品川の工房で作られているエクイリブリウムサイクルワークスは、ハンドメイド=良いバイクだと決めつけるのは早計だと話します。はっきり言って工場で大量生産される自転車も何人もの人の手が使われています。ハンドメイドと言われればそうです。

重要なのは現在のロードバイクシーンをしっかり押さえながらも、乗り手に合ったロードバイクを作ることであり、それを実現するために初めてハンドメイドが生きてくるのだと。

今回仲間入りしたモデルは、その名もBrutalist(ブルタリスト)

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フレーム素材はイタリア、コロンバス社製のクロモリパイプを使用したロングライド、ツーリング、そしてグラベルにも対応できる万能ロードバイクです。

グラベルとは近年アメリカで人気が上昇しているロードバイクの楽しみ方です。従来の700×23cのタイヤよりも太い28~30Cを使用して、様々なコンディションを快適に走る乗り方です。

シクロクロスに似たフレームになりますが、シクロクロスはブロックタイヤを使用し、グラベルはスリックかセミスリックタイヤを使用するのが一般的です。シクロクロスはレース形式ですがグラベルはレースに限った乗り方ではありません。

衝撃吸収性が高く、ロングライドにおいて疲労感を軽減するために開発されたエンデュランスロードバイクに近い存在です。

コロンバスHSSとENVEの組み合わせ

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Brutalistはグラベルロードバイクの特徴である、衝撃吸収性とアップライトなポジションが特徴です。使用するコロンバスのクロモリパイプはHSS ( high speed steel )と言われる同社が渾身の力をつぎ込んで開発したフレーム素材です。

シートポストの付け根からリアバックまで伸びるシートステーが最後に曲線を描くことで、後輪への衝撃の吸収とハンドメイドならではのデザイン性を感じます。

必ずしもクロモリ=細いというわけではありません。パイプを太くし肉薄にすることで強度と剛性(硬さ)をコントロールすることができます。繰り返しになりますが、エクイリブリウムサイクルワークスのフレームは古典的な細いクロモリに固執することではなく、現段階でライダーにとって一番乗りやすいフレームを作ることなのです。

フロントフォークはENVE gravel/road forkにシマノフラットマウントを採用したディスクブレーキ仕様です。

※エクイリブリウムサイクルワークスはフレーム、フォークのみの販売のためギア周りであるコンポーネントやホイールが付いた完成車の展開はありません。

早速Brutalistを試乗

先日、Brutalist の試乗とプロモーション画像の撮影を兼ねて、神奈川・相模原の某所へ行ってきました。

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試乗車のタイヤは700×28cを使用していたため、当初は23cのロードバイクよりも加速性は劣ると決めつけていました。しかも空気圧は60psiとかなりの低圧。一般的にライダーの体重にもよりますが、23cで110psi前後、28cでも90psi前後は入れます。ちなみに私の体重は65kgです。

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しかし乗ってみると、加速性は23cのロードバイクとさほど変わらず、それでいて路面からの衝撃がほとんど伝わってきませんでした。ぺダリングのパワーがしっかりとフレームに伝わっていて、さらにフレームの振動吸収性とタイヤの空気圧のバランスが良かったということです。

時速30kmまでにかかる時間も短く、摩擦抵抗による減速感も気になりません。

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5%以上の急勾配の登りが続くと、細いタイヤや軽量ホイールが必要に感じるシーンがあったので、ヒルクライムをメインとして選ぶフレームではないと思いました。

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ちょっと被写体の方がブレてしまいましたが、下りでの安定感は抜群でした。フレームの挙動の安定性と衝撃吸収性、また28cのグリップ力のおかげで、コーナーぎりぎりまで減速を我慢できる安心感があります。

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アップライトなポジションをとれるので、長時間走行した際の肩やお尻への負担も軽減してくれるでしょう。試乗の時も約50km通しで走り続けましたが、脚力の疲労のみで体に痛みが起きることはありませんでした。

画像にはありませんが、未舗装路を走ってみてグラベルロードバイクとしての実力も確認。Brutalistはまさにオールラウンドに使用できるフレームです。

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エクイリブリウムサイクルワークス Brutalist
フレームフォークセット参考価格:税抜350,000円~
完成車参考重量:8.6kg
納期:約6ヶ月

エクイリブリウムサイクルワークスのフレームは、ユーザーさんのサイズを測ってからそれに合うパイプを用意するので、受注生産という形になります。また試乗車のカラーはブロンズでしたが、ペインティングカラーも自由に選ぶことができます。

最後に

エクイリブリウムサイクルワークスのフレームの購入をご検討している方に、今回試乗したBrutalistを実際乗ってみて実感してみてはいかがでしょうか?詳細に関してはVIKING the MAINTENANCEまでお問い合わせください。

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自転車のおすすめカスタマイズはドライブトレインと回転系パーツだ。

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秋も深まり、日本最大級の自転車イベントであるサイクルモードも終え、自転車シーズンが落ち着いてきたこの時期ですが、ちょっと前までは、様々なサイクルイベントに参加するためのカスタムやチューンアップ、点検をいただきました。その時のユーザーさんの声として、レースやイベントに向けてドライブトレイン系をしっかりしておきたいというのが多かったです。

Bメンテナンスコースが好評

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ドライブトレイン系の洗浄とチューンナップ、シフト、ブレーキ両ケーブルセットの交換をさせて頂くBメンテナンスという作業が人気です。詳細は下記の関連記事を見て頂ければと思うのですが、トップの画像のようにギア周りのクリーニングとチューナップ、さらにケーブル類も新調することで、快適なシフティングと安定した制動力を確保できるので、サイクルイベント前に行うメニューとしては最適だと思います。

関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?

回転系パーツのカスタマイズもメリット有り

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コンポーネント(※ギア周りの総称の意)やホイールをアップグレードすることで性能と軽量化を手にすることができますが、組付ける際にさらに手を加えることで、パーツのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。その部分とはベアリングをはじめとした回転系パーツです。

自転車は様々パーツが回転することで前に進みます。その回転効率が良いほど早く走れますし、長距離においては疲れにくくもなります。実は、新しい部品を買ったときがベストな状態かというと意外とそうではないことが多いのです。

もちろん製品として不良部分があるわけではなく、高性能なオイルや調整を施すことでパフォーマンスを上げることができるという意味です。上の画像のようにホイールの中心部にあるハブを分解しグリスのチェックやベアリングの当たり具合の調整をすることは、メカニックの技術力が問われる部分ですが、これをやるかやらないかで大きく変わってきます。

さらにカスタムできる回転系パーツの種類として次のものがあります。

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ペダルをこぐときに一緒に回転をするBBと呼ばれるパーツです。フレームの一番底にあたる部分に取り付けるパーツです。このBBが滑らかに動くかそうでないかで、後々の疲労感が変わってきます。

さらにペダルが回しやすくなるのでケイデンス(※ペダル回転数)の向上も期待できます。極端な話、今まで重くてなかなか速く足を回せなかったギアが、意外と回せるようになるといったような効果も期待できるのです。

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こちらはディレイラープーリーと言って、後のギア本体に取り付ける歯車です。小さなパーツですが、こちらも回転性能が高いアイテムを選ぶと、摩擦抵抗を抑え推進力に変えてくれるパーツです。

上記2アイテムはともにセラミックベアリングという回転性能が高いベアリングを使用しています。自転車の部品でセラミックが使用されているのもは高級なものが多いのですが、これらもそれに当てはまります。

セラミックベアリグを使用して走りが変わったという実感は人それぞれ違うようです。感じる人もいれば、そうでない人もいるということです。しかしデータでは証明されてるので導入する価値は高いと思います。そういう意味で「意識高い系」の方には是非おすすめのアイテムですよ。

他店購入もネット購入も組付け歓迎

また、コンポーネントやパーツをを通販で購入し、組み付けをお願いしたいとか、ホイールの交換依頼なども承りますのでお気軽にお問い合わせください。

最近は為替の影響で海外のサイトから自転車パーツを購入する方が増えています。しかし、取付に関しては専門知識を持った人間に任せてくださいという表記も中にはあります。無理せず組立に自信がなければ遠慮なくお申し付けください。

それでは。

ネット販売のCANYONのロードバイクの新車組立サービス、カスタム、メンテナンス承ります。

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数あるスポーツバイクブランドの中でも、ネット販売のみで業績を伸ばしているCANYON(キャニオン)というメーカーは知っていますか?自転車は対面販売が基本と思われていた販売形式に一石を投じたブランドでもあります。

最近はツール・ド・フランスをはじめ海外の有名なロードレースでも活躍しているブランドです。ロードバイクの他にも、シクロクロス、MTB、クロスバイクなど幅広いジャンルの自転車を開発しています。

CANYONはドイツの中都市であるコブレンツに本拠を構え、デザインからはじまり、カーボンの成型、組立まですべて自社生産でまかなっています。そしてユーザーにはネットを通して直接販売するため、コストをかなり抑えることができ、それが販売価格に反映されています。

ここでは具体的な比較はしませんが、有名メーカーの同価格帯のカーボンロードバイクと比べると驚くほどの価格の差を感じることでしょう。

簡単に言うと、他社よりも良い自転車が安く買えるモデルがあるわけです。特にギア周りやホイールを比較すると違いがわかります。これはかなり魅力的です。

関連記事:CANYON(キャニオン)のオーバーホールとRed eTapへカスタム

関連記事:CANYONのオーバーホール・フルメンテナンスで快適な1台に復活

CANYON組立サービスで今後のメンテナンスも安心

VIKING the MAINTENANCEが重要視しているのは、CANYONの魅力的な価格もさることながら、ユーザーが不安に感じつるところでもある購入後のメンテナンスや修理、カスタムに関してです。

前述の通り、CANYONは自転車店を通さず直接ネットで販売するため、購入後のメンテナンスの受け皿がないということです。最寄りの自転車店に持ち込めば?と思いますが、自転車店によっては、自店購入のみでないと受け付けてもらえないところや、他店購入の自転車は自店購入よりも作業料金が高くなるという設定をしているところもあるので、なかなか頼みにくいところなんです。

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そこで弊社では、CANYONを含むネットで購入した自転車の組立てから、今後のメンテナンスをアップチャージなしで承ります。

CANYONはネットで購入し、自宅に届くと前輪やサドルの高さを合わせるだけですぐ乗れるようになっていますが、できればもうひと手間加えることでより乗りやすいCANYONになるんです。それはホイールの振れ取り、ギア調整、電動シフトの設定、空気圧の管理、乗車ポジションの設定などです。

ユーザー各々、身長は同じでも足の長さや腕の長さなど十人十色です。ここの調整もしっかりすることで乗りやすいCANYONの自転車になるのです。

組立てしてお渡し後も、定期的なメンテナンスやカスタマイズ等、継続的に承ります。機会があれば自転車イベントにご一緒しつつ、楽しい自転車生活が送れるようにサポートします。

是非「CANYON組立サービス」をご利用ください。

VIKING the MAINTENANCEに直送も可能

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CANYONをネットで購入されたユーザーさんが手間なく乗れるようにするためのひとつの方法として、ネットで購入後、送り先を弊社にして頂いても構いません。VIKING the MAINTENANCEを初めて利用する方にとって、知らない場所に送るのはかなり不安かと思いますが、架空の会社ではありませんので安心してください(笑)。急に届くとビックリしますので、購入前に前もってご相談いただければ問題ございません。

その際の送料や、海外からの購入だと関税がかかる場合があります。それは別途いただく形になります。また、車体以外でもコンポーネントを通販で購入し、組み付けだけお願いしたいとか、ホイールの交換依頼なども承ります。

それも前もって打ち合わせをさせていただければ、弊社へ直送の手配をとることで時間短縮にもなりますし、ユーザーさんの手間も省けてあとは完成するのを待つだけとなるわけです。

この流れは全てお問い合わせフォームにて受け付けております。ご検討されている方はぜひお問い合わせ頂ければ詳しくご案内いたします。

組立工賃や関税の支払いは?

肝心の料金は、CANYONのロードバイク完成車で以下の通りです。

ディスクブレーキ仕様:18,750円~(税込)
リムブレーキ仕様:18,750円~(税込)

※1 車体の状態によって組立作業に時間がかかる場合は、組み立て工賃が上がる場合がございます
※2 組立サービスに並行して、部品のグレードアップや交換が必要な場合は別途追加工賃をいただきます

MTBやTTバイクについては若干料金が異なりますので、お問い合わせください。またCANYONはフレーム単体販売もしているため、フレームからの組付けももちろん行います。こちらも組立工賃は完成車と異なりますのでご確認ください。

自転車を海外から購入する際は、基本的に関税(税金)がかかりますが、CANYONは2024年11月より総額表示の導入により、受け取り時に消費税・関税・通関手数料のお支払いが不要となりました。VIKING the MAINTENANCEへの直送をお選びいただいたユーザーさんにも適用されますので、VIKINGへのお支払いは組立工賃のみとなります。

支払い方法が明確になり、非常に便利になったと思います。

直送の入力方法は?

具体的に以下CANYONサイトの注文入力画面で直送の方法を説明しますと下記のように入力をしていただきます。

お名前はご注文される本人様で入力いただき、その下の住所を当店VIKINGの住所を入力していただければと思います。

VIKINGの住所は下記の通りです。

新宿西新宿3-11-16第二太閤ビルB1F

また注文時には様々な疑問、ご不明点が出てくると思います。その際はお気軽にVIKINGまでお問い合わせください。

ネット通販は日々増加

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今後、ネットで自転車やパーツを購入する人は増え続けると思います。さらに為替相場によっては日本の自転車屋で購入するよりも、海外で購入する方がかなり得をするケースがあります。

しかし自転車はメンテナンスをすることが重要なので、ネットで購入したいけどメンテナンスはどうしようと不安に思ってる方は、ぜひVIKING the MAINTENANCEのサービスをご利用ください。安心して購入できる後ろ盾になれればと思います。

VIKINGはCANYONジャパン公認の修理、メンテナンス対応ショップです

※なおVIKINGはCANYONジャパン公認の修理、メンテナンス対応ショップとなります。CANYON公式サイトで購入されたユーザーさんの組立て、カスタマイズを承っております。また同社の保証制度を利用した無償修理等も受け付けております。

組立サービスだけではなく、定期的なメンテナンス、オーバーホールもお受けしておりますので、是非お問い合わせお待ちしております。

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【更新】ハンドメイドで製作されるロードバイクの魅力とは?

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近年のカーボンロードバイク全盛の裏で、原点回帰ともいうべきクロモリに非常に注目が集まっています。クロモリとは自転車に使用される素材の1つで、スチール(鉄)フレームとも言われます。

一口にクロモリと言っても、ほかの素材同様にさまざまな物質を配合することで乗り心地や用途にピッタリなものを作ることができます。レース志向の観点からであれば、カーボンに一日の長がありますが、クロモリはレース志向とはまた別の魅力がたくさん詰まったフレームです。

ハンドメイドであることに価値がある

VIKING the MAINTENANCE はクロモリフレームの中でもハンドメイドということに価値があると考えています。あらかじめ用意されたサイズ、パイプ素材・形状で大量生産されるクロモリバイクと違い、ユーザーのサイジングから行い、目的とする乗り方を共有した上で製作されるフレームは同じクロモリという枠の中に有っても全く異なる仕上がりになるのです。

エクイリブリウムサイクルワークスとは

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そのハンドメイドクロモリフレームを手掛けているブランドのひとつが equilibrium cycle works(エクイリブリウムサイクルワークス)というブランドです。東京品川の工房で製作されるクロモリフレームは、職人気質が先行してしまいそうなものづくりの中で、逆にユーザーフレンドリーなブランドです。

まず乗り手の事を考えてそれにふさわしいサイズ、素材を吟味してベストなアドバイスをしてくれます。それをユーザー自身が考えて決断していきます。今回はそのエクイリブリウムサイクルワークスのフレームをご紹介します。

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エクイリブリウムでは、フレームを作る前にまずクロモリのパイプを選んでいきます。パイプの特徴が最終的な乗り味を決めるといっても過言ではないからです。

イタリアのコロンバス社や、アメリカのトゥルーテンパー社のパイプを主に取り扱っています。用意できるパイプの乗り味や特徴は、エクイリブリウムサイクルワークスのビルダー(作り手)から直接説明を受けることができます。

ハンドメイドに最適な溶接方法

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ハンドメイドクロモリの醍醐味のひとつとしてラグ溶接が挙げられます。ラグとはパイプ同士を繋ぐための継手のような役割を持つ部分。ただの継手ではなく、自転車のデザイン性が大きく左右される部分でもあります。

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フレームの溶接方法には、主にラグ溶接、ラグレス溶接、TIG溶接の3つが主流です。ハンドメイドクロモリフレームには先述のラグ溶接かラグレス溶接が用いられることが多いです。

なぜならラグ溶接とラグレス溶接はTIG溶接よりも高級感とオリジナル性を醸し出すからです。TIG溶接は、安価で強度が得られる特徴はありますが、仕上がりの美しさで言うとラグ、ラグレス溶接の方が一歩リードしていると言えます。

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エクイリブリウムサイクルワークスではラグの形状もイメージに合わせて選ぶことが可能です。この辺りはハンドメイドのメリットが前面に出るところです。

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ラグ以外にもハンドメイドフレームには、既製品にはない機能性や、作り手のこだわりが随所にちりばめられています。例えば、強度、剛性(硬さ)を維持しながら大胆に肉抜きしたリアエンド部(画像)や増加傾向にあるロードバイク用のディスクブレーキへの対応をはじめ、最新の規格にも対応が可能です。

エクイリブリウムサイクルワークス 作品例

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一生付き合えるフレーム

クロモリフレームは普遍的なものと言われますが、ユーザーの自転車に対する気持ちがしっかり入り込んでいれば半永久的に付き合える乗り物です。毎年どんどん新モデルが出ては消える中で、いつの時代の人が見ても新鮮さを感じることができるのはハンドメイドフレームだけではないかと思っています。

「良いものを長く」というVIKING the MAINTENANCEのコンセプトにも共通する部分であります。

ロードバイクフレーム & フォーク  250,000 yen~(税別)

オリジナルフレームを作成するため、ユーザーによって価格は変わってまいります。シングルスピード、シクロクロスフレームも承ります。お見積りや納期などは VIKING the MAINTENANCE まで遠慮なくお問い合わせください。

またオリジナルステムのオーダーも承っています。

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オーダーステム 20,000yen~(税別)

VIKING the MAINTENACEはエクイリブリウムサイクルワークスの正規販売代理店です。小さなことでも良いので、お問い合わせお待ちしています。

エクイリブリウムサイクルワークスエクイリブリウムサイクルワークス公式HP
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【更新】魅力的なショップがたくさん 台北自転車屋巡り

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ジャイアントやメリダはじめ、たくさんのスポーツバイクメーカーが工場を構える台湾。自転車メーカー各社のエントリーからミドルグレードのカーボンバイクは、台湾もしくは中国で生産されていることはご存知でしたか?

そのお膝元にあるサイクルショップは魅力的なところが多いはず。という事で、今回夏休みを利用して、台北市内のサイクルショップを見て回ることにしました。

時間に限りがあったり、定休日だったりと訪れることができないショップもありましたが、エネルギッシュな街である台北の様子と合わせて、ご覧頂ければと思います。

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今回は予算の都合もありLCCを利用。台北桃園国際空港に到着です。早速台湾国旗でお出迎えです。

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日本の技術を導入して作られたという台湾版新幹線。確かに日本の新幹線700系に似てなくもありません。

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車内はほぼ日本の新幹線でした。

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大きな吹き抜けを擁する台北駅。欧米によくある国際列車が停車するターミナル駅のよう。でも台湾は島国です。

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今回の定宿の近くには、台北のカメラ街と呼ばれているとおりの近くでした。

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晩御飯は、台湾名物である夜市でとることに。屋台が台北の各地で屋台が並んでいて、日本と比べるとかなりリーズナブルな価格で夕食をとることができますよ。私は観光客が少なく、地元の人々に人気のある屋台を探し足を運びました。その方がうまいものが多そうと考えたからです。

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お腹一杯食べても日本円で400円程。レストランに入れば東京とほとんど値段は変わらないらしいけど、現地の人が良く通う屋台は安くて、ボリューム満点。何しろうまいですね!

Howrd’s Bike

58Howard’s Bike

本題の自転車ショップ巡りですが、1件目。ちょっと夜遅くなってしまいましたが、営業してました。こちらはトライアスロンに力を入れているショップ、Howard’s Bike。トライアスロンでは有名なフレームメーカーCeepoを積極的に取り扱っており、台湾のCeepo正規輸入代理店でもあります。

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弊社はトライアスロンよりもこちらの方が得意です。Cinelli supercorsa とDe Rosa Neo Primato のフレームセット。

地下鉄 松山新店線 南京三民駅より徒歩8分

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翌日は、定宿近くの日本でいえばサードウェーブコーヒーショップで、ハンドドリップを頂いてから出動。

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96單車

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96單車(Breezeman Bike)
LINK:https://www.facebook.com/breezemantpe/

巨大なペーター・サガンが出迎えてくれる、96單車。英名はBreezeman Bikeshop。スペシャライズを中心とした品ぞろえですが、MOOTSをはじめチタンフレームがいくつかと、ドイツブランドCUBEの取り扱いもあります。アパレル、アクセサリーはPOCをプッシュしていました。

 

 

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東京にありそうなスタイルだけど、意外とないショップ。カフェも併設しています。

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道端に折り重なったMTB。なんと台湾2大メーカーのジャイアントとメリダでした。

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コンチネンタルのディーラーショップ。私も愛用しているドイツクオリティです。

BIKEfun

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こちらは巨大なSpeed Playが出迎えてくれたBIKEfun。台北の中心部から離れたマンションが多い閑静な住宅街の一角にあります。台湾人の他に、現地在住の欧米人のスタッフが出迎えてくれました。

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BIKEfun
LINK:http://www.bikefun.com.tw/

サイクリングに出掛けるのに便利なのは台北郊外です。その郊外にプロショップがあるのはありがたいですね。中心部は車とスクーターがひっきりなしに通過するので、ロードバイクを走るのは全く向いていないというのもあります。実際、数えるほどしかロードバイカーを見ることはありませんでした。

台湾国鉄 松山駅、地下鉄松山新店線 松山駅より徒歩20分

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今回の台湾訪問は、台風と中秋節が重なり、お店が休みのところが多く、しっかり調べておかなかったことを後悔してます。

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日本からも3時間で行けるので、年2回くらいのペースで訪れようかなとも思っています。今回手に入れた戦利品はまたどこかのタイミングでご紹介します!

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これを知っておけば安心!ロードバイクのメンテナンスに必要な7つの工程。

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今回はVIKING the MAINTENANCE が普段から行っている一番基本的な定期メンテナンスをおさらいします。自分でメンテナンスをはじめてみようと考えている人にわかりやすいように、作業手順に則ってご紹介します。

もちろん誰も最初からすべて完璧にはできません。わからないところはVIKING the MAINTENANCEまでお気軽にお問い合わせいただければと思います!

メンテナンスの基本工程は7段階

以下のように基本的なメンテナンスと言っても意外と作業工程があるのに驚くかもしれません。

1.タイヤのチェック、タイヤの空気圧の確認

2.ホイールの振れ取りとクイックリリース等の車軸の締まり具合の確認

3.ハンドル周り、シート周り、クランク周りの確認

4.前後ブレーキの確認、調整

5.前後ディレイラーの確認、調整

6.チェーンへの注油

7.フレーム、フォークの汚れ落とし、ワックス塗布

以上を順を追ってご紹介していきます。

1.タイヤのチェック、タイヤの空気圧の確認

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まず最初にやっておきたいのが、タイヤ全体のチェックです。摩耗によって割れていないか、パンクの原因となるガラス片、小石などが刺さっていないかなどチェックします。

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タイヤのチェックが終わったら、自転車のメンテナンスの基本である空気入れを入れます。

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ただ漠然に空気を入れてはいけません。使用しているタイヤのサイドの部分に適正の空気圧の表記があります。これを参考にして入れていきましょう。

2.ホイールの振れ取りとクイックリリース等の車軸の締まり具合を確認

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ホイールの振れ取りは、左右におよそ0.5mm以上横に振れていれば調整の目安になります。振れ取りの作業はニップル回し(写真の赤い工具)という専用の工具が必要です。ホイールによってニップル回しのサイズは様々なので作業する際は確認が必要です。

※例えばシマノのホイール、カンパニョーロのホイール、MAVICのホイールなど皆異なったニップル回しを使用します

振れ取り自体の作業も経験が必要な部分が多いので、最初はショップスタッフに任せて徐々に覚えていく方が良いでしょう。VIKING the MAINTENANCE でも振れ取りやホイール組のワークショップも随時開催していく予定です。

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ホイールが真っ直ぐにはまっていないと、ブレーキやギアなど車体全体の調整がしっかりでません。画像のようにクイックリリースのレバーにゆるみがないかチェックします。このようにまず前後車輪がしっかりはまっているのを確認してから全体のチェック、調整へと進むことになります。

仮に、ブレーキやギアの調整を行ってから、ホイールが真っ直ぐ取り付けられていなかった場合、また初めから調整のやり直しになってしまいます。2度手間で余計な時間を食ってしまうので、作業順序(ルーティンワーク)が非常に重要になってきます。

タイヤ、ホイールは自転車のパーツの中で唯一地面と接触している部分です。乗り物として成立するために一番不可欠な部分なのです。

3.ハンドル周り、シート周り、クランク周りの確認

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ハンドル回りがしっかり締まっているか、六角レンチで締まり具合をチェックします。

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ステムの部分も忘れずにチェックします。ロードバイクの場合、フォークコラムがカーボン製の際は、締め過ぎるとカーボンに亀裂が入ってしまうことがあるので注意が必要です。もしカーボンのフォークコラムの場合は普段占める力の8割程度に抑えておきましょう。

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シートポストの締まりをチェックします。ここもカーボンフレームたチタンフレームの場合はしめすぎるとフレームが変形してしまうので力加減は注意が必要です。

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クランク周り(チェーンリングボルト)の確認をします。フロントチェーンリングを押さえているボルトです。5つタイプと4つタイプがあります。

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クランクアームの取付ボルトの締め付け確認です。取付ボルトの形、スタイルはクランクを製造しているメーカーによって異なりますが、写真のようなシマノ製品のユーザーが一番多いと思われます。

4.前後ブレーキの確認、調整

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ブレーキパッドの角度と締まりをチェックします。ブレーキ面に対してパッドが平行になっていることが前提です。このときブレーキレバーを握りながら調整すると作業がしやすいです。

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次にブレーキワイヤーがしっかり締まってるかチェックします。ブレーキパッド同様、ブレーキレバーを握りながら締め付けると作業がしやすくなります。

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ワイヤーの先がほつれていますね。この場合はワイヤーごと交換しても良いですが、このように先端にエンドキャップをつけて対処する方が早いです。ショップでブレーキワイヤーのエンドキャップと言えば出してくれると思います。5個セットで100円くらいとお財布にも優しいですね。

5.前後ディレイラーの確認、調整

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フロントディレイラーのワイヤーの取付ボルトが締まっているか確認します。

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ギアが入りにくい場合はアジャストダイアルで調整します。インナーギア(軽い方)からアウターギア(重い方)に入りにくい場合は、ワイヤーが緩んでいる可能性が高い為、ワイヤーケーブル上にあるアジャストダイヤルをワイヤーが締まっていく方向に回していきます。その際にギアが入るか確認しながら90度(4分の1回転)ずつ回していくのがポイントです。

※ギアの調整やセッティングはメンテナンス初心者から中級、上級者への最初の壁とよく言われますので最初は無理をせず、やり方がわからなければVIKING the MAINTENACEもしくは最寄りのショップへ相談するのがおすすめです。

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リアディレイラーのワイヤーの取付ボルトの締まりもを確認します。

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フロントギア同様、ギアが入りにくい場合はアジャストボルトで調整します。トップ側(重い方)からロー側(軽い方)に入りにくい場合は、ワイヤーが緩んでいる可能性が高い為、リアディレイラーに付属しているアジャストボルトを左方向に回していきます。その際にギアが入るか確認しながら90度ずつ回していくのがポイントです。

※フロントギア同様、ギアの調整やセッティングはメンテナンス初心者から中級、上級者への最初の壁とよく言われますので最初は無理をせず、やり方がわからなければVIKING the MAINTENACEもしくは最寄りのショップへ相談するのがおすすめです。

6.チェーンへの注油

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チェーンオイルはドライ用、ウェット用など用途に合わせて様々な種類が存在します。VIKING the MAINTENACEは日々のメンテナンスにおいてドライオイルをおすすめしています。また自転車イベントやレースに参加するときは、途中でオイル切れを起こすと自転車のパフォーマンス低下が心配されるので、直前にウェットオイルを塗布することをおすすめしています。

2つのオイルの特徴は

ドライ用オイル・・・チェーンに汚れが付きにくくきれいに保てますが、乾きやすいため頻繁に注油が必要です。

ウェット用・・・粘度が高いためオイル効果の持続性はありますが、+路面の砂やほこりを拾いやすいのでクリーニングに手間がかかる難点があります。

どちらも1回試してみてから使いやすい方を選んでみてはどうでしょうか。

注油方法は、チェーンの1コマずつしっかり注油していくのがコツです。(写真はドライ用)

7.フレーム、フォークの汚れ落とし、ワックス塗布

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自転車も見た目がきれいか、そうでないかで印象が随分変わってきますよね。せっかく高い自転車を乗っていてもほこりや汚れが溜まっていたらカッコ良さも半減します。

そうならないように最後の仕上げ、フレーム全体の汚れ落としとワックス掛けは大事です。人間でいう身だしなみですかね。いつも働いてくれる感謝の気持ちを込めながら、拭いてあげましょう!

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今回のチェーンオイルは右の赤いドライオイル。フレームの汚れ落とし兼ワックスは左のSHOWROOM というもの。ともにFINISHLINE(フィニッシュライン)社のものを使用しました。FINISHLINE社のケミカル類は種類が大変豊富で、用途によってしっかり選べるので実は私も重宝しているメーカーです。

まとめ

以上1から7までのメンテナンスを順にご紹介しました。これらメンテナンスの順序は非常に重要で、2でも説明しましたが間違えると余計な作業や時間が掛かったりするのでスマートに行いたいところです。

コツは最初にルーティーンを覚えて、毎回繰り返すことです。そうすれば失敗しないメンテナンスができるようになります。毎日通勤でロードバイクを使う場合は、2週に1度、週末のライドのみであれば距離に寄りますが、月に1度の周期でメンテナンスを行ってください。

定期的にメンテナンスを行うことでメンテ不足で起こる重大な故障などを未然に防ぐことができます。

VIKING the MAINTENACEでは随時自転車のメンテナンスを行っております。お気に入りの自転車を長く使い続けるために是非メンテナンスをお待ちしております。作業料金等はこちらでご確認いただければと思います。

それでは。

ロードバイクのフレームからの組立て、カスタム承りますよ!

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今日はSPEEDVAGEN ロードフレームの組立て。

SPEEDVAGENとはアメリカ、ポートランドにおいてハンドメイドされたロード、シクロフレームを展開するブランド。ビルダーのこだわりを随所にちりばめているが、しつこくなくシンプルさを感じる作品です。乗り手の事を考えて出した結果がスチールという答えには共感が持てます。

ロード=カーボンというくくりだけで考えてしまうと、本当に自分に合ったものを探す選択肢をみすみす逃している気もします。スチール=重いという根強いイメージと裏腹にビルダーがハンドメイドで作るフレームはベストなパイプの選択とその技術力によりカーボンフレームに匹敵する重量を実現できます。

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フレーム選びには改めてスチール(もしくはステンレス)を仲間に入れてみては?
SPEEDVAGENはオーダーすると約2、3ヶ月で納品が可能なようです。

VIKING the MAINTENANCE はSPEEDVAGENの直接のお取引はしておりませんが、フレーム購入後の組付けは是非とも承ります。他店やインターネットで購入したアイテムの組付けも喜んでお受けしますよ。

それでは。

ロングライドに必要な自転車アイテムと賢い収納術

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

ロードバイクに乗って、ロングライドやツーリングに行くときに何を持って行ったら良いか迷いませんか?

おそらく初めての方はそう思うのではないでしょうか。なぜなら私がロングライドをはじめたころは、ピックアップしたものが多すぎて絞るのが大変だった記憶があったからです。

そこで今回は、私の今までの経験をもとに「ロングライドに必要な自転車アイテムと賢い収納術」と題して、ロングライド中でも、日帰りに特化したおすすめのアイテムとそれらをパッキングするための収納術を紹介します。

必要なアイテムの一覧

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①から⑰までが僕がおすすめする日帰りツーリングの必須アイテムです。今までの経験上、これ以上もこれ以下もないくらいベストな陣容だと思っています(笑)最終的にこれらがコンパクトに収まった画像を後ほど紹介します!

まずは、アイテムから、

①輪行バッグ

輪行を利用してロングライドをするには絶対のものですが、自走の予定でライド中にメカトラブルが発生した場合は、

TAXI(最寄駅まで)+ 輪行

が一番スムーズな帰宅方法だと思います。そのための輪行バッグです。疲労で力尽きた時も輪行できると思えばかなり頑張れるのではないでしょうか?

②ツールボトル

ウォーターボトルと同じ容量か、ひと回り大きいものがおすすめ。これにチューブ、タイヤレバーなど小さめのアイテムを入れるのが目的です。今回の収納術の鍵を握るアイテムのひとつです。

③キャッシュカード、クレジットカード、保険証、IC乗車券

カード類はこの4つに絞ります。免許証があっても?ですが、まず運転するようなことは考えにくいことと、身分証ならば保険証と写真入りのクレジットカードがあれば十分だと思っています。(※ない場合は免許書でもOKです)

それとIC乗車券!最近は電車のみならず、自販機で飲み物を買う時もいちいち小銭を出さず買えるので便利ですね。残額は前もって要チェックです!

④現金

お金を持たずに出る人はいませんね。日帰りならば現金で1万円以内で十分だと思います。メカトラブルなどでTAXI等を利用せざるを得なくなった場合は、まとまったお金が掛かることを見越して③のクレジットカードを利用するのがおすすめです。

⑤防水仕様のウォレット(財布)

普段の生活で使っている財布は、汗や水分がついてしまう可能性が高いので控えた方が無難です。また革の財布は意外に重く、かさばるので携帯が煩わしくなると思います。

ロングライドの場合、貴重品はサイクルジャージの後ろポケットに入れると思うので、薄く、防水の財布があるとベストです。すぐになければジップロックでも十分代用が効きます。

⑥スマートフォン

facebook や instagram などライド中にSNSを活用するのもロングライドの楽しみです。使い過ぎはバッテリーの消費を促すので注意ですね。スマートフォンの機種にもよりますが、私のタイプはSNSや通話をしても夜までバッテリーが持つので、充電器は携帯していません。

バッテリーの減りが早い機種は、換えのバッテリーやかさばらない充電器を持っておくと良いですね。

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⑦替えチューブ、⑧タイヤレバー

ロングライド中のパンクはトラブルのうちに入りません!と言えるくらいチューブ交換が難なくできるスキルは身に着けたいですね。

⑨携帯工具

六角レンチのなかでも最低限4,5,6mmがあるツールを選びます。これにプラスドライバーもセットになっていればなお良いですね。

⑩クリートカバー

クリートカバーは自転車を降りたときに、ロードバイクタイプのビンディングシューズでも履いたまま歩行ができるように、クリート部分をカバーするアイテムです。ゴムやプラスチック製です。

ランチを取るためにビンディングシューズでお店に入る際や、メカトラブルでが原因でリタイヤし、電車の利用や歩くことが多くなった場合に重宝します。シマノ、LOOK、TIME、SPEEDPLAYなど各ペダルメーカーに対応したものが売られているので、持っていなければショップやネットでチェックしてみましょう。

⑪チェーンオイル

チェーンオイルには大きく分けて、粘度が高いウェットタイプのオイルと、ドライタイプのオイルがあります。

僕はさらさらとしたドライ系のチェーンオイルを愛用しているので、100キロを超えるライドになるとオイル切れのサインであるキリキリ音が鳴ることがあります。そんな時にすぐに注油できるようにコンパクトサイズのドライオイルを持っていきます。

ウェットオイルは潤滑の持続性が長いので、走る距離によってはドライ程のこまめな注油は必要ありません。ロングライドに行く前日にチェーンの状態をチェックし、必要であれば注油しておくだけで良いので、携帯する必要はないと思います。

⑫携帯ポンプ、⑬応急用パンク修理剤

携帯ポンプはクリンチャータイヤ(※チューブを入れて使用するタイヤのこと)のチューブ交換用に持っていきます。私の場合、チューブラータイヤ(※タイヤとチューブが一体化したタイヤ。接着剤や両面テープを使ってホイールに貼り付けます)を使用するときは、チューブもタイヤレバーも持っていきませんし、換えのチューブラータイヤはかさばるので持って行きません。

もしチューブラータイヤでパンクした場合は、⑬応急用パンク修理剤を使って応急修理をして、携帯ポンプで追加でエアを入れて近くの駅までゆっくり走り、輪行します。

また、チューブラータイヤのパンクの特徴として、穴の大きさにもよりますが、ゆっくりを空気が抜けていくことが多いです。

⑭鍵

コンパクトかつ長い(180㎝前後)コイルタイプがおすすめです。街中での駐輪とは用途が違うので、セキュリティ性よりも携帯性を重視します。鍵をかけるタイミングはお店に入るときや観光地を見学するくらいであまり長時間は停めないからです。

⑮補給食

これは水に溶かして飲むための顆粒ですが、スティック状の固形物でも何でも良いと思います。固形タイプの場合はジャージの後ろポケットに入れた方が良いかもしれません。

アミノ酸は筋肉の疲労を軽減する作用があるので、よく使っています。

⑯消毒液、⑰ウェットティッシュ

落車や転倒などで擦りむいたり、切ったりしたときに最低限消毒だけはしておきたいですね。ウェットティッシュは万能で止血にも使え、チェーンの油が手に付いた場合も重宝します。

ツールボトル1本に収納

以上が私がおすすめする日帰りツーリングの必須アイテムですが、こんなにあるとそれなりのバッグが必要では?と思ってしまいますね。でも②ツールボトルがあればバッグもサドルバッグさえも使わずに収納することが可能です。

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まず、クリンチャータイヤの場合は、⑬応急用パンク修理剤以外の16点すべてパッキングするとここまでコンパクトになります。こちらの画像にないアイテムすべてが②ツールボトルに集約されています。

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次にここからフレームのボトルケージに②ツールボトルを、それ以外をサイクルジャージの後ろポケットに入れ、分散させます。

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私はリュックを背負って走るのはあまり気が進まないので、出来る限りコンパクトでまとめたい考えですが、多少自転車が重くなってもサドルバック等を利用して余裕を持たせる方法も有効だと思います。

そうすればサイクルジャージのポケットに余裕が生まれるのでより走りに集中できます。

また、以下のようなシートポストに取り付けるバッグは収納力があって便利です。

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自転車用のバッグやバスケットを製造している、ドイツのメーカーのRIXEN KAUL(リクセンカウル) からリリースしているシートポストバッグです。ウインドブレーカーなどの着替えも入れることができ収容力は抜群です。

あとは重量の兼ね合いでしょうか。やっぱりロードバイクはは軽くしなくては!という考えであれば採用しにくいところですね。

また、シートポストバッグの場合は、バッグの重みで立ちこぎやダンシングがしづらいという側面もあります。メリットがある分、デメリットもという感じですね。

最後に

グループライドの時はメンバー間でアイテムを分散するのも賢い方法です。ひとつあれば十分なものとして、⑫携帯ポンプ、⑨携帯工具、⑯消毒液あたりではないでしょうか?

以上が僕がおすすめする「ロングライドに必要な自転車アイテムと賢い収納術」です。初めての長距離で何を準備すれば?と考えている方の参考になればと思います!

それでは。