ミニベロにタイヤにはフォールディングがおすすめ

シェアする

今回はミニベロのタイヤについてのお話です。

BRUNO(ブルーノ)やBIANCHI(ビアンキ)をはじめ、定価5,6万円程のミニベロを愛用されている方はたくさんいらっしゃると思います。そこで5,6万グレードのミニベロのカスタム案としてタイヤのフォールディング化というものがあります。結論から言うとタイヤを軽量化させて、前への推進力を高めることを狙ったカスタムです。

フォールディングタイヤって何?

比較的低価格帯のミニベロのほとんどがワイヤービードと言ってタイヤがリムにはまる部分であるビード部にワイヤーを埋め込むことで、タイヤの形である円形を保ちます。しかし、ビードにワイヤー(鉄)を埋め込むことは、タイヤの重量増を招くことになりますね。

しかし、ワイヤビードを採用することはコストを押さえるメリットもあり、低価格帯のスポーツバイク全般や、タイヤに強度、耐久性を求められるシティサイクルなどに良く採用されています。

フォールディングタイヤとはワイヤービードと対極な仕様のもので、ビード部にワイヤーではなく、ケブラーというプラスチック系の化学繊維を用いることで、高強度かつ軽量化を実現でき、スピードアップにつながるというメリットがあります。素材の特徴により折りたたむことができるためフォールディングタイヤと呼ばれています。

minivelotyre

画像で確認すると奥のタイヤがドイツのSCHWALBE(シュワルベ)製のワイヤービードタイヤ、手前の折りたたまれているタイヤがパナレーサー製のフォールディングタイヤです。ロードバイクの700×23cサイズのほとんどのタイヤは、フォールディングタイヤであり、グリップ力や低摩擦性に長けた高性能タイヤも多くラインナップされています。

価格別、重量別で比較

item_img01

フォールディングビードタイプ:参考価格5,124円(税別)、190g(PANARACER製 Minites Lite 28-451)

567ca6331b416

ワイヤービードタイプ:参考価格3,400円(税別)、255g(SCHWALBE製 DURANO 28-451)

ワイヤーとフォールディングで1本当たり約1,700円の違いがあります。メーカーにより価格差は様々ですが、大体1,500円から2,000円の差があるようです。もしチューブがそのまま使えれば、タイヤ代で1万円前後でできることになります。(※新品タイヤにする際はチューブも一緒に交換することをおすすめします)

このように5,6万円のミニベロでもフォールディング化させることで、軽快なぺダリング、スピードアップ、長距離時の疲労の減少など、ワンランク上の走りが望めるのです。フォールディングタイヤはワイヤータイプよりもホイールに嵌めやすい特徴もあるので、タイヤチューブ交換の練習もかねて試してみてはいかがでしょうか?

今使っているのがワイヤーかフォールディングか判断がつかない場合はVIKING the MAINTENANCE までお問い合わせください。

それでは。

コメントの入力は終了しました。