こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。
VIKINGでもごり押し気味に押しているビッグプーリー。特にRIDEA製のビッグプーリーは変速性能が非常に安定しており、シマノコンポーネントと相性が良いのでおススメをしています。モデルはシマノR9100(デュラエース)、R8000(アルテグラ)用である「C38」または「C60」がそれに該当します。
今回はこれらC38とC60の違いを簡単にまとめてみました。
RIDEA ビッグプーリーC38とC60のスペック


まずモデル名の数字は上下プーリーの一の位の歯数を組み合わせているのが分かります。特筆すべきはプリーの形状の違いです。C38はローアーがナローワイドになっていますが、C60は上下ともナローワイド仕様です。
プーリーを大口径化することは変速性能の低下をもたらす可能性が出てきます。これはいつもビッグプーリーに付きまとっている問題で、導入を迷う原因にもなることですね。この変速低能の低下を抑制するためにナローワイドを採用しています。C60の場合プーリーの歯数が純正よりも倍近くになってしまうため、上下ともナローワイドにすることで、変速性能の安定化を図っています。
具体的にナローワイドって?

MTBをはじめとしたフロントディレイラーを廃したフロントシングル仕様を昨今よく耳にするのではないでしょうか。そのフロントシングル仕様の際に出てくるキーワードがナローワイドです。
チェーンリングやプーリーの歯を広く、狭くと交互に配置することで、チェーンの噛みこみを強固にする仕組みです。これによりチェーンの脱落を抑制し、変速性能の安定化を図ることができます。
関連記事:フロントシングル化のカスタム。ナローワイドチェーンリングで変速性能の安定化とチェーン落ちを防止
軽量化を意識した肉抜き加工
プーリーを大口径化するほど、チェーンの抵抗が減り、セラミックベアリングの性能も相まって回転効率が向上することがビッグプーリーのメリットです。しかし、大口径化することは変速性能の低下とは別に重量増という「もうひとつのデメリット」をもたらすことになります。その重量対策としてC38、C60 ともにカーボンケージを採用していますが、C60はさらに大きくなるため、上下プーリーに肉抜き加工を施しています。

さて皆さんはこの2モデルを比べてみてどちらを選びますか?より高い回転効率を求めるのならばC60。回転効率と変速低能のバランスを求めるならC38といったところでしょうか。あとは価格かな?
またVIKINGではこのようなサービスも始めました。

今人気のビッグプーリーカスタムの取り付け・発送サービスを開始します。遠方の方でもご利用いただけるサービスです。
それでは。
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フロントシングル化のカスタム。ナローワイドチェーンリングで変速性能の安定化とチェーン落ちを防止
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。
ロードバイクにフロントシングル仕様のモデルが少しづつ増えてきています。MTBではもはやFDは無いことになった感も否めません。でも街乗りのバイクはずっと前からフロントシングルの需要は高いんですよね。競技色が強いバイクのフロントシングル化が今話題となっているだけです。
さて今回はフロントシングル化にこんな組み合わせはどうかなという提案です。
ナローワイドチェーンリングとは
ABSOLUTE BLACK OVALチェーンリング 参考価格7,900円(税抜)
これは「ABSOLUTE BLACK」という楕円チェーリングをリリースするブランド。イギリスで設計し、ドイツの材料を使用して、ポーランドでチェーンリングの製造しています。ということはポーランドのメーカーということでしょうか。画像では分かりにくいですが楕円形をしています。
ABSOLUTE BLACKはもともとはMTB界での楕円チェーンリングメーカーとしてのブランドを欧米で確立し、そこで培った技術と知識を基に、ロードバイクの楕円リングにも進出しています。チェーンリングとしては珍しいアルミの中で最も固いAL7075を素材に採用し、非常に高い剛性を誇ります。さらに高剛性により、たわみにくいチェーンリングを生み出すことができるため、変速性能が安定し、ライダーのパワーを逃がさないメリットがあります。
楕円チェーンリングさらにはフロントシングル仕様となると、懸念事案がフロントのチェーン落ちです。これを改善するためにABSOLUTE BLACKは「ナローワイド」と呼ばれる構造を採用しています。

ナローワイドとは直訳すると、「狭い、広い」ですね。これをチェーンに当てはめていくとチェーンは外側プレートと内側プレートを交互に並べてつながっています。外側プレートの中は広く(ワイド)、内側プレートの中は狭い(ナロー)になっていますよね?
これに合わせてチェーンリングの歯もワイドな歯、ナローな歯を交互に配置されています。

ナローワイドチェーンリングにより、チェーンとチェーンリングの噛みこみが強固になり、チェーンの脱落を抑制することができます。特に楕円チェーンリングのような特殊な動きをするチェーンラインには必須といっても良い構造ですね。
4,5アーム、グラベル用など多種多様

クランクを装着するとこのようになります。今回はスギノ製クランクにABSOLUTE BLACKを装着しました。
ABSOLUTE BLACKのラインナップはシングル用のナローワイドチェーンリングだけではなくフロントダブル用のチェーンリング(4,5アーム)やグラベルロード用のナローワイドチェーンリングと多種多様です。
まだまだ知名度は少ないブランドですが、フロントシングル化のカスタムを行う際はちょっと参考にされてみてはどうでしょうか?
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今人気のビッグプーリーカスタムの取り付け・発送サービスを開始します。
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自分のロードバイクをカッコよく、乗りやすくするために行う「カスタム」。いろいろありますよね。中でも最近VIKINGで人気なのがビッグプーリー化やセラミックBBへの交換カスタムです。特にビッグプーリーはフルセラミック仕様にすることで非常に回転効率が高まり、ケージが長くなることでチェーンの抵抗も減るため、違いを感じるユーザーさんが非常に多いです。ありがたいことによく売れています。
関連記事:インパクト抜群!RIDEA ビッグプーリー C38
関連記事:変速性能に不安なし。ビッグプーリー「RIDEA C35」をアルテグラDi2で検証
ビッグプーリーカスタムの取り付け・発送サービス
現在ビッグプーリーへのカスタムはVIKINGにバイクをお持ち込みいただき、装着作業をし、お渡しする流れです。これが基本サービスです。一方で遠方に住んでいるユーザーさんはなかなかVIKINGにバイクをお持ち込みいただく時間がありません。その様なユーザーさんにもビッグプーリーをお届けできるようなサービスを考えました。
バイクから取り外したリアディレイラーをVIKING宛てに郵送していただき、VIKINGでビッグプーリーを装着後、返送するというサービスです。ビッグプーリーの装着には専門的な知識が必要なことと、カーボン素材が使用されるなどデリケートな部分もあるため一般ユーザー自身で行うことはおすすめしていません。そこでVIKINGがビッグプーリーの装着のみを代行するサービスになります。
ただこれはチェーンの取り付けやリアディレイラーのワイヤー調整等ができるユーザーさんが対象です。メンテナンスに関して知識がなくできないユーザーさんはご利用をおすすめしません。ご了承ください。
VIKINGをご利用いただいているユーザーさんはチェーンの取り付けやギア調整などは個人で行っている方が比較的多いため、今回このようなサービスを企画しました。
具体的にな流れは以下の通りです。

お申し込みはVIKINGページのトップメニューのお申込み、お問い合わせから進んでいただくとビッグプーリー取付・発送サービスを選ぶことができます。
申し込み完了後、VIKINGより自動返信メールが届きます。その後私の方からビッグプーリーのモデルや料金などのご案内メールと入金先の口座情報を合わせてお送りします。入金方法に関しましては銀行振り込みのほかにカード払いが可能な代引きもご利用いただけます。
ビッグプーリー本体と工賃をご入金いただいた後、リアディレイラー単体をVIKING宛てに元払いでお送りいただきます。VIKINGに到着後、場合によっては即日取付・発送も可能になりますが、通常1週間以内で返送予定です。
装着可能なビッグプーリーのモデル
ビッグプーリー取付・発送サービスの対象ブランドは以下の3ブランドです。
■ RIDEA
C38 フルセラミック ビッグプーリー 税抜32,000円
プーリーのベアリングと玉受け両方がセラミック製(フルセラミック)。歯先はナローワイドになっており、変速性能を安定させる効果があります。ケージはカーボンを採用し重量増を最小限に抑えます。
■ GEAROOP
ALMINUM SHELL 税抜20,000円
C38と同じくフルセラミック製。ケージはアルミ製でコスパに優れたモデルです。もちろん変速性能も安定です。
■ カーボンドライジャパン(CDJ)
V3 税抜38,500円~
それぞれシマノ、カンパニョーロ、SRAMに対応したモデルがあり、ビッグプーリー化で不安視される変速性能の低下も見られず非常におすすめの3ブランドです。
モデルによってはお取り寄せに時間がかかるモデルもございます。その際はお申込み時にご案内いたします。
取り付け工賃に送料ついて
ビッグプーリー取付サービスはビッグプーリー本体代と取付工賃をいただく形となります。
取り付け工賃:2,200円(税込)
送料:無料(北海道、沖縄及び一部離島は除く)
ビッグプーリー取付後のお客様へのお送りする送料は一部の地域を除き無料です。
お申込みはHPお問い合わせページから

ビッグプーリー取付・発送サービスのお申し込みやご質問はVIKINGのHPのメニュー欄にあるお申し込み、お問い合わせページから行うことができます。
上の画像のように、ビッグプーリー取付、発送サービスの欄をチェックいただき、ご希望のモデルやご質問等は一番下のメッセージ欄をご利用ください。
オーダー、お問い合わせお待ちしております。
それでは。
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イタリア発コックピットブランドURSUS(ウルサス)。流行りのステム一体型ハンドルをアッセンブル
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。
軽量化の限界を感じ、空気抵抗軽減の方向性にシフトしているロードバイク業界。フレームのエアロ形状やリムハイトが高いワイドリムなど魅力的なアイテムが揃っています。中でも空力(エアロ)効果のあるハンドルの換装は比較的手軽にできるエアロカスタムではないでしょうか。
VIKINGでは以前よりエアロ効果のあるハンドル、例えばステム一体型やケーブル内装ハンドルなど多数カスタムをさせていただきました。最近ではローリングストーンのステム一体型ハンドルを当ブログでご紹介させていただいています。
関連記事:リーズナブルで高品質なローリングストーンのステム一体型ハンドル。気になる価格やサイズは
イタリア発のコックピットブランド「URSUS」

今回、ウィリエールのGTR TEAMのフレームに「URSUS」(ウルサス)のステム一体型ハンドルを装着させていただきました。
ウルサスはイタリア・ヴィチェンツァで1967年の創業した比較的歴史のあるブランドで、ハンドル、ステム、シートポストといったいわゆるコックピッドパーツ(MAGNESシリーズ)の製造を行っているブランドです。またヴィチェンツァといえばカンパニョーロと同じ街ですね。
URSUS MAGNUS H01
参考価格:税別85,000円
重量:330g(MB)
カラー:グロッシーグレー or マットグレー(画像モデル)
サイズ構成は以下の通りです。

同じ仮想ステム長でハンドル幅が2サイズが用意されています。特にSとSBはベリーショートリーチですね。
ケーブルはもちろん内装式です。ケーブルを通す穴は比較的小さめなので、DIYで行う場合は機械式の場合シフト・ブレーキ両アウターを通すのに苦労するかもしれません。
ハンドルのオーダーと取付は常時承っています。ご質問などありましたらお気軽にどうぞ。
それでは。
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リーズナブルで高品質なローリングストーンのステム一体型ハンドル。気になる価格やサイズは?
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。
空気抵抗を軽減するために特化したロードバイクがエアロロードバイクですが、フレームだけでなくハンドル回りも「エアロ化」することでさらなる空気抵抗を生むことができます。さらにビジュアルの美しさも加えてくれるのが「ステム一体型ハンドル」。当ブログでもステム一体型ハンドルについていくつか記事をアップしていますが、今回はローリングストーンのステム一体型ハンドルをご紹介します。
関連記事:ピナレロ GAN Sをステム一体型ハンドルにカスタム!専用マウントでガーミンもライトもスッキリに。
ローリングストーンとは

ローリングストーンは上海を拠点にカーボンフレームをリリースしているブランド。メジャーメーカーのOEM生産の実績から自社ブランドローリングストーンは精度が高く、フィードバックからの改善も非常に速いブランドです。レースチームの運営やイベントの協賛にも積極的で、本格的に日本への進出が始まっています。
VIKINGはローリングストーンの正規ディーラーであり、今回紹介するハンドルを始め、フレームも含めたすべてのパーツを取り扱っています。今後ユーザーさんが増える可能性が高く、期待大なブランドですよ。
ステム一体型ハンドルの気になる価格とサイズ

Aero Integrated Carbon Road Stem Handlebar
価格:26,544円(税抜)
重量:330g(410㎜)
ステム一体型ハンドルは色々選択肢はありますが、ローリングストーンほど魅力的な価格帯のモデルはないのではと思います。通常4~5万円~が一般的で中には約10万円するモデルもあるからです。
肝心なのはカーボンの品質ですが、フレームにもよく採用される東レT800カーボンを使用。これだけで安心感あります。リーズナブルで高品質なハンドルということです。

サイズは上の画像をご覧ください。仮想ステム長は90 or 100㎜、ハンドル幅は39 or 41㎝の組み合わせで選ぶことができます(※下ハンが末広形状)。ドロップは深めで、ショートリーチですね。
取付に関して
ワイヤーケーブルはハンドルフラット部の中を通る内装式です。Di2ケーブル、ディスクブレーキホースにももちろん対応しますが、取り付けは専門技術が必要ですので、DIYでは難しいかもしれません。
VIKINGではもちろんハンドル現物を用意していますので、握った感触や雰囲気を確かめることができます。それからオーダーいただくのが安心かと思います。
また取付に際しての工賃は、ご使用のフレームの構造によりますが、1万円前後です。また内装式のため基本的に機械式のワイヤーケーブルは新品交換になることが多くなります。
その他ご質問はこちらまでお気軽にどうぞ。
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同じグレードでも重量や形状に大きな違いが。デュラエースR9100のケース。
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回お預かりしているカスタムで、機械式からDi2化の案件があるのですが、STIが同じグレードでも仕様によって大きな違いがあるので少し紹介しようと思います。
仕様の違いでSTIが4種
シマノ・デュラエースR9100シリーズにはTT仕様を除き、STIレバーが4種類存在します。
ST-R9100:機械式シフト、リムブレーキ用 365g 税別54,226円
ST-R9120:機械式シフト、ハイドローリック(油圧)・ディスクブレーキ用 505g 税別75,184円
ST-R9150:Di2、リムブレーキ用 230g 税別67,522円
ST-R9170:Di2、ハイドローリック・ディスクブレーキ用 320g 税別88,314円
以上のラインナップでディレイラー、ブレーキによって使用するSTIが決まってくるのですが、それぞれ重量が大きく異なっていて興味深いのです。特に最大の重量差があるのはST-R9150(230g)とST-R9120(505g)です。同じデュラエース同士で300g近く重量差があるのです。びっくりですね。重量だけで言うと同じグレードでくくっちゃいけない気がします。
そうなるとディスクブレーキ仕様のロードバイクが重量面においてデメリットになると言われますが、Di2仕様によって操作性が向上することに加え、重量を多少抑えることができるんですね。
見た目も大きな違いが

重量差185gの2モデルです。そこそこお腹にたまるステーキ1枚分てとこでしょうか?形状も大きく異なり、ブラケットの握り心地も変わってくるはず。日本人は比較的手の小さい人が多いので、女性も含めST-R9120は大きいなと感じるユーザーさんが多いのではと思います。
一方でST-R9120はDi2であるのはもちろんのことブラケットがコンパクトなのでほとんどのユーザーさんにフィットしやすい大きさですね。
賛否両論あるかもしれませんが、これから新しいフレームを組もうと考えているユーザーさんにひとつの参考資料になればと思います。個人的な意見としてやっぱりDi2が有利かなぁと。
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待望のカンパニョーロ純正高性能シフトケーブル、高い?安い?
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カンパユーザーさん待望の高性能シフトケーブルがVIKINGに入荷してます。カンパニョーロのユーザーさんは決して多くないため、この高性能シフトケーブルの賛否はあまり見られませんが、テフロンコーティングが施された手触りツルツルなケーブルに仕上がっていますよ。

安価なテフロンコーティングシフトケーブルは、外側だけしかコーティングされていないものが多いのですが、カンパニョーロはワイヤーの芯までテフロンコーティングが浸透している模様です。
本来12速のグループセットに標準装備されてくるアイテムですが、この通り単品販売もあり、11速でももちろん可能です。

しいて言うのならネックなのが価格です。シフトケーブルのみで13,000円以上します。シマノのデュラエースのポリマーコーティングシフトケーブルが4,000円と考えると「エッ!」となりますが、カンパユーザーさんにとってそんなの関係ないですよね!
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シマノのロードバイク用ディスクブレーキの特徴とパッドやローターの違いで何が変わる?
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回のカスタムはキャノンデールのシナプス。ロングライドやエンデューロに照準を当てたエンデュランスバイクです。キャノンデールは同社初のエアロロードバイク「システムシックス」をリリースし話題を集めていますが、話がそれてしまうので今回は触れません。
最近はディスクロードが各メーカーから続々とリリースされており、ディスクブレーキについてそれなりに理解されているユーザーさんも多いとは思います。なので今回はちょっと異なった視点でシマノのロードバイク用ディスクブレーキの特徴とパッドやローターの違いを深堀りしてみたいと思います。
重量も大きなメリットに。デュラエースST-R9170ディスクブレーキ
カスタムの内容はロードバイク・ディスクブレーキキャリパーの取り付けです。ロードバイクのディスクブレーキモデルのリリースが著しく増えた2019年モデルですが、それに乗じてディスクブレーキ関連のカスタムやメンテナンスがVIKINGでも増加傾向です。
今回はシマノ・デュラエースのディスクブレーキキャリパーとレバーの取り付け、オイルラインの形成をさせていただきましたが、VIKINGではSRAMのディスクブレーキシステムである「HRD」やカンパニョーロのディスクブレーキシステムのカスタム、メンテナンスも問題ありません。

画像上はDi2とディスクブレーキ(ST-R9170)の組み合わせ。ハンドル内から出てきたディスクブレーキホースとSTIレバーが接続されている様子です。ST-R9170の形状的な特徴としてワイヤーとディスクブレーキの組み合わせであるST-R9120よりもコンパクトであることです。これにより重量が大幅に異なっています。さらに下の画像をご覧ください。

2モデルを並べてみました。左がDi2ディスク仕様のST-R9170、右が機械式ディスク仕様のST-R9120です。一見すると同じように見えますが、頭の部分に注目するとST-R9120の方が大きくなっていませんか?これはシフトケーブルの巻取り部と油圧ブレーキのタンクを収めるためにどうしても大きくなってしまうためです。
一方でST-R9170(左)はDi2のためワイヤーの巻取り部が存在せず代わりにDi2の基盤と油圧タンクのみで構成できるためコンパクトにできるのです。さらに重量で比較すると一目瞭然です。
重量は?
ST-R9170:320g(平均重量)
ST-R9120:538g(平均重量)
カタログ値でなんと「200g」も違いが出ています。STIレバーでこれだけの重量差が出ているとは非常の驚きですね。確実なシフティングと幅広いシフト設定が魅力なDi2ですが、このような場面でもまた違った恩恵が得られるということです。
Di2ディスク仕様と機械式ディスク仕様のSTIレバーの重量差はデュラエースだけではなく、アルテグラ、105にも同様に当てはまります。またこれら3つのコンポーネントは頭文字が「Rシリーズ」という同系統のデザインを採用しているため互換性もあります。
ディスクブレーキパッドは共通品
ディスクブレーキパッドはレジンとメタルの2種類が用意されていますが、3つのグレードともに同じモデルを使用します。レジンパッドは基本的に樹脂で成形したタイプであり、メタルパッドは銅やセラミックなどの素材を混合し焼き固めて成形したものです。制動力はメタルの方が強めに効きますがどちらもゴム製のリムブレーキパッドよりも交換のタイミングが早いのが特徴です。
関連記事:ディスクブレーキのパッドとブレーキオイル。交換はどのタイミングが一番良い?

さらに細かく分けていくとシマノのディスクブレーキパッドにはフィン付きとフィン無しのレジン、メタルパッドが存在します。フィン付きのパットはアイステクノロジーパッドと呼ばれており、ブレーキをかけた時に発生する熱を逃がす効果(放熱効果)が高いパッドです。一方でフィン無しはいわゆる通常のディスクブレーキパッドであり、放熱効果はアイステクノロジーパッドよりも劣ります。
放熱効果が高いとパッドの耐久性が高まり、制動力の安定につながるということです。デュラエース、アルテグラ、105の3グレードは最初からアイステクノロジーパッドが採用されていますので、交換時も同じパッド使用することをおすすめします。
ブレーキング時のディスクキャリパー周辺は非常に高温になるため、放熱効果が非常に重要なわけです。
ディスクローターの冷却効果と制動力

ディスクローターにも放熱効果が期待できます。ディスクブレーキパッド同様ローターもブレーキングによってかなりの高温になります。その高温が少しでも抑制されれば効きやパーツの耐久性が高まることになります。
シマノが開発した「アイステクノロジーフリーザローター」は通常のディスクローターに比べてブレーキング時のローター温度を約50度下げる放熱効果があります。さらにその放熱効果により制動力が20%、パッドの耐久性が20%向上するデータが得られています(上画像参照)。
そのアイステクノロジーフリーザローターはデュラエースとアルテグラが採用しています。一方105は不採用なのでこの時点で性能が上位2モデルよりも劣ります。
さらに下の画像にあるデュラエース(左)とアルテグラ(右)のアイステクノロジーフリーザローターを比べると、デュラエースが濃紺色に塗られていると思います。この濃紺色がシルバーよりも放熱効果を高める効果があり、デュラエースとアルテグラの差を生み出しています。

まとめ

デュラエース、アルテグラ、105の3つのグレードは同じディスクブレーキパッドを使用するものの、ディスクローターの違いで制動力や耐久性が変わってきます。さらに最上級のデュラエースに至っていはここに「軽さ」が加わるためレース機材としてはベストなアイテムと言えます。
アルテグラのディスクキャリパーにデュラエースのディスクローター
105のディスクキャリパーにアルテグラーのディスクローター
以上のような組み合わせも可能ですね。自身のライドエクスペリエンスや予算に応じてカスタムしていくのも非常に魅力的です。
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約10年ぶりのモデルチェンジ。チューブレス化を果たしたコンチネンタル「グランプリ5000」
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チューブレス化を果たしたグランプリ5000
これ以上手を加える必要はあるのかと誰もが思っていたコンチネンタルのグランプリ4000S。私もモデルチェンジの「モ」の時も考えたことはありませんでした。コーナーやウェットコンディションにおいての安心感あるグリップ力と直進安定性。グランプリ4000Sを使用したユーザーさんのほとんどに満足感を与えてきたと思います。
ただ、私はグランプリ4000Sにひとつ注文がありました。それはロードバイク用チューブレスタイヤのリリースです。各ホイールメーカーのカーボンリムのロードチューブレス化が進んでいく中でコンチネンタルのロードバイク用チューブレスタイヤの発表が非常に待ち遠しかったのです。
そしてついに「グランプリ5000」としてモデルチェンジしたことが発表され、VIKINGにも入荷してきました。従来のクリンチャーと念願のチューブレスの二本立てです。
転がり抵抗、耐パンク性、重量すべてが向上

コンチネンタル グランプリ5000 TL
サイズ:700×25c
参考価格:9,800円(税別)
コンチネンタル グランプリ5000 クリンチャー
サイズ:700×25c
参考価格:8,200円(税別)
クリンチャーは旧モデルである4000Sよりも価格が上がってしまったのは残念なところです・・・。しかし旧モデル4000Sからスペックアップした部分として、
■ 転がり抵抗が12%向上
■ 耐パンク性が20%向上
■ 5gの軽量化(700×25cサイズ比)

コンチネンタル曰く、「新時代の幕を上げる最高のオールラウンドタイヤ」。この冬以降大注目のタイヤとして間違いはありませんね。在庫ありますのでお気軽にどうぞ!
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ワンランク上のトレーニングにはパワーメーターを。シマノ・デュラエース FC-R9100-P
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シマノの参入により、購入する側としては選択肢が広がり面白くなってきたパワーメーター市場。自分のライドスキルをサイクルコンピューターやPCを介して可視化できることで、より効率的なトレーニングができる非常に優れたアイテムですね。
VIKINGでもシマノ・デュラエースのパワーメーターが入荷しています。今回はチェーンリング無しのクランクアームのみでクランク長はサイズは170㎜。
FC-R9100-P 170㎜ 参考価格:144,469円(税込)
クランクアームのみで購入する目的として、
1.既存のR9100クランクのチェーンリングを再利用しコストを抑える
2.他社ブランドのチェーンリングを装着するため
これら2つが考えられるのですが、2のケースの方が多いでしょう。楕円チェーンリングメーカーであるROTOR、RIDEA、バロックギアなどを使用しているユーザーさんにではないでしょうか。デュラエースのパワーメーターはそういった他社製のチェーンリングも問題なく装着できる懐の深さはさすがですね。

デュラエースのパワーメーターは左右のクランクにひずみゲージが内蔵され、クランクシャフト内にリチウムイオン充電池や電子部品を収めている構造。センサーユニットは非常に小さく通常のクランクと見間違えるほどです。

左クランクのセンサーも非常に薄い作り。チェーンステーとのクリアランスが大きく確保されるため、今までフレームの形状でパワーメーターが装着できなかったモデルも問題なく対応できるレベルです。
バッテリーはリチウムイオン充電池を採用し、バッテリーライフは300時間ほど。頻繁に充電する必要もなく、リンクさせているサイクルコンピューターや右センサーで充電残量を確認することができます。
あとやっぱり魅力的なのが価格だと思います。サイクルパーツの中でもぐパワーメーターはホイールに次ぐ高額なアイテムと言えますが、シマノのパワーメーターは左右センサーが付いた中ではお求めやすい価格に設定されており、初めてのパワーメーターにもおすすめではないでしょうか。
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