グラベルロード CANYON(キャニオン)GRAIL Di2 オーバーホールとガラスコーティング

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。

今回はCANYON(キャニオン)のオーバーホールガラスコーティングをオーダーいただきました。モデルはグラベルロードであるGRAIL(グレイル)CFです。アルテグラDi2がアッセンブルされた完成車です。2階建てハンドルが印象的なバイクですね。

GRAILが登場して約2年。新車の時点ではオーバーホールは不要のため、そろそろ日本のGRAILユーザーさんからオーバーホールのオーダーがくるかなぁと思っていた矢先のことでした。

グラベルライドや街乗り、通勤にフル稼働したGRAIL

まずはコンポーネント、パーツの取り外しから始めます。グラベルライドや街乗り、通勤などフル稼働されていたGRAILは良い感じで汚れ、消耗がありました。

これらのパーツをすべて取り外し、クリーニングを行い、必要な部分はオイル、グリスアップを行い、最終的に再度組み付けをしていきます。

ディスクブレーキのオイル交換は必須

ディスクブレーキロードのオーバーホールにはブレーキオイル交換が必須です。ブレーキオイルは早いユーザーさんで半年で劣化し、変色していきます。今回もオイルは劣化しており、特にフロントブレーキは本来のピンク色ではなくグレーに近い色に変色していました。

オーバーホールでリフレッシュしたGRAILにガラスコーティングでマットカラーに深み

ガラスコーティングを施工すると塗装面のツヤがさらに増すイメージを持たれると思います。それは正しい認識です。ただVIKINGのガラスコーティングはツヤなし(マット)フレームにも対応しており、マットカラーの場合はツヤが出ることは決して無く、マット感に深みや濃厚さが出る印象に仕上がります。

比較しにくいかもしれませんが、上記のパーツ分解前の汚れたフレームの様子を見ていただくとツヤなしの部分が少しばかり薄く見えないでしょうか?汚れによって薄く見えている部分も否めませんが、ガラスコーティング後は塗装面の深みや濃厚さを感じられると思います。

バーテープはほぼ同色であるフィジークのVento ソロカッシュ タッキー(2.7㎜厚)でまとめました。自画自賛のようですがこのフレームカラーにはこれしかないといったバーテープではないでしょうか。

またGRAILの2階建てハンドルはバーテープの巻き方も特殊です。長さはハンドル1本分で足りますが方向転換を間違えると混乱しますので念のため上記CANYON公式YOUTUBEの動画を見ながら行うとよいと思います。

駆動系は特にきれいに仕上がりました。

ディスクブレーキはオイルだけでなくパッドもともに交換し、制動力、ブレーキタッチとも良好です。

ディスクブレーキブレーキパッドはリムブレーキパッドよりも減るスピードがかなり早いのはご存じでしょうか。さらにディスクブレーキの場合パッドが減ってもレバーの引きしろがほとんど変化しないため、減っていることに気づきづらい点があります。

また目視でも見にくいのため、減り具合をしっかり確認するにはパッドをキャリパーから外す必要があります。さらにパッドはブレーキオイルと同様に早いユーザーさんで半年持たないこともあるため、直近でパッド交換をした場合を除き、VIKINGではディスクブレーキオイル交換とパッド交換は同時に行うことをおすすめしています。

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール・フルメンテナンスの作業工賃は税別28,000円から。消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

リムブレーキ仕様工賃:税別28,000円~(消耗品パーツ別途料金)
ディスクブレーキ仕様工賃:税別33,000円~(消耗品パーツ別途料金)
作業期間:約2週間

ロードバイク、クロスバイク、シングルスピードなどフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。

関連記事:毎年1度は行いたいロードバイクのオーバーホール、フルメンテナンス。コースと作業工程のご紹介。

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今回はCANYON GRAILのオーバーホールとガラスコーティングについてご紹介しました。

それでは。