ROTOR 3DFクランクの取り外し解説

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回の作業は非円形チェーリングのパイオニア「ROTOR」社の3DFクランクの取外しです。ROTORは最近はチェーンリングだけではなく、パワーメーターも積極的にリリースしています。さらにROTOR UNOと呼ばれる油圧系統で制御するコンポーネントも発表するなど、コンポメーカーとして認知されつつあります。

使用工具はいたってシンプル

クランクの取り外しに使用する工具は、画像の2つだけと非常にシンプルです。カセットスプロケットを外すときに使うロックシング外しと六角レンチの8mmです。ロックリング外しは画像のような取っ手が付いているタイプの方が作業効率が高いと思いますが、シマノ製のTL-LR10という工具を使用することもできます。

取外しの手順

まず8mmの六角レンチでクランクのトップボルトを緩めて取り外します(正ネジ)。

するとロックリング外しに合う形状のパーツが見えてきます。

ロックリング外しをはめ込んで左に回してこれも取り外します。ロックリングを外した状態がこちら↓↓↓

ここからもう一度、トップボルトとロックリングを取り付けていきます。

トップボルトから先に戻していきます。この時しっかりと締め込み必要はなく、ある程度奥まで入った感触があればOK。

次にロックリングを当初の状態から反転(表裏)させてトップボルトの上から取り付けていきます。ロックリングはクランクアームと面一になるまで締め込んでいきます。

ロックリングをクランクアームの面一に合わせたら、8mmの六角レンチでトップボルトを左に回していきます。ロックリングで抑えが効いているため重い感触ですが、じっくり力を入れていくとBBからクランクが浮き上がってきます。

取外し後の状態です。圧入式のBBが見えますね。

今回はBBも取り外しが必要でしたので一緒に作業をし、クランクとBBのすべてのパーツがこちらです。

専用工具も少なく比較的容易に行える作業に思えますが、作業するには知識とある程度の経験は必要になるかと思います。VIKINGでは取外しだけでなく、もちろん取付の作業も承ります。

お持ち込みパーツのお取付も歓迎していますので、ぜひご検討ください。

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※上位グレードの3D+も同じ脱着方法を採用しています。

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