ロードバイクの最初の1台に最適。CANYON(キャニオン) ULTIMATE CF SLX

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

インターネットでメーカー直販という販売方法で人気を博しているCANYON(キャニオン)。弊社も車体の販売は行っておりませんが、CANYONを購入されたユーザーさんへその後のメンテナンスやカスタムは喜んで承っています。またCANYONの自転車を購入後、発送先をVIKINGにすることで組立やチューンナップしお渡しするサービスも行っています。

今回は購入後、発送をVIKINGにされたユーザーさんのCANYONをご紹介します。

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妥協のないアッセンブルパーツ CANYON ULTIMATE CF SLX 8.0

フレームはもちろんカーボン。CANYONらしいマットブラックを装ったシックな印象に加え、フレームが斜めに伸びるダウンチューブ部にはCANYONの文字が刻まれています。

シートポストとシートチューブを極限までスリム化することでしなりを生み出し、衝撃吸収に貢献します。実際に乗車し横から見るとはっきりとしなっているのが確認できます。まさにバネのような動きをし体重や路面からの振動を抑える構造です。

ホイールはMAVICのロングセラーモデルであるキシリウムシリーズの中でもミドルグレードであるキシリウムプロ・エグザリット。一見カーボンホイールと見間違えそうですが、リムはエグザリット加工されたアルミ素材で、スポークをカーボンとジクラルと呼ばれるアルミスポークで構成されたホイールです。前後ペアで1,355gという軽量に仕上がったホイールセットです。

コンポーネントはシマノ製で、アルテグラ6800シリーズを採用。アルテグラはデュラエースに次ぐシマノで2番目のロードバイクコンポーネントであり、ユーザー数も非常に多い人気コンポーネントですね。

ガラスコーティングの施工で傷に強いフレームへ

今回はフレームにガラスコーティングを施工。車やオートバイにもよく利用されるガラスコーティングですが、ロードバイクを始めスポーツ自転車にも有効的です。

本来の塗装面の上からもう一面の層ができることで、フレームを傷から予防し美しい状態を保つことができるのです。もちろん事故や転倒での大きな衝撃でできた傷に関しては防ぐとこはできませんが、ロードバイクを立てかけた際に付いたりする小さな小傷などはかなり予防できるんです。

ガラスコーティングの施工は、税別4,000円~(パーツのバラシ、分解工賃は別途)で承っています。今回のCANYONのモデルのようにマットカラーの塗装でも問題なくご利用いただけます。

最初のロードバイクにベストな1台

CANYONはメーカーがユーザーさんに直接販売するため、ライバルメーカーよりも販売価格を抑えられるというメリットがあります。アッセンブルされるパーツもコスパを考えたアイテムを採用せず、性能や使いやすさを重視した非常にバランスの良いチョイスです。

ラインナップも充実しているので、予算やコンポーネントの種類に合わせて選ぶことができ、初めてのロードバイクにも向いているメーカーですね。

それでは。

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カンパニョーロを使用するCANYONのモビスター・チームモデルをオーバーホール 

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

ちょうどジロ・デ・イタリアがクライマックスに向かっている時期ですね。CANYON(キャニオン)のフレームを使用するモビスター・チームのエースライダーであるキンタナ選手が総合優勝を目指し盛り上がりを見せています。

そんな中、先日CANYONのロードバイクであるULTIMATE CF SL のモビスター・チームカラーのオーバーホールを承りました。今回はその作業レポートをご紹介します。

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カンパニョーロを使用したチームモデル

CANYONのロードバイク完成車にアッセンブルされるコンポーネントはシマノが一番多く、次いでSRAMが採用されていますが、このモビスター・チームモデルは、チーム自体がカンパニョーロを公式で使用していることもあり、カンパニョーロのコーラスに統一しアッセンブルされた1台です。

コーラスはカンパニョーロのコンポーネントのグレードの中では、スーパーレコード、レコードに次いで3番目の位置づけ。カンパニョーロの電子シフトであるEPSのコーラスグレードもリリースしています。

3番目と言えども随所にカーボン素材を使用し、かなりの軽量化を図っていますし、カンパニョーロの代名詞である高級感もしっかりと備わっています。

CANYONのカラーと言えばマットブラックが一番印象的ですが、このチームモデルはネイビーをベースにグリーンのさわやかなラインが走っていてまた違った魅力を感じますね。

オーバーホールの始まりはパーツの分解から

オーバーホールを始めていく上で最初に行うのがパーツの取り外しと分解です。コンポーネントやハンドル、ホイールをひとつひとつ取り外していきます。見た目はきれいに乗っていても、パーツをくまなく見返してみると意外と汚れが溜まっていることが多いのでしっかりケアします。

普段はあまり視界に入らないクランクの裏や、ベアリングの部分に汚れは溜まっているもの

専用のヘッドセット調整システム

CANYONの純正パーツのの中でも特徴的なのがヘッドセットです。たいていのロードバイクフレームはフォークコラムの中にアンカーを埋め込みステムやハンドルを取り付けていきますが、CANYON のULTIMATE CF SL はアンカーを使用せず、ヘッドパーツのみで調整しステムを取り付けます。

ハブのグリスアップで回転性能を回復

オーバーホールで必ず行うのがホイールのメンテナンス。特にホイールの回転に大きく影響するハブの中はしっかりとケアします。こちらはカンパニョーロのユーラスというアルミ製のフロントホイールです。玉状になっているのがホイールの回転で一番重要と言っても良いベアリングです。

ユーラスはスチール製のベアリングを使用。古くなったグリスを取り除き新しいグリスを注入します。スチール製のベアリングは雨や水分が入り込むと錆につながる可能性があるためグリスは必須です。

こちらはリアホイールのハブを分解した様子です。ベアリングはフロント同様に左右ひとつづつに加え、スプロケットを取り付けるフリーボディに形状が異なるベアリングが1つ圧入されています。

ハブシャフトをアルミ製にすることでホイール全体の重量を抑えています。エントリグレードの完組ホイールの場合ここがスチール製が多く、重量が出る一因となります(その分コストはかからない)。

フレームをワックスコーティングで仕上げる

取り外した各部のパーツのメンテナンスが終わり、再度組付けする前に、フレーム全体をクリーニングします。今回は特殊な工程は踏まず、汚れを落とし、自転車専用のワックスで艶出し、コーティングを行っています。また、別途でガラスコーティングを施工することもできます。

ガラスコーティングを行うことで、目に見えない日々の小傷などを軽減する効果があるので、おすすめの作業です。オーバーホールの際に行う場合は、追加料金で税別4,000円で施工しています。

組み付け、納車

コンポーネントをはじめ各部のパーツを組み付けていきます。チェーンはまだしばらく使えるため、今回は交換せずにクリーニングのみでご対応しました。

お気に入りの自転車を大事に長く使い続けるためには定期的なメンテナンスもさることながら、年に1回程度オーバーホールをすることが大事です。自転車がきれいになるとより一層ライドが楽しくなるのは間違いないからです。

VIKINGではロードバイクを中心に随時オーバーホールを承っています。

作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)
ガラスコーティング施工:4,000円(税別)~

お見積りなど是非お気軽にお問い合わせください!

それでは。

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新型デュラエース対応の楕円チェーンリング、RIDEA「POWERING」とは?

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

大手コンポーネントメーカー(カンパニョーロ、シマノ、SRAM)クランクに付属してくるチェーンリングは基本的に円形(真円)ですが、最近はスペインのメーカーである「ROTOR」をはじめ、楕円形(オーバル)のチェーンリングをリリースするメーカーが人気を博しています。純正のチェーンリングを外し、楕円チェーンリングをカスタムしている光景をよく見るようになりました。

なぜ楕円にするのか?チェーンリングを真円ではなく楕円形にすることで、パワーロスを最小限に抑え、膝にかかる負担も軽減する効果が証明されています。ぺダリングパワーが無になる上死点と下死点において余計なパワーを使わずに早く通過させることで、一番パワーを使いたいポイントが早く訪れるため効果的なぺダリングができるのです。

楕円形のチェーリングのメカニズムに関しては、以前詳しくご紹介した記事がありますのでよろしければご覧ください。

関連記事:楕円チェーンリングのROTOR Q-rings。そのメカニズムとは?

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台湾発の駆動系パーツメーカーRIDEA

今回は、シマノの新型デュラエース9100シリーズに対応した楕円チェーンリングが登場したのでそちらをご紹介します。そのメーカーとは台湾のコンポーネントメーカーであるRIDEAの「POWERING」です。RIDEAはここ5年くらいに登場した台湾の新興メーカーで、チェーンリング以外にも最近話題をさらっているビッグプーリーもリリースしているメーカーです。

RIDEAは駆動系パーツを取り扱う台湾発の新興ブランド

POWERINGは一目瞭然、楕円形に加工されています。時計で言うと4時の位置になった時に楕円が一番張り出ることで真円の同じ歯数のチェーンリングよりもよりパワーがかかる仕組みです。

歯数の組み合わせに加えて、楕円形上の2種類選択が可能です。楕円部分が真円よりも+2T分多くパワー入力できるW2と+3T分多くなるW3の2つをラインナップ。W2でホビーライダー向けで、W3はレースで積極的に結果を求めるユーザー向けという扱いです。

RIDEA ROAD POWERING R9100

歯数:50/34T、52/36T、53/39T
価格:W2タイプ(±2T) 28,000円(税別)(アウター、インナーセット販売)

RIDEA CHAINRING FIXING BOLTS DA R9100
価格:4個セット 6,000円(税別)

それでは。

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台湾ブランドMERIDA(メリダ)のオーバーホールと弱点である制動力を克服

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回はGIANTと並ぶタ湾の2台ブランドである「MERIDA」(メリダ)のオーバーホールと完成車にアッセンブルさせるパーツの弱点を克服するためにブレーキのカスタムを敢行です。モデルはフルカーボンフレームのScultura 4000です。

オーバーホールとは車体に装着されているパーツをすべてフルメンテナンスすることです。そのためパーツをひとつひとつ分解、クリーニングし再度組付けるのです。これにより、購入した時と同じレベルまで性能を回復することができます。また、使用するオイルや組み付け方法によってさらなるパフォーマンスの向上も期待できます。

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ドイツでデザイン、設計を行う

冒頭でもメリダは台湾ブランドだとご紹介しましたが、スポーツ自転車のデザインや設計はドイツのシュトゥットガルト近郊の「メリダ・ヨーロッパセンター」にて日々おこなわれています。

メリダはロードバイク、MTBともにレースに非常に力を入れており、そのフィードバックを製品づくりにいかんなく発揮しています。現在はツールドフランス覇者であるビンチェンツォ・ニーバリが所属するバーレーンメリダというチームが有名です。日本人の新城選手も所属してますね。

普段はなかなかケアしないヘッド周り

さて、話は逸れましたが、オーバーホールを進めていきます。まずは車体にアッセンブルされているパーツをすべて取外しフレーム単体の状態にします。

ヘッドパーツは普段のメンテナンスではあまり手をかけないところなので、オーバーホールではきっちりケアをします。

ヘッドパーツのベアリングは普段なかなかケアしないところ

さらに構成するパーツをひとつひとつ丁寧に分解し、クリーニングします。そして、新しいグリスを注入して組み付け直します。

ベアリングやスペーサーなど砂や古いグリスをクリーニングし再組付け

メーカーオリジナルよりもシマノ純正を

今回オーバーホールと並行して行ったのが、ブレーキキャリパーの交換です。ロードバイク完成車の場合、売価やコストを抑えるためブレーキやクランクなどを自社生産で賄うメーカーがあります。このメリダのScultura 4000もカーボンフレームではありますが、パーツのアッセンブルには一部メリダオリジナルパーツを採用しています。

それがブレーキであり、一部では制動力がイマイチだと言われていました。実際にユーザーさんも感じていたようで、オーバーホールのタイミングで交換することになったのです。

選んだブレーキキャリパーはシマノの105。ディレイラーも105がアッセンブルされていたのでそれに合わせた格好です。105は本格的にロードバイクを楽しむユーザーに照準を合わせているので、ブレーキの制動力にも定評があります。

交換してみるとやはり制動力が圧倒的に向上しますね。ロードバイクの完成車の購入を考えているユーザーさんや、ついているブレーキの効きに不安がある方は、今一度どのようなブレーキがアッセンブルされているのか詳しく見ることをおすすめします。しっかり止まるということはギアの変速の数や重さよりもずっと重要なことだと思うのです。

105のブレーキキャリパーは前後セットで8,000円台です。プラスで取付工賃はかかるにしても安心して止まれるブレーキが8,000円で手に入るなら安いのではないでしょうか?

購入時の性能と見た目を実現

全てのパーツのメンテナンスを行い再度組付け、調整を行えばオーバーホールの完了です。今回はユーザーさんが非常に丁寧に乗られていたためフレームに傷や汚れが少なかったため、新車かと見間違えるほどの完成度でした。

お気に入りの自転車を大事に長く使い続けるためには定期的なメンテナンスもさることながら、年に1回程度オーバーホールをすることが大事です。自転車がきれいになるとより一層ライドが楽しくなるのは間違いないからです。

また、雨の中長距離を乗った後もなるべく早い段階でオーバーホールをおすすめしています。雨は自転車の敵です。そのままにしておくと少しずつ錆が進行しかねません。雨のライド後のメンテも非常に大事なのです。

VIKINGでは随時オーバーホールを承っています。

作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)

お見積りなど是非お気軽にお問い合わせください!

それでは。

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LITESPEEDのカーボンフレームにワイヤレスシフト「SRAM Red eTap」をカスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

チタン加工とカーボン技術の両方を兼ね備えたブランド

今回はチタン加工の技術ではトップクラスを誇るアメリカのブランド「LITESPEED」(ライトスピード)のフレームに最近ユーザー数が徐々に増えているワイヤレスシフト「SRAM Red eTap」 をカスタムさせていただきました。

関連記事ロードバイク コンポーネント SRAM スラム Red eTAP の実力。

LITESPEEDはチタンフレームが有名ですが、2010年代より空力を意識したカーボン製のエアロフレームも積極的に投入しています。今回のフレームもチタンではなくカーボンフレームでのオーダーです。

まず最初に行うのが、元々装着されていたコンポーネントやパーツの取り外しです。今回はホイールも交換したためフレームとハンドル以外は全て取り外しています。

Red eTap 化は従来のパーツの取り外しからスタート。

Red eTap の取り付け

Red eTap の取付は比較的簡単に行うことができます。というのも機械式シフトのようにワイヤーが存在しないことやDi2をはじめとした他社製の電動ギアに使用されるエレクトリックケーブル(配線)がRed eTapには必要ないからです。

他社の電動ギアと明らかに異なる点がワイヤレスということ。
ディレイラーに取り付けられている赤いパーツを取り外しバッテリーを装着する仕組み。

バッテリーは前後のディレイラーとeTapレバーの3点に独立して設けられており、前後ディレイラーのバッテリーは共通のものが使用され、レバーのバッテリーはボタン電池で対応している構造です。

赤いパーツはバッテリーを装着したら必要なくなるものではなく、長期間自転車を使用しない時にディレイラーからバッテリーを取り外して保管して置く際に必要になります。ディレイラーとバッテリーの接触部を守る役割を果たすのです。

前後ディレイラーのバッテリーは同じもの。長期間使用しない場合は、
バッテリーを外し赤いパーツを取り付けておくことで接触部を守ることができる。

カスタム完了

無事作業完了です。今回はRed eTap にブレーキやクランク、スプロケットもSRAM Red でアッセンブルしました。SRAMはシマノ製品との互換性があるパーツが多いので、シマノとのミックスコンポーネントも可能ですが、やはりRedシリーズで統一した方が良い印象に仕上がりますね。

この辺りは予算に合わせて、フルSRAMにするかシマノとのミックスにするか考えてみたらよいかと思います。

カンパニョーロやシマノともまた違ったデザインを持つSRAM。
アメリカメーカーがつくるディレイラーといった印象です。

新たに投入したホイールは、MAVICのCosmic Pro Carbon Exalith(コスミックプロカーボンエグザリット)です。リムハイトは45mmでオールラウンドに使用できるホイール。フルカーボンではなくブレーキ面はアルミをPEO加工(エグザリット)したハイブリットホイールです。

時速40km前後に到達すると空気を切り裂く独特な音がするのも非常に魅力的なホイールです。

ホイールはMAVICのコスミックプロカーボンエグザリットをチョイス。

最後に

VIKINGではフレームの組換えやコンポーネントの交換を随時承っています。

作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)

フレームやパーツの持ち込みも大歓迎です。持ち込み料もいただいておりません。また西新宿Tech Labにお持ち込みできない場合はこちらからピックアップに伺うこともできます。合わせてご検討ください。

是非お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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Cervélo(サーヴェロ)のTTバイク、「P2」のオーバーホール、メンテナンス

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回はトライアスリートに熱狂的に支持されているブランドであるCervélo(サーヴェロ)のオーバーホールを承りました。TTバイク仕様の「P2」で2009年頃に発売されたモデルです。

650cのTTバイク

P2のフレームはワイヤーケーブルがフレームの中を通る方式ではありますが、フレームのエンド部分やBBの規格など現在のように乱立している時期ではないため、非常にオーソドックスなアッセンブルです。

ケーブル類がフレーム内蔵式のため、組み付けの際はインナーワイヤーを通すライナーを設置しておくと便利。

しかし、大きな特徴が当時のTTバイクに多かったホイール径が650cであることです。今となってはロード系のフレームには全く採用されなくなった650c。700cよりも一回り径が小さく、どちらかと言えばMTBの650Bの方が圧倒的に聞かれるようになりました。

そして、650cを使う上で不自由するのがタイヤのラインナップの少なさです。クリンチャー、チューブラーともに700cに比べて少ないんですよね。今回はタイヤの摩耗がそれほどでもなかったため悩むことはありませんでした。

ホイールのオーバーホール

ホイールは10速対応のモデルです。お預かりした時点で、左側に隙間ができていてガタが出ていました。

リアハブの左側に隙間ができガタ付きが見られた。

ガタの解消と回転性能の回復を図るため、フリーボディとシャフトを分解します。古く、固着したグリスをクリーニングし新たなグリスを塗り込みます。

リアハブは非常にシンプルなシールドベアリング構造。
フリーボディが接触するラチェット部にもグリスを塗る。

その後、振れ取りしホイール全体のクリーニングを行います。

良いものを長く使い続けるためにオーバーホールを

完全復活したCervélo P2。10年近く前のモデルでもオーバーホールと消耗品の交換をすればまだまだ現役で活躍できます。毎年新たなモデルがリリースされ、年式の古いものは淘汰されていくように感じますが、良いものを長く使い続ける事も非常に大事なことです。それが改めて今回の作業で感じた点です。

お気に入りの自転車を大事に長く使い続けるためには定期的なメンテナンスもさることながら、年に1回程度オーバーホールをすることが大事になってきます。

VIKINGでは随時オーバーホールを承っています。

作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)

是非お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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GW期間中の営業スケジュールのご案内です。

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今年のゴールデンウィークはどのように過ごす予定ですか?

VIKINGのゴールデンウィーク中の営業カレンダーです。5月は自転車イベントが目白押しなので事前のメンテナンスやオーバーホールがお陰様で増えてきます。作業のご依頼やピックアップは先着順となりますので、混みあうとご希望の日程にそぐえないかもしれませんが、極力ご対応させていただきます。

ホイールの回転力が復活!カンパニョーロのホイールメンテナンス 

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

独特なハブのラチェット音(ホイールを回転させると鳴るカラカラ音)が特徴なカンパニョーロのホイール。今回はアルミ製のミドルグレードのオーバーホールをさせていただきました。

カンパのホイールはベーシックなものからハイエンドまで総じて回転性能が高いと言われています。実際にホイールを手に持って回してみると、滑るような回転でなかなか止まってくれません。

今回のアルミホイール「ユーラス」も同じようなイメージでした。

リアハブを分解した時のパーツ単体です。フリー体の中にもう一つベアリングが圧入されています。ハブのオーバーホールはこれらの部品をすべてクリーニングして新しいグリス・オイルを加えて元に戻します。これで購入当時の回転性能に限りなく近づくことができます。

イベントやレース前のチューニングに是非いかがでしょうか。また雨天で長距離を走行した場合も行った方が良いメンテナンスです。是非ご検討ください!

それでは。

CANYONのオーバーホール・フルメンテナンスで快適な1台に復活

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

ネット直販の大手「CANYON」のULTIMATE CF SL のオーバーホールをさせていただきました。購入から2年弱で初めてのオーバーホールとなります。CANYONはドイツのライン川流域のコブレンツという街に本拠地を置く、スポーツバイクブランドです。

ツール・ド・フランスフランスをはじめとしたロードレースにもフレームを供給しており、近年日本国内のユーザー数も増え続けている新進気鋭のブランドです。VIKINGではネットからのメーカー直販という特殊な流通方式であるCANYONのユーザーさんのメンテナンスやカスタムを積極的に承っております。

CANYONはショップでは販売されていないため、メンテナンスをどこへ持って行けばよいか不安に思っているユーザーさんも多いと思います。そんな時は是非VIKINGをご利用ください。

関連記事:ネット販売のCANYON(キャニオン) 全ラインナップの組立て、メンテナンス承ります。

関連記事:CANYON(キャニオン)のオーバーホールとRed eTapへカスタム

パーツを分解し、たまった汚れを一掃

オーバーホールはまず、装着されているパーツの取り外しと分解からはじまります。

メインコンポーネントはシマノのアルテグラ。フレームのカラーとピッタリですね。スプロケットやディレイラープーリーはもちろんのこと、ブレーキキャリパーを分解し洗浄したり、STIレバーの内部も分解できるところまで行い、固着した古いグリスを取り除き、グリスアップします。

フレームからフォークを外し、中のベアリングを取り出します。古くなって黒くなったグリスを除去し、新たにグリスアップします。

ハブも圧入されているベアリング以外スモールパーツも取外し、洗浄します。今回のホイールはMAVICのキシリウムシリーズでした。MAVICはメンテナンス性も高く、非常に扱いやすいホイールです。

もちろんフレームもしっかりクリーニングします。白抜きの部分は汚れやすいので重点的に行います。

再度組付けて完成

スプロケットはしっかり脱脂、洗浄すればここまできれいになります。簡易的な汚れ落としではここまでは落ちないでしょう。スプロケットの汚れをしっかり落としたければ、ホイールから外し専用のケミカルが必要です。

クランクもかなりきれいに仕上がりました。

ブレーキキャリパーもこの通り。

サドルの裏やシートポストの上部など隠れた汚れもしっかり落とします。

ハブのボディもきれいになり、スポークやリムのブレーキ面もしっかり磨き光沢を復活させています。

全てのパーツを再組付けし、調整を出して完成です。

VIKING the MAINTENANCEではオーバーホールなどのフルメンテナンスを常時承っております。しばらく大きなメンテナンスを行っていなかった方、雨の中長距離を乗ってしまった方など、一度愛車をしっかり見た方が良いかもしれません。

基本工賃:25,000円(税別)~
作業期間:1週間~10日
(レースやイベントの予定が迫っている場合はできるだけ早めに納品します)

お申し込みやお問い合わせは、ホームページより承ります。お見積りも無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは

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全日本TRSを観戦【伊豆ベロドローム】

こんにちは。西新宿の自転車メンテナンス、カスタマイズ、出張修理専門サービスのVIKING the MAINTENANCE です。

先日、伊豆・修善寺にある伊豆ベロドロームにて開催された全日本TRSを観戦してきました。全日本TRSとは大学生のトラック競技のポイントレースでこの日は第1戦でした。

我々は前日のレースの帰り道に寄ったのですが、新しく出来た伊豆ベロドロームは初めてだったのでちょっと興奮してしまいました。

1周250mの屋内トラックで、2020年の東京オリンピックの会場に予定されています。平日は実業団や学生が合宿を行っていたりと稼働率はかなり高い施設のようです。

職業上、機材に目が要ってしましますね。フレームはLOOK、CerveloやANCHORに人気がありました。ホイールはカンパニョーロのギブリの装着率が非常に高かったです。

ちょっと簡単に動画を取ってみました、雰囲気は伝わるかもしれません。

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