こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
CANYON(キャニオン)のULTIMATE CF SLX のフレームセットの組付けをさせていただきました。CANYONはフレームセットで購入されるユーザーさんは少ないのでは?と思います。理由としてパーツの選定もさることながら一番の問題であるパーツの組付けが必要になってくるからでしょう。
CANYONはユーザーさんへ直販のためフレームセットを購入しても組付けをお願いできるところが分からないもしくはショップに頼みにくいという面があるのだと思います。でもご安心ください。VIKINGは基本的にフレームのお持ち込みも承っています。もちろんCANYONもです。
VIKINGがCANYONの整備や組付けを行っていることをインターネット経由で知ったユーザーさんにいつもたくさんのお問い合わせをいただいています。もしかしたらお持ち込み作業が一番多いのはCANYONかもしれません。
関連記事:ネット販売のCANYON(キャニオン) 全ラインナップの組立て、メンテナンス承ります。
話は戻りまして、ULTIMATE CF SLXの組付けです。今回の仕様を簡潔にまとめると
・Di2
・非円形チェーンリング
・ビッグプーリー
以上の3点が大きな特徴です。
DURA ACE Di2 R9150シリーズを取り付け
CANYONは他メーカーと違い、フレーム電動用と機械式で分かれていてそれぞれ専用設計になっています。
Di2の場合、バッテリーを装着する位置は大体シートポストもしくはシートチューブに収めることが多いのですが、CANYONはダインチューブの下部に専用のマウントがあるこちらに備え付けます。
BB下にバッテリーを差し込む穴があり、バッテリーBT-DN110を挿入し、ダウンチューブ内の下部に専用マウントがある。内蔵バッテリー(BT-DN110)はメンテナンス時も取り外すことがほとんどないため、このような位置においても支障はありません。充電もジャンクションAからコネクターをUSBにつなげる方法を取ります。

STIレバー、前後ディレイラー、バッテリーと各部の配線がまとまってるジャンクションB。この四角い小さなパーツがDi2の心臓部とも言えます。

STIレバーは非常に小ぶりな設計です。手の小さなユーザーさんや女性には非常に使いやすい形状だと思います。

機械式に比べるとモーターがある分、大きくなってしまうのがフロントディレイラーです。しかしそれを補うだけの精度が高い変速性能を誇ります。
RIDEAの非円形チェーンリングを取り付け

非円形、もしくは楕円といえばまずROTOR(ローター)を思い浮かべますが、RIDEAもROTOR同様ペダリングに非常にメリットが高いアイテムです。また変速性能を損なわないのも助かるところ。非円形チェーンリングはシマノをはじめとした純正チェーンリングよりも変速性能が確保されないといわれていますが、その点RIDEAは安心感があります。
Di2とRIDEAの組み合わせを動画にしてみました。
もちろん純正のデュラエースチェーンリングの方がいくらか滑らかに動くかもしれませんが、ライドにはほとんど支障がないレベルまで変速性能は確保できています。
関連記事:新型デュラエース対応の楕円チェーンリング、RIDEA「POWERING」とは?
ビッグプーリーもRIDEAで

ビッグプーリーもRIDEA製をチョイス。決め手はチェーンリングと同様に変速性能です。また、ビッグプーリーの方が非円形チェーンリングより競合メーカーが多いカテゴリーですが、RIDEAはラインアップの多さでも魅力のブランドです。シマノ、カンパニョーロ、SRAMの各リアディレイラーにもしっかり対応できています。
そして、こちらが変速性能です。
変速性能に全く問題のない動きですね。
非円形チェーンリングやビッグプーリーカスタムに踏み切れない理由として変速性能の不安を考えているユーザーさんは多いと思いますが、RIDEAとDI2の組み合わせでは不安感はありませんでした。組み合わせの参考にしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:ニールプライドのオーバーホールと高い回転効率と安心の変速性能RIDEAフルセラミックビッグプーリー
関連記事:セラミックベアリング化にRIDEAのビッグプーリーという選択。
カスタム完成

できました。CANYONはマッドブラック基調というイメージを強く持っているのですが、シルバーも良いですね。
CAMYONは完成車の組み立てサポートだけではなく、フレームからの組付けも承っております。ユーザーさん直販のメーカーはまだ少ないですが、通販等でフレームはいつでも購入できる時代です。CANYONだけでなく他ブランドのフレームのお持ち込みも承っていますので是非一度ご相談ください。
それでは。
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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
各メーカーでディスク仕様のロードバイクが続々とリリースされているはもちろんご存知ですね。初めてのロードバイクにディスク仕様を選ぶ人もさることながら、個人的にリムブレーキからディスクブレーキの自転車へ乗り換えるユーザさんが半分以上を占めていると思います。
ブレーキの構造がワイヤーを引っ張り、リム面にパッドを押し付けて制動するシステムが従来のリムブレーキ。主にMTBやオートバイにも広く採用されている油圧方式を使って、ディスク板にパッドを挟んで制動するシステムが(油圧)ディスクブレーキというわけですが、もちろんディスクブレーキにもパッドは存在するので定期的にパッドの交換は必要になります。
しかし、リムブレーキと違ってディスクブレーキのパッドの交換時期は分かりにくいという声をよく聞きます。リムブレーキは目視でパッドの減り具合を確認できますし、パッドが減った分レバーの引きも大きくなるので、メカに慣れていないユーザーさんでも確認は比較的容易です。
対してディスクブレーキはパッドとディスク板が非常に至近距離にあるため、減り具合が目視では確認しづらいのが難点です。またリムブレーキと異なり、パッドが減ってもでレバーの引き量の変化がほとんどないため、交換時期を逸してしまうケースが考えられます。
今回そのようなケースがありました。ユーザーさんの感覚として制動力が弱くなっている感じがしないこととレバーの引きしろも一定だと感じていたようです。ただ、購入から1年以上経ち、ロングライドを重ねてきたため、ディスクブレーキのオイル交換は必要だと感じていらっしゃいました。

ディスクオイル交換の作業は一度パッドを外して専用のスペーサーに付け替えるのですが、そのタイミングでパッドの減り具合も確認できます。その画像です。左が今まで装着していたディスクパッド、右が新品のパッドです。減り具合が一目瞭然だと思います。しかも左のパッドをそのまま使い続けていたら危ないところでした。最悪パッドがなくなりディスク板を削ってしまうケースでした。
ディスクパッドの交換時期の目安とは

では、ディスクパッドの交換時期はどのように判断すればよいのでしょうか?チェーンのように走行距離で交換時期が予想できればよいのですが、ブレーキの場合は天候や路面状況に大きく左右されるため走行距離での判断は非常に難しいと思います。
判断基準の目安は時間ということになります。レースやロングライドでかなりに距離をライドするユーザーさんで、半年に1回の交換が望ましいです。そこまでライドしないユーザーであっても、半年に1度はディスクパッドのチェックをした方が間違いないと思います。
■ 半年に1回の交換
もしくは
■ 減り具合のチェック
さらにディスクブレーキのパッドとリムブレーキのパッドはどちらの方が減りが早いかご存知ですか?
答えはディスクパッドの方です。
ディスクパッドは基本的に樹脂で成形したレジンパッドと銅やセラミックなどの素材を混合し焼き固めて成形したメタルパッドの2種類がありますが、どちらもゴム製のリムブレーキパッドよりも減り具合が早いことが分かっています。
オイル交換はパッド交換時がベスト
半年に1回のパッド交換もしくはチェックがおすすめですが、今回のように同じタイミングでディスクブレーキのオイル交換もやってしまいましょう。ブレーキ操作を繰り返していくとブレーキホース内のオイルが汚れ、少しずつ気泡(エア)が入り込みます。これにより制動力も減少し、ひどくなるとレバータッチが悪くなってしまいます。オイル交換をすることでレバータッチもベストな状態に回復します。

ディスクブレーキのメーカーやモデルによってオイルの交換方法は異なりますが、シマノのロード用ディスクブレーキのオイル交換は画像上のようにセッティングします。ピンク色の液体が新しいディスクブレーキオイルです。新品はピンクですが今まで使っていた古いオイルはたいてい汚れで茶系に変色しています。
まとめ
以上を踏まえるとディスクブレーキは自分でメンテナンスするのが難しいなと思われたかもしれません。確かにより深い知識を持ったユーザーさん以外、自身でメンテナンスするのはあまりおすすめしません。一方でメンテナンス時期は明確なので、半年に1回のパッド交換とオイル交換を意識していれば、そのタイミングに合わせてショップ(VIKINGとか)に持ち込めば安心だと思います。
VIKINGではロードバイク、MTBともにディスクブレーキのメンテナンスを承っています。ご要望の際はこちらまでお問い合わせください。
それでは。
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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
FACEBOOKやTwitterでは紹介しましたが、今回のカスタムは台湾初のミニベロブランドternです。ミニベロはカスタムや魔改造がしやすいジャンルとして知られていますが、VIKINGはマニアックすぎるのはあまり得意ではないというのもあり、今回は正統派にロードバイクコンポーネントをアッセンブルさせていただきました。
シマノ・アルテグラでアッセンブルされたピュアロードバイク仕様
コンポーネントはシマノアルテグラ。6800とR8000シリーズのミックスでカスタムです。

早速、組付け作業の様子です。リアディレイラー、フロントディレイラー、クランクは6800シリーズで、ブレーキがR8000シリーズで構成されています。純粋なロードバイク仕様とさせていただきました。
ステムとハンドルにもユーザーさんのこだわりが。


アメリカのコックピット系パーツをリリースするTHOMSON(トムソン)です。元はアルミ素材の高い加工技術を持っているメーカーで非常に精度が高いアイテムをそろえています。MTBの印象が強いメーカーではありますが、ロードやシクロクロスのドロップハンドルにも力を入れています。

完成しました。バーテープはリザードスキンズのブラックカモ。これでだいぶ印象は変わりますね。街乗りを意識した見た目と言えるかもしれません。
VIKINGでは随時ロードバイクカスタムを受付中
VIKINGでは随時ロードバイクのカスタム受付中です。当社でのご購入以外にパーツのお持ち込みも承ります。コンポーネントの交換やホイールの交換、初期調整などなんでも結構です。是非お問い合わせください。
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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
回転系のパーツにセラミックベアリングを採用するカスタマイズがVIKINGでも人気です。セラミックベアリングにすることで通常のスチールベアリングよりも摩擦抵抗を減少させる効果があります。
セラミック化することで性能を引き上げることができるパーツはBB、ハブ、ディレイラープーリーがメインになります。完成車でロードバイクを購入すると特にこれらのパーツは通常のスチールベアリングの場合が多いので、是非セラミック化をおすすめしたいのです。
CANYONにWISHBONE(ウィッシュボーン)のセラミックBBをアッセンブル
緑色のグリスはシマノ純正グリス今回はBBのセラミック化をさせていただきました。バイクはCANYONのULTIMATE CF SLX。非常に良いバイクですよね。
フレームのBB規格は「BB86」でもともとはシマノ純正BB(SM-BB92-41B)がアッセンブルされていました。SM-BB92-41Bは両ワンのカップが樹脂製でベアリングはスチール製。シマノ純正BBの特徴は回転性能を高めるのではなく、耐久性や防水・防塵性を意識した傾向になります。グリスもしっかり封入されています。
シマノのBBが重いとよく言われる理由はこのグリスが大きな要因となっています。グリスの粘性によって回転抵抗が生まれてしまうのです。BBをセラミック化すればグリスの粘性があったとしてもベアリングの回転効率が良いのでよく回るということになります。
BB86規格に対応したウィッシュボーンのセラミックBB今回お選びいただいたBBはWISHBONE(ウィッシュボーン)のセラミックBB。ウィッシュボーンは台湾のパーツブランド。とりわけBBのラインナップは非常に多く、乱立するBB規格のほぼすべてに対応したブランドです。
さらに大きな特徴は、カーボンなどのプレスフィット式フレームにBBを装着する際に、圧入と締め付けの両方で行うことです。左右のBBが独立しているのではなく中心で合体することで、剛性アップやきしみ音の予防などに効果があります。

まず圧入していきます。

さらに専用工具で締め付けていきます。

クランクを装着し完成です。装着には専門知識と技術、工具が必要になるので、DIYではあまりおすすめしません。パーツのご購入も含めて是非VIKINGにご相談いただければと思います。
セラミックベアリングのカスタムは愛車の最終的なカスタムといっても過言ではないかもしれません。1歩も2歩も先の走りを手に入れたいユーザーさんは大注目のアイテムですね。
それでは。
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去る8月29日(日)にお休みをいただき日光方面へライドしてきました。
コースはこんな感じ。100㎞の山あり谷ありコースででした。
東京から東武日光まで輪行を利用。東京を早朝出発し、8:20頃東武日光駅に到着。

北千住から乗り換えなしの特急列車が便利。車内は思ったより混んでなく、駅員さんも輪行に理解があって助かりました。
前半のメインはいろは坂。後半は霧降高原。標高1500mまで登ればさすがに暑さはしのげますね。
このコース11月中旬までは走れそうです。以降は降雪や凍結が心配なので、頑張るユーザーさんはグラベル仕様でお願いします(笑)。
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今回はピンポイントでリアディレイラーの交換のリペア作業をいただきました。モデルはCANYONのULTIMATE CF SLX モビスターモデルです。ツール・ド・フランスやヨーロッパの主要レースには必ず参戦をしているモビスター・チームはカンパニョーロをメインパーツをして採用しています。
スーパーレコードEPSとディレイラーハンガーの交換

リアディレイラーの交換の理由はライド中に障害物に当たってしまい破損してしまったとのこと。ディレイラーは全損し、ディレイラーハンガーも曲がってしまいました。

新品のディレイラーハンガーを装着。

新しいスーパーレコードEPSリアディレイラーを装着し、ギア調整を行い完成です。
今回はフレームの直接ダメージがなくて良かったです。
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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
ロードバイクのアルムフレームモデルは?と言われたら、キャノンデールのCAAD、スペシャライズドのアレー、GIANTのTCR等を思い浮かべますが、今回オーバーホールさせていただいたSCOTTのスピードスターシリーズもその中に入ってくるのかなと思います。
SCOTTと言えばFOIL、ADDICT、CR1などカーボンが非常に得意なブランドではありますが、エントリーモデルとしてこのアルミ製のスピードスターも非常に乗りやすいバイクだと思っています。
オーバーホール時のガラスコーティングがベストタイミング

フレームからパーツを取り外すとこんな感じです。パッと見カーボンフレームと見間違えてしまいますね。この状態からハンドルやフォークも取り外し、ガラスコーティングの施工に入っていきます。
オーバーホールをするタイミングは年1回~数年に1回単位だと思うので、フレームから完全にパーツが取り外されるこのタイミングかフレームから新車を組むタイミングがガラスコーティング施工のベストな時期だと思います。

ガラスコーティングはガラスのような硬度を持った硬い膜をフレームにコーティングするですが、同時に美しいなめらかな艶も出してくれる効果があります。しかし、今回のスピードスターのフレームはもともとマット(艶消し)塗装のため、ガラスコーティングをすると逆に艶が出てしまっまずいと思われるかもしれません。しかし心配ご無用。マットフレームに艶が出ることなくコーティングできます。

ガラスコーティングは基本的にすべての素材のフレームに施工することができます。
駆動系を中心にクリーンニング

オーバーホールをして一番変わったと感じていただける場所は駆動系だと思います。チェーンやスプロケット、前後ディレイラーはオーバーホール前は油汚れで黒ずんでいる場合が多いため、オーバーホール完了後の状態を見ていただくと皆さん驚かれます。

オーバーホール完了、納車

今回オーバーホールさせていただいたSCOTTのスピードスターはメインコンポーネントがシマノ105とティアグラでした。105は5700シリーズなので10速時代のモデルですね。

ロードバイクのおーバホール基本工賃は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は1週間から10日ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。
作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:10日~2週間
また、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。
またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーヒール以外にもメンテナンスコースを設けています。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
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今シーズン活躍してくれた自転車を是非リフレッシュさせてあげませんか?
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