BHレーシングラインのトップモデル「G7 DISC」に「SRAM RED eTAP HRD」の無線油圧化カスタム

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。 

ロードバイクが詳しいユーザーさんは「BH」ご存知ですよね?100年の歴史と伝統を持つスペインのブランドです。発祥は拳銃などの軽量銃器を生産するメーカー。しかし、市民へ武器ではなく生活を豊かにするものづくりが出来ないかと日々模索し、試行錯誤を繰り返す毎日の中から軽くて、機敏で、信頼できる自転車を作りはじめ現在に至っています。

2015年現在、BHグループは63社を抱える大企業へと発展し、銀行などの金融業、大型バイクの世界シェア9割にも及ぶバイクのシートメーカー、スポーツクラブなどで愛用されるフィットネスメーカー、特殊CNC切削機器の製造メーカー、BMWやBOSCHとのパートナーシップにおけるスポーツサイクル開発と生産などのコングロマリットです。

今回はそのBHのロードレーシングラインのトップモデルであるG7 DISCをフレームから組ませていただきました。

G7 DISCとSRAM RED eTAPで無線油圧化

SRAM RED eTAPがすっかり浸透し、さらにディスクブレーキブームも影響してかeTAP HRDを選択するユーザーさんも見られます。市場価格ではRED eTAP HRDはシマノDi2ディスクよりも価格の面でデメリットはありますが、やっぱりギアがワイヤレスになることはユーザーさんにとって非常に所有欲が湧いてくる大きな要素なのだと思います。

今回もそのような理由でRED eTAP HRDをアッセンブルさせていただきました。

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RED eTAP HRDのレバーの印象ですが、シマノDi2 ディスクに比べて大きな印象です。比較的手が小さなユーザーさんでもシマノのDi2ディスクレバーは握りやすいのが特徴ですが、RDE eTAP HRDのレバーは手が大きめのユーザーさん、もしくは欧米のユーザーに焦点を当てている気がしました。

リアディレイラーはRED eTAPのWiFLiタイプに。いわゆるロー側のスプロケットを大きくできるロングケージ仕様です。スプロケットは互換性のあるシマノ・アルテグラに。個人的にSRAM純正スプロケットよりもシマノ製のスプロケットの方が変速性能が高いイメージです。チェーンはKMCのダイアモンドコーティングを採用。

ディスクキャリパーとホースの接続部分はいわゆる「バンジョー」方式で、こちら側のホースカットは基本的にできない構造です。ディスクローターもSRAMのCENTERLINE X ローターをアッセンブル。

ディスクホースはもちろんフレーム内装で、eTAP用のアウター受けの目隠しも装着。

電動シフトのセッティングとLEZYNE GPS

クランクとチェーンリングはROTORに。G7ディスクはエアロロードバイクの側面もあるため、チェーンリングはQ-ringsのエアロタイプがぴったりですね。余談ですが、非円形チェーンリングと電動シフトの組見合わせはセッティングが難しい場合があります。今回もRED eTAPのフロントディレイラーの本来の調整方法とは別に、非円形に最適化した調整を行っています。

ハンドル回りは3Tでまとめました。ハンドルはエアロノヴァにgpsはLEZYNEの最新モデルMEGA XL GPSをマウント。GPSさえあれば知らない土地でも安心してライドに集中できるでしょう!

コンポーネント、パーツのアッセンブルともによくまとめられた仕様だと思います。最後にホイールはDT SWISS のアルミモデルであるER1600 SPLINEでチューブレスレディ化しています。

今後間違いなくロードチューブレスが主流になるでしょう。特に一般ユーザーにとってパンクのリスクが激減するのはうれしい限りです。もちろん乗り心地の滑らかになり、空気圧も幅広く調整できるようになります。

フレームセットからの組付け、随時承ります

VIKINGではロードバイクの組付け作業を随時承っています。

作業工賃:25,000円(税別)~ 
作業期間:約1週間

以上に加えてフレームセット、コンポーネントなどのパーツ代がかかってまいります。またフレーム、パーツのお持ち込みも承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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