イタリアンブランドの隠れアイテム DEDAディスクローター

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こんにちは。西新宿のロードバイクカスタムショップ、バイキング・ザ・メンテナンスです。

完成車でロードバイクを購入するとコンポーネントはシマノであり、ディスクローターもシマノであることが多いですね。しかもディスクローターは結構長く持つアイテムですので、交換の頻度はあまり高くありません。でもいつかは交換する日が来るわけで、その時に自動的にシマノローターにしてしまうのはちょいともったいない。交換時いったん足を止めて他社のディスクローターに注目してみてはどうでしょうか?

バラ完の時も同様でコンポーネントのグレードに合わせるのではなく、ディスクローターは独立させて考えても良いのではと思います。

以前、ディスクローターの記事で「Galfer」(ガルファ―)をご紹介しました。下記の記事です。

関連記事:人と違ったパーツでオリジナリティを高めためればガルファ―のディスクローターですね。

この記事でも訴えているように、ディスクローターは、比較的大きいパーツということもあり、バイクのイメージを変えることができるので他人と被らないコンポ選びに大きく貢献できる側面も持っています。

そして今回はガルファ―に続きハンドルやシートポストのイメージが強いDEDAから隠れアイテムとしてリリースしているディスクローターをご紹介します。

DEDAディスクローターの基本情報

DISC BRAKE ROTOR(ディスク・ブレーキ・ローター)
サイズ:140mm、160mm
重量:110g(140mm)、130g(160mm)
素材:Japan SUS-410(アウターディスク)、7075アルミニウム(スパイダー)
厚み:1.8mm
使用下限厚み:1.6mm
互換性:シマノセンターロック
推奨用途:ロード、グラベル
推奨パッド:レジン
税込定価:¥14,000

価格はディスクローターの中ではお高め。例えば160㎜で比較するとスイスストップ Catalyst Pro(13,750円)シマノDURA ACE CL900(11,676円)、SRAM Paceline X Rotor(10,950円)ガルファ―(9,799円)といったところです。

見た目・素材感

ディスクとスパイダーの2ピースをフローティング・リベットと円錐形スプリングワッシャーで保持するフローティング構造を採用。これは他社で言うとBRAKING社も採用しています。

制動時の摩擦熱による熱膨張を吸収し、過度な変形を抑制。硬いステンレス素材(SUS-410)を使用しているため、シマノ製ローターのような歪み、変形が起きにくく、それによるブレーキパッドへの接触音も起きません。

スパイダー部は7075アルミニウムを採用することで、放熱効果を向上させています。また、安全性を考えアウターディスクのエッジは丸く加工されています。

実走レビュー

自転車パーツはカタログスペックだけではすべて語れません(笑)。なので早速実走してみました。ブリーディングを行い、パッドは現状維持で30㎞ほど走った感想です。

  1. ステンレスローター特有のガツンと感が意外に少ない
  2. サーッという制動音がするが、違和感を感じる音の種類ではない
  3. レバーを握る強弱により制動力のコントロール幅が広い
  4. 下ブレーキングの立ち上がりに発生する接触音は皆無
  5. ブレーキタッチのかっちり感を強い

2の音はパッドのアタリがローターに完全一致することで消える可能性もあります。3のコントロール幅が広いのは非常にメリットで下りのライドエクスペリエンスの向上も期待できると思います。

シマノ純正ローターから今回のDEDAディスクブレーキローターに代わると明らかにブレーキフィーリングやタッチの感触が変わります。この感覚は好みが出るところではありますが、シマノローターよりカッチリ感、硬いフィーリングを感じられるので、ほとんどのユーザーさんは好意的に受け入れられると思います。

まとめ

今回はDEDAディスクブレーキローターを紹介しました。冒頭でも言いましたが、ディスクローターはコンポーネントグレードに自動的に合わせるのではなくローターは非コンポーネントメーカー含め幅広い選択肢で考えることをおすすめします。価格は他社のローターと比べ高額ではありますが、見た目の違いも楽しむことができ、他人と被らないパーツ選びができる側面もあります。

実際にDEDAディスクブレーキローターのユーザーさんは非常に少数派であり、むしろ隠れアイテム化しているので所有欲を掻き立てるには十分な存在ですね。

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