スターメーアーチャー内装5段ハブに組み換えて、ブロンプトンを10速化にカスタム。

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今日はBromptonの作業。内装ハブの交換とオーバーホールです。内外装6速仕様を10速にするカスタムです。スターメーアーチャーの内容5速ハブでホイールを組み替え、既存の外装2段と組み合わせることで10速化ができるのです。

現在ホイール組の最中。また出来上がったらお知らせします。

それでは。

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CANYON(キャニオン)のフレームセットをオーバーホールしたシマノ・アルテグラで組み立て。

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VIKING the MAINTENANCE はドイツのスポーツバイクブランド「CANYON(キャニオン)」のメンテナンスやカスタムを積極的に承っています。CANYONのユーザー直販という販売方法の都合上、その後のメンテナンス等の受け皿に少しでも協力できればという思いからそうしています。

今回はCANYON のULTIMATE CF SL フレームセットへの組み立て作業ををオーダーいただきました。

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DE ROSA からCANYONへのフレーム移植

元々ユーザーさんが使用していたフレームがこのDE ROSA(デ・ローザ)。こちらはすでにコンポーネントやホイールなどのパーツを取り外した画像です。ちなみにコンポーネントはシマノ・アルテグラ6800シリーズです。後ほどそれらをCANYONの組付けていきます。

購入して約3年ほどですが、最近ヨーロッパのレースシーンでCANYONの露出が増えていることや、購入価格のバランスも他メーカーよりも優れておりというのもあり、ULTIMATE CF SL フレームセットを選び、組換えとなりました。このデローザがイタリアンメイドではなくアジア生産品というのもひとつの理由の様でした。

CANYONのフレームは昨今のカーボンフレーム同様にケーブル内蔵式となっています。CANYONは完成車で購入するユーザーさんが多いので、最初からケーブルがセッティングされて納品されますが、フレームセットの場合、このような状態で送られてきます。

ワイヤーを通す穴から白い管(ケーブルライナー)が出てきていますが、この管が組付けの時にスムースにワイヤーを通せるように設置されています。ワイヤーが上手く通ったら白い管を抜き取る仕組みです。

ステムとシートポストもセットになっており、フォームコラムもある程度の位置でカットされてきます。

アルテグラ6800を組み付け

デローザから取り外したシマノ・アルテグラ6800シリーズをCANYONに取付けていきます。この際、あらかじめパーツの分解洗浄をしオーバーホールした状態で組み付けていきます。

この時チェーンリングに付着した油汚れなどすべて洗浄、メンテナンスをする

CANYONのBB規格はBB86 プレスフィットです。デローザはBB30だったためBBが合いません。今回はBB86プレスフィットに対応したシマノのBBを新たに装着しました。

BB86に対応したシマノSM-BB92-41Bを圧入

前後のディレイラーもオーバーホールし、きれいな状態で改めて組付けます。

ケーブル内蔵式フレームにワイヤーを通す

前述したようにCANYONのULTIMATE CF SL はケーブル内蔵のフレームです。こちらが実際にワイヤーを組み付ける様子です。

白い管(ケーブルライナー)にインナーケーブルを通していけばディレイラー本体にたどり着く設計になっている

このケーブルライナーがないとインナーケーブルを通すのは至難の業です。ケーブル交換時はこのケーブルライナーを一度設置してから交換することで作業効率が圧倒的にアップするんです。

こちらはBB下からケーブル内蔵式の様子を見た画像です。ちょうどBBのパーツの下を通過する仕組みになっています。

リアブレーキワイヤーはトップチューブの中を通り、このように出てきます。ブレーキのアウター受けはCANYON専用品です。

CANYON独自のヘッドパーツ調整機構

CANYONのフレームはヘッドパーツの調整も一般的な方法と異なる機構を採用しています。と言っても特に難しいというわけではありません。

フォークを留めるステムのネジを適正トルクで締めてから、ヘッドセットの上ワンにあるトルクスタイプの芋ネジをヘッドに遊びが出ない程度まで締め込むシステムです。

調整機構の内部はこのように至ってシンプルなつくりです。この下にベアリングがあります。CANYONのフォークはコラム径が31.8mmタイプ絵を採用しており、使用できるステムが限られてしまうデメリットはあります。ステムを何か違うものに交換する際には注意が必要です。

CANYON以外で31.8mmのステムをリリースしているのはアメリカのリッチーかシマノPROが挙げられますが、残念ながら選択肢は限られてしまいます。

シートポストのヤグラ部分は2つのボルトでサドルの前後位置とアングルを調整できるようになっています。非常に調整もしやすく個人的に好印象なシートポストです。

グリップ力ならグランプリ4000SⅡ

ホイールはフルクラムのミドルグレードであるレーシング5。タイヤはグリップ力で定評のあるコンチネンタルのグランプリ4000SⅡの700×25cを選択。峠の下りでも安心して攻められる仕様ですね。

グランプリ4000SⅡはコンチネンタルのハイエンドタイヤでもあるので、7,000円と価格もそれなりにします。コスパと耐久性を求めるなら同じコンチネンタルのゲータースキン(5,500円)を選ぶと良いかもしれませんね。ゲータースキンはトレーニングタイヤとしても最適です。

組付け完了

CANYON純正のボトルケージを取り付けて完成です。さすがアルテグラですね。オーバーホールすれば新品さながらの動きを見せてくれます。コンポーネントは全てオーバーホールで対応していますが、かなりきれいに仕上がっていると思います。

ロードバイクのフレームからの組み立ても常時承ります

今回はCANYONのフレームの組付けでしたが、VIKING the MAINTENANCEではロードバイクであれば素材や仕様問わず組み付けを承っています。パーツのお持ち込みももちろんOK!是非お問い合わせください。

またCANYONは冒頭でも紹介しましたが、ユーザーさんにインターネットで直接販売するため、到着後の組立ては自らでしなくてはいけません。組立てに自信のない方や専門知識を持った人にお願いしたい場合は是非VIKING the MAINTENANCEをご利用ください。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:ネット販売のCANYON(キャニオン) 全ラインナップの組立て、メンテナンス承ります” target=”_blank”>ネット販売のCANYON(キャニオン) 全ラインナップの組立て、メンテナンス承ります。

それでは。

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SRAM RED BB30用クランク交換とQファクター

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本日の作業はクランク交換。SRAM RED の52-36Tから同じくSRAM RED の50-34Tに変更です。SRAMはチェーンリング単体で販売していないため、歯数を小さくしたい場合はクランクごと交換になってしまうという融通が利かない一面もありますね。

正確にはフレームがスペシャライズドのS-WorksなのでBBは独自規格のOSBBですが、クランクはBB30用を使用します。取付は問題なく完了ですが、OSBBにスピンドルの短いBB30用のクランクを取り付けるとQファクターが狭くなってしまうのがすごく気になります。

今回のユーザーさんは女性で小柄な方なので問題ないかもしれませんが、一般的な体格の男性はこの組み合わせで乗るとポジションが出ない可能性が高いでしょう。これが近年BB30規格のフレームが激減している理由の大きなところです。

それでは。

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ブロンプトンにもクリスキングのヘッドセットでカスタムを!

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自転車のフレームはカーボンをはじめ様々な素材でつくられているため、素材によってヘッドチューブの規格やサイズが異なっています。その乱立する規格にもしっかり対応し、世界最高峰の精度を持つ製品を送り続けているのが、ヘッドパーツの王様言われているのがクリスキングです。

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ブロンプトンにもクリスキングのヘッドセットを

今回、VIKINGの作業で人気の高いブロンプトンにクリスキングのヘッドパーツをカスタムしました。クリスキングはMTBやロード、シクロクロスに装着するユーザーが多いですが、実はブロンプトンにも装着が可能なんですよ。

装着にはヘッドパーツを圧入するための専用工具で作業します。ブロンプトンのヘッド規格はオーバーサイズのスレッドタイプで2つのナットを締めこんでハンドリングの調整を行います。

適度なハンドリングを出すため、ダブルナットでベアリングを調整。

ヘッドパーツをカスタムすることで、バイク全体の性能が劇的に変わるわけではありません。しかし、ヘッド部分はフレームとフォークを結びつける部分だけあって、良いアイテムを選ぶことで走行中の衝撃によってフレームやフォークにかかる負担の軽減につながります。

また、ヘッド部分はフレームの顔となる部分でもあり、その顔を性能高く、カッコ良いアイテムにカスタムすることでバイク全体のイメージを大きく変えることもできるのです。

クリスキング・ブロンプトン対応ヘッドパーツ:20,000円(税別)

それでは。

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LITESPEEDのカーボンフレームにワイヤレスシフト「SRAM Red eTap」をカスタム

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チタン加工とカーボン技術の両方を兼ね備えたブランド

今回はチタン加工の技術ではトップクラスを誇るアメリカのブランド「LITESPEED」(ライトスピード)のフレームに最近ユーザー数が徐々に増えているワイヤレスシフト「SRAM Red eTap」 をカスタムさせていただきました。

関連記事ロードバイク コンポーネント SRAM スラム Red eTAP の実力。

LITESPEEDはチタンフレームが有名ですが、2010年代より空力を意識したカーボン製のエアロフレームも積極的に投入しています。今回のフレームもチタンではなくカーボンフレームでのオーダーです。

まず最初に行うのが、元々装着されていたコンポーネントやパーツの取り外しです。今回はホイールも交換したためフレームとハンドル以外は全て取り外しています。

Red eTap 化は従来のパーツの取り外しからスタート。

Red eTap の取り付け

Red eTap の取付は比較的簡単に行うことができます。というのも機械式シフトのようにワイヤーが存在しないことやDi2をはじめとした他社製の電動ギアに使用されるエレクトリックケーブル(配線)がRed eTapには必要ないからです。

他社の電動ギアと明らかに異なる点がワイヤレスということ。
ディレイラーに取り付けられている赤いパーツを取り外しバッテリーを装着する仕組み。

バッテリーは前後のディレイラーとeTapレバーの3点に独立して設けられており、前後ディレイラーのバッテリーは共通のものが使用され、レバーのバッテリーはボタン電池で対応している構造です。

赤いパーツはバッテリーを装着したら必要なくなるものではなく、長期間自転車を使用しない時にディレイラーからバッテリーを取り外して保管して置く際に必要になります。ディレイラーとバッテリーの接触部を守る役割を果たすのです。

前後ディレイラーのバッテリーは同じもの。長期間使用しない場合は、
バッテリーを外し赤いパーツを取り付けておくことで接触部を守ることができる。

カスタム完了

無事作業完了です。今回はRed eTap にブレーキやクランク、スプロケットもSRAM Red でアッセンブルしました。SRAMはシマノ製品との互換性があるパーツが多いので、シマノとのミックスコンポーネントも可能ですが、やはりRedシリーズで統一した方が良い印象に仕上がりますね。

この辺りは予算に合わせて、フルSRAMにするかシマノとのミックスにするか考えてみたらよいかと思います。

カンパニョーロやシマノともまた違ったデザインを持つSRAM。
アメリカメーカーがつくるディレイラーといった印象です。

新たに投入したホイールは、MAVICのCosmic Pro Carbon Exalith(コスミックプロカーボンエグザリット)です。リムハイトは45mmでオールラウンドに使用できるホイール。フルカーボンではなくブレーキ面はアルミをPEO加工(エグザリット)したハイブリットホイールです。

時速40km前後に到達すると空気を切り裂く独特な音がするのも非常に魅力的なホイールです。

ホイールはMAVICのコスミックプロカーボンエグザリットをチョイス。

最後に

VIKINGではフレームの組換えやコンポーネントの交換を随時承っています。

作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)

フレームやパーツの持ち込みも大歓迎です。持ち込み料もいただいておりません。また西新宿Tech Labにお持ち込みできない場合はこちらからピックアップに伺うこともできます。合わせてご検討ください。

是非お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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ブロンプトンのオーバーホール・メンテナンスとギア周りのカスタムを紹介

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

以前よりも増して街中でBromptonに乗った人を見かけることが多くなった気がします。弊社でもメンテナンスやカスタムの作業やお問い合わせを多くいただきありがたい限りです。

今回はBromptonのRawカラーのオーバーホールに加えて、ギア周りを多段化するカスタムやフォーク、リアフレームの交換を承りました。先日当ブログで予告しましたその続きをご紹介します。

今回のブロンプトンの作業工程

1.フレームからパーツを取り外し、オーバーホール
2.BBのフェイスカットとタッピング
3.リアホイール組
4.フォークとリアフレームの交換
5.ギア周りのカスタムパーツの取付
6.組立、調整

大雑把に以上の工程を踏んで作業を行いました。

オーバーホールで分解、洗浄

パーツを分解してほぼフレームのみの状態に

まずはフレームから取り外し、フレームのクリーニングを行います。この後、チタン製のリアフレームに交換する為、従来のRawカラーのリアフレームを取り外します。チタン製のリアフレームにすることでかなりの軽量化が実現できるんです。もちろんそれにより走りも軽くなり性能アップを実感できます。

ブレーキをはじめ取り外したパーツ群。これからさらに分解するパーツもある。

全部ではありませんが取り外したパーツをこうして並べてみました。オーバーホールはこのようにパーツを単体にして重点的にメンテナンスできるため、完成後の乗り味や操作感は普通のメンテナンスよりも格段に向上するんです。

フェイスカットとタッピングでフレームの精度を高める

フェイスカットとタッピング後のフレーム。フェイスカットをすることでフレームの地が出て平らに。
ネジ穴をきれいに立て直すことでBBが驚くほど入りやすくなる。

次にBB部分のフェイスカットとタッピングです。フェイスカットとは面取りのことで、フレームの余分な塗装を削る事で、BBとフレームの接触する部分をより平らにし装着の精度を高めます。

タッピングはBBがしっかり締めこめるようにネジ穴を滑らかにする作業です。これを行うことでBBが驚くほどスルスル入っていくので、最後の締め込み以外ほとんど力を加えなくて済むようになります。

BBはTOKEN製の軽量モデルを装着です。

多段化を実現するホイール組

今回の作業のハイライトは、ギアの数を増やすことでした。作業前は内装5段だったギアに外装ギアも併用する作業です。これには新たなリアハブが必要です。そのハブとはスターメーアーチャ製の内外装ハブで、これを使用して新たなホイールを組みました。

内外装で使用できるスターメー製のハブでホイールを組みなおす。

チタン製のリアフレームの取付

BB装着後は、前述したチタン製のリアフレームと分解、洗浄したパーツの再組付けを行います。従来のリアフレームとと比べるとカラーが一目瞭然です。チタン特有のグレーシルバーです。溶接痕もスチールと比べて最小限という感じで技術力を感じます。

パーツの再組付けとチタン製のリアフレームを装着。

同じようにフロントフォークもチタン製に交換しています。

外装変速機のパーツを組み付け

リアフレーム装着後、外装ギアのパーツを組み付けていきます。ブロンプトンの外装ギアのパーツは、ロードバイクやクロスバイクの外装ギアとは全く違う形状です。「これが変速機か?」と思うかもしれませんね。

外装変速機本体。左右に動くことでチェーンを変速させる

一般的な外装変速機には、スムーズに変速させるために内部にスプリング(バネ)が付いています。ブロンプトンの場合は大きな変速機をスペース上取り付けられないため、スプリングが独立した構造になっています。

一般的な外装変速機と異なり、変速機のスプリングは独立した構造となる。

ブロンプトンではおなじみのプーリーとテンショナーを取り付けてリアホイール部分のパーツ装着は完了です。この辺りもサードパーティ製のアイテムが色々出ていて、今回も純正ではなく軽量系のプーリーテンショナーを装着しました。

ギアプーリーとチェーンテンショナーを装着。

最終調整をして完成

オーバーホールをしたパーツの再組付けと、新たに装着するカスタムパーツを組付けたら、最終調整に入ります。ブロンプトンの内装、外装ギアともに調整が難しいと言われていますので、ここは細心の注意を払って作業します。

無事に調整を終わらせ、今回の作業がすべて完了です。

カスタムパーツのお持ち込みも歓迎します

ブロンプトンは乗るだけではなく色々なカスタムが楽しめる自転車であり、スポーツというよりもより生活に密着したスタイルの自転車だと思います。

Vikingではブロンプトンのカスタムやオーバーホール、また日々のメンテナンスまでトータルで随時承ります。また、カスタムパーツのお持ち込みも歓迎していますので、遠慮なくお申し付けください!

それでは。

各メーカーの電動ギアが人気。今回はカンパとSRAMを組み立て

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

もう来週は4月です。VIKINGも冬の間の落ち着いた時期が終わりを告げ、メンテナンスやカスタムにとたくさんのお問い合わせをいただいております。特に目立ったのはこの2つの作業です。

レコード EPS V3

まずはイタリアの高級コンポーネントブランド、カンパニョーロの電動ギアシステムである「EPS V3」です。コンポーネントのグレードはグレードは「レコード」です。

EPSとは「Electronic Power Shift」の略で、V3とはカンパの電動ギアの第3世代を意味します。大きな特徴はV2同様にシートポストに内蔵できるパワーユニット(バッテリー)を搭載していますが、さらにスリム化を実現したことで、使用できるフレームの幅が広がりました。

またV3はANT+、Bluetooth Low Energyの無線通信を内蔵したことでスマートフォンのアプリを駆使し、変速の状態やデータの蓄積等ができるようになったことも大きな特徴です。

Red etap

こちらは中身より同様、高級感のある箱の画像。SRAM Red etap、いわゆる無線ギアシステムを採用したコンポーネントです。電動ギアシステムでもカンパニョーロとシマノはエレクトリックケーブル(いわゆる配線)を使用するのですが、Red etap はそれを全く使用しない限りなくスッキリとした印象になります。

また、ほとんどのロードバイクに装着が可能な汎用性も魅力です。

次回はそれぞれの組立てのレポートを紹介します!

それでは。







Brompton(ブロンプトン)のオーバーホール&カスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

レースイベントなどでTech Labを不在にしておることが多かったためブログの更新が滞っていましたが、先日Brompton(ブロンプトン)のオーバーホール&カスタムを承りました。Rawカラーのモデルです。

VIKING the MAINTENANCEはブロンプトンの完成車販売はしておりませんが、私がブロンプトンユーザーということもあり、カスタマイズやオーバーホールは承っています。最近はお問い合わせも多くありがたい限りです。

現在オーバーホール段階で、パーツを細かく分解しているところです。今回は作業工程が多いので完成したら改めてご紹介しますね。

それでは。







シマノ定番コンポーネント、105にカスタマイズ

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回はスイスのスポーツバイクブランド、BMCのロードバイクのカスタマイズを承りました。最先端の技術を駆使し、ツール・ド・フランスなどの欧州の主要レースに機材を供給。そのフィードバックを製品につなげているレーシングブランドです。MTBの開発にも積極的です。

今回はBMCのロードバイクにシマノの定番コンポーネントである105にカスタマイズしたレポートです。

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コンポーネントの参考基準 シマノ105

自転車の構造は主に3つのグループから成り立っています。フレーム、ホイール、そしてコンポーネントです。これらが一つでも欠けると、自転車として成立しません。その中でコンポーネントという名前が一番なじみが無いかと思いますが、わかりやすく言うとギア周りのパーツの総称です。

フロントディレイラー、リアディレイラー、クランクセット、スプロケット、チェーン、ブレーキ等がコンポーネントにあたるパーツです。コンポーネントは様々なグレードがあり、そのグレードによって性能、重さ、価格が異なっています。例えば20万以上する高額なコンポーネントから、5万前後でまとめられるコンポーネントまで様々です。

しかし、初心者の方はどのコンポーネントを選べばよいかわからないと思います。そこで基準となるのが、シマノからリリースされているロードバイクコンポーネントのシマノ105です。

シマノ105はコンポーネントの総額で6~7万と本格的にロードバイクをはじめたい方にとってちょうど良いグレードです。また、エントリー用のロードバイクを購入したユーザーのステップアップとしても良いでしょう。

シマノ105の大きな特徴はシマノの最上位コンポーネントと同じく、リアディレイラーの変速数が11段ある点です。コンポーネントのグレードが低くなるほど、変速数も減る傾向になるので、これは大きい事でしょう。

恐らく私が思うに、日本で一番ユーザーが多いコンポーネントのひとつではないでしょうか。

SORAから105へ 11速の重要性

こちらが作業前の段階です。装着されているのは、シマノのロードバイクコンポーネントの下から2番目であるSORA(ソラ)というグレードです。SORAのコンポーネント合計金額は35,000円前後です。それよりもリアディレイラーの変速が9段と105よりも2速も少ないのです。

たかが2速だと思われるかもしれませんが、ロードバイクの後ろのギアが1速少ないだけで走りに大きく影響します。通勤や簡単なサイクリングでは大きな影響は出てきませんが、本格的なロードバイクの楽しみ方のひとつである、ロングライドやレースイベントなどでは1速の差というのが、速さや疲労感に大きな影響をもたらします。

また、コンポーネントのグレードを上げることで、ロードバイクを軽量化できるという点も見逃せません。SORAから105にすることで性能アップはもちろんのこと、400gの軽量化が果たせます。これはかなりのメリットだと思います。

コンポーネント交換完了

シマノ105に交換した画像です。見た目は派手な変化はありませんが、実際に走行してみると操作性、ブレーキの効きなどSORAよりも大きく改善され乗りやすいロードバイクになったと実感できると思います。

コンポーネントのお持ち込み歓迎します

コンポーネントのグレードアップは、自転車のパーツの大部分を一気に変える大きな作業であり、自転車の大きな性能アップが期待できます。コンポーネントのグレードアップで悩んでいる方、ぜひご相談ください。

また、最近は海外通販等でコンポーネントが格安に購入できるメリットもあります。しかしデメリットは、通販で購入したパーツを組み付けてくれるショップが少ないことです。

VIKING the MAINTENANCEでは、通販で購入されたものも喜んで組み付けを承ります。その後の定期的なメンテナンスもさせていただきますので、遠慮なくお申し付けください。

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クロモリMTBフレームを通勤仕様にカスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

イギリスのブランドCHARGE BIKES(チャージバイクス)のMTBクロモリフレームのカスタマイズを受注しました。カスタマイズの内容は、MTBではあるが本格的なオフロードを走って楽しむのではなく、基本的には通勤用として使い、たまには河原やちょっとした林道などを楽しみたいというご要望です。

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MTB@通勤仕様

前述の通り、本格的なMTBライドをするのが目的ではないため、今回のパーツは主要部分は以下のような構成で組むことに決まりました。

フォーク:サスペンションではなくリジッド

ハンドル:短めのフラットハンドル

タイヤ:太めのスリックタイヤ

ブレーキ:機械式ディスクブレーキ

ギア構成:3×9スピード

通勤にはクロスバイクやロードバイクの方が重さやスピードの面でメリットが高いですが、MTBが好きなオーナーさんなので、MTBの要素と、舗装路での走行を加味したMTB@通勤仕様という形で組むことになりました。

MTBクロモリフレーム組立スタート

まずは、元々のパーツを取り外し、新たなヘッドパーツを取り付けます。選んだヘッドパーツはChris King(クリスキング)。クリスキングは自転車パーツに詳しいユーザーさんにも一目置かれる存在で、アルミ技術を駆使し、ヘッドパーツの他、ハブやBBを製造しているアメリカンブランドです。

関連記事:ヘッドパーツと言えばクリスキング。

フォークは前述の通りリジッドフォークを採用。フォークの素材もクロモリで細めのシルエットです。

クランクはシマノ純正品ですが、BBは手持ちのRaceface製のshimanoと互換性があるBBを装着。最近のBB規格は非常に乱立していて、購入するときは注意が必要ですが、このフレームに関しては従来からあるネジ切りタイプ(JIS規格)です。

関連記事:【プラクシスワークス】スペシャライズドのOSBBにシマノクランクを装着

フロントギアはトリプル(3段)。それに対応したフロントディレイラーを用意。グレードはシマノ・デオーレ9速。

リアディレイラーもシマノ・デオーレを採用。

ホイールは26インチで、タイヤはシュワルベ製の29×1.95を採用。スプロケットもワイド化し厳しい坂道でも対応できるようにしています。ディスクローターのサイズは標準的な160mmです。

ディスクブレーキもシマノ製でそろえました。油圧式よりも気になった時にすぐに調整ができる機械式をチョイスです。

ハンドルは500mm台と狭めを。一般的なMTBサイズだと車道を走っているときに車との距離が気になるんです。安全性を考えた上で、ハンドル幅は狭めに調整しました。今後もしかしてオフロード走行になった場合も考慮して、ワイヤーケーブルも長めに設定しています。

組立て完了、納車へ

良い感じでまとまりました。

VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)はスポーツ自転車のカスタマイズ全般を承っています。今回のように通勤に特化したカスタムなど、ユーザーさんの要望に合わせて色々ご提案させていただきます。

お気軽にお問い合わせください