こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回はトライアスリートに熱狂的に支持されているブランドであるCervélo(サーヴェロ)のオーバーホールを承りました。TTバイク仕様の「P2」で2009年頃に発売されたモデルです。
650cのTTバイク
P2のフレームはワイヤーケーブルがフレームの中を通る方式ではありますが、フレームのエンド部分やBBの規格など現在のように乱立している時期ではないため、非常にオーソドックスなアッセンブルです。

しかし、大きな特徴が当時のTTバイクに多かったホイール径が650cであることです。今となってはロード系のフレームには全く採用されなくなった650c。700cよりも一回り径が小さく、どちらかと言えばMTBの650Bの方が圧倒的に聞かれるようになりました。
そして、650cを使う上で不自由するのがタイヤのラインナップの少なさです。クリンチャー、チューブラーともに700cに比べて少ないんですよね。今回はタイヤの摩耗がそれほどでもなかったため悩むことはありませんでした。
ホイールのオーバーホール
ホイールは10速対応のモデルです。お預かりした時点で、左側に隙間ができていてガタが出ていました。

ガタの解消と回転性能の回復を図るため、フリーボディとシャフトを分解します。古く、固着したグリスをクリーニングし新たなグリスを塗り込みます。


その後、振れ取りしホイール全体のクリーニングを行います。
良いものを長く使い続けるためにオーバーホールを

完全復活したCervélo P2。10年近く前のモデルでもオーバーホールと消耗品の交換をすればまだまだ現役で活躍できます。毎年新たなモデルがリリースされ、年式の古いものは淘汰されていくように感じますが、良いものを長く使い続ける事も非常に大事なことです。それが改めて今回の作業で感じた点です。





お気に入りの自転車を大事に長く使い続けるためには定期的なメンテナンスもさることながら、年に1回程度オーバーホールをすることが大事になってきます。
VIKINGでは随時オーバーホールを承っています。
作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)
それでは。
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CANYONのオーバーホール・フルメンテナンスで快適な1台に復活
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
ネット直販の大手「CANYON」のULTIMATE CF SL のオーバーホールをさせていただきました。購入から2年弱で初めてのオーバーホールとなります。CANYONはドイツのライン川流域のコブレンツという街に本拠地を置く、スポーツバイクブランドです。
ツール・ド・フランスフランスをはじめとしたロードレースにもフレームを供給しており、近年日本国内のユーザー数も増え続けている新進気鋭のブランドです。VIKINGではネットからのメーカー直販という特殊な流通方式であるCANYONのユーザーさんのメンテナンスやカスタムを積極的に承っております。
CANYONはショップでは販売されていないため、メンテナンスをどこへ持って行けばよいか不安に思っているユーザーさんも多いと思います。そんな時は是非VIKINGをご利用ください。

関連記事:ネット販売のCANYON(キャニオン) 全ラインナップの組立て、メンテナンス承ります。

関連記事:CANYON(キャニオン)のオーバーホールとRed eTapへカスタム
パーツを分解し、たまった汚れを一掃
オーバーホールはまず、装着されているパーツの取り外しと分解からはじまります。

メインコンポーネントはシマノのアルテグラ。フレームのカラーとピッタリですね。スプロケットやディレイラープーリーはもちろんのこと、ブレーキキャリパーを分解し洗浄したり、STIレバーの内部も分解できるところまで行い、固着した古いグリスを取り除き、グリスアップします。

フレームからフォークを外し、中のベアリングを取り出します。古くなって黒くなったグリスを除去し、新たにグリスアップします。

ハブも圧入されているベアリング以外スモールパーツも取外し、洗浄します。今回のホイールはMAVICのキシリウムシリーズでした。MAVICはメンテナンス性も高く、非常に扱いやすいホイールです。

もちろんフレームもしっかりクリーニングします。白抜きの部分は汚れやすいので重点的に行います。
再度組付けて完成

スプロケットはしっかり脱脂、洗浄すればここまできれいになります。簡易的な汚れ落としではここまでは落ちないでしょう。スプロケットの汚れをしっかり落としたければ、ホイールから外し専用のケミカルが必要です。

クランクもかなりきれいに仕上がりました。

ブレーキキャリパーもこの通り。

サドルの裏やシートポストの上部など隠れた汚れもしっかり落とします。

ハブのボディもきれいになり、スポークやリムのブレーキ面もしっかり磨き光沢を復活させています。

全てのパーツを再組付けし、調整を出して完成です。




VIKING the MAINTENANCEではオーバーホールなどのフルメンテナンスを常時承っております。しばらく大きなメンテナンスを行っていなかった方、雨の中長距離を乗ってしまった方など、一度愛車をしっかり見た方が良いかもしれません。
基本工賃:25,000円(税別)~
作業期間:1週間~10日(レースやイベントの予定が迫っている場合はできるだけ早めに納品します)
お申し込みやお問い合わせは、ホームページより承ります。お見積りも無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは
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ブロンプトンのオーバーホール・メンテナンスとギア周りのカスタムを紹介
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
以前よりも増して街中でBromptonに乗った人を見かけることが多くなった気がします。弊社でもメンテナンスやカスタムの作業やお問い合わせを多くいただきありがたい限りです。
今回はBromptonのRawカラーのオーバーホールに加えて、ギア周りを多段化するカスタムやフォーク、リアフレームの交換を承りました。先日当ブログで予告しましたその続きをご紹介します。
今回のブロンプトンの作業工程
1.フレームからパーツを取り外し、オーバーホール
2.BBのフェイスカットとタッピング
3.リアホイール組
4.フォークとリアフレームの交換
5.ギア周りのカスタムパーツの取付
6.組立、調整
大雑把に以上の工程を踏んで作業を行いました。
オーバーホールで分解、洗浄

まずはフレームから取り外し、フレームのクリーニングを行います。この後、チタン製のリアフレームに交換する為、従来のRawカラーのリアフレームを取り外します。チタン製のリアフレームにすることでかなりの軽量化が実現できるんです。もちろんそれにより走りも軽くなり性能アップを実感できます。

全部ではありませんが取り外したパーツをこうして並べてみました。オーバーホールはこのようにパーツを単体にして重点的にメンテナンスできるため、完成後の乗り味や操作感は普通のメンテナンスよりも格段に向上するんです。
フェイスカットとタッピングでフレームの精度を高める

ネジ穴をきれいに立て直すことでBBが驚くほど入りやすくなる。
次にBB部分のフェイスカットとタッピングです。フェイスカットとは面取りのことで、フレームの余分な塗装を削る事で、BBとフレームの接触する部分をより平らにし装着の精度を高めます。

タッピングはBBがしっかり締めこめるようにネジ穴を滑らかにする作業です。これを行うことでBBが驚くほどスルスル入っていくので、最後の締め込み以外ほとんど力を加えなくて済むようになります。

BBはTOKEN製の軽量モデルを装着です。
多段化を実現するホイール組
今回の作業のハイライトは、ギアの数を増やすことでした。作業前は内装5段だったギアに外装ギアも併用する作業です。これには新たなリアハブが必要です。そのハブとはスターメーアーチャ製の内外装ハブで、これを使用して新たなホイールを組みました。

チタン製のリアフレームの取付
BB装着後は、前述したチタン製のリアフレームと分解、洗浄したパーツの再組付けを行います。従来のリアフレームとと比べるとカラーが一目瞭然です。チタン特有のグレーシルバーです。溶接痕もスチールと比べて最小限という感じで技術力を感じます。

同じようにフロントフォークもチタン製に交換しています。
外装変速機のパーツを組み付け
リアフレーム装着後、外装ギアのパーツを組み付けていきます。ブロンプトンの外装ギアのパーツは、ロードバイクやクロスバイクの外装ギアとは全く違う形状です。「これが変速機か?」と思うかもしれませんね。

一般的な外装変速機には、スムーズに変速させるために内部にスプリング(バネ)が付いています。ブロンプトンの場合は大きな変速機をスペース上取り付けられないため、スプリングが独立した構造になっています。

ブロンプトンではおなじみのプーリーとテンショナーを取り付けてリアホイール部分のパーツ装着は完了です。この辺りもサードパーティ製のアイテムが色々出ていて、今回も純正ではなく軽量系のプーリーテンショナーを装着しました。

最終調整をして完成
オーバーホールをしたパーツの再組付けと、新たに装着するカスタムパーツを組付けたら、最終調整に入ります。ブロンプトンの内装、外装ギアともに調整が難しいと言われていますので、ここは細心の注意を払って作業します。
無事に調整を終わらせ、今回の作業がすべて完了です。



カスタムパーツのお持ち込みも歓迎します
ブロンプトンは乗るだけではなく色々なカスタムが楽しめる自転車であり、スポーツというよりもより生活に密着したスタイルの自転車だと思います。
Vikingではブロンプトンのカスタムやオーバーホール、また日々のメンテナンスまでトータルで随時承ります。また、カスタムパーツのお持ち込みも歓迎していますので、遠慮なくお申し付けください!
それでは。
CANYON(キャニオン)のオーバーホールとRed eTapへカスタム
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回はCANYON(キャニオン)のUltimate CF SLX 8.0 のオーバーホールとカスタムのオーダーをいただきました。
キャニオンはインターネットでユーザーに直販するスタイルをとるメーカー。ロードバイクを取り扱う自転車店では販売されていない特殊なメーカーです。
関連記事:「ネット販売のCANYON(キャニオン) 全ラインナップの組立て、メンテナンス承ります。」
VIKING the MAINTENANCEでは、キャニオンを購入したユーザーさんのその後のメンテナンスを喜んで承っています。(※キャニオンから公式にメンテナンスサービスをお願いされているわけではありません)
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独自規格のヘッド調整
キャニオンのヘッド周りは他のロードバイクと違った調整方法なので、ご紹介しておきます。

キャニオンのヘッドパーツはボルトで締めるトップキャップがなく、キャニオンロゴがついた蓋をはめる仕組みです。

矢印のネジがベアリングの玉当たりを調整するネジです。調整する順序は、まずステムのボルトを締めてから、玉当たりのボルトを締め込み調整をします。

内部はこのようになっています。

古くなったグリスを拭き取り、新しいグリスを塗ります。
ヘッドパーツの調整は、特殊な工具を使うことが無いため手軽に行えますが、ベアリングというデリケートなパーツがあるので、できれば当店にお任せいただきたい部分です。
SRAM etapをインストール
ひと通りパーツの分解洗浄を終えたところで、今回はカスタムとしてSRAM Red eTapの組付けです。
関連記事:「ロードバイク コンポーネント SRAM スラム Red eTAP の実力。」

Red eTapのフロントディレイラーです。赤い部分はバッテリーを取り付ける際に外します。ディレイラーの端子を保護するために取り付ける部品です。バッテリーを充電する際に取り付けておきます。








Red eTapは、シフトブレーキレバー、フロントディレイラー、リアディレイラーと充電器のセットで販売されています。今回のように変速段数が合っていれば、シマノのスプロケットやクランクが使用できます。
すべてSRAM Redをインストールすれば統一感が出て格好良いと思いますが、予算の都合で最小限で対応することも可能なのです。
そうすることでワイヤレス電動シフトが手に取りやすくなると考えるSRAMの戦略かもしれません。
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他店で購入の自転車のメンテナンス、部品の取付もお気軽に

キャニオンに限らず、ネットで自転車を購入するとメンテナンスやカスタムをどこで頼めばよいのか悩んでいる方は非常に多いと思います。そのようなユーザーさんは是非VIKING the MAINTENANCEをご利用ください。
また、部品を持ち込んで取付だけお願いしたいというユーザーさんもお気軽にお申し付けください。
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それでは。
毎年1度は行いたいロードバイクのオーバーホール・フルメンテナンス
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
私がユーザーさんに年に1度行ってほしい作業が、自転車のオーバーホール、フルメンテナンスです。これはロードバイクに限った話ではなく、MTB、シクロクロス、ミニベロ、クロスバイクなどすべてのスポーツ自転車におすすめしています。
今回は自転車に乗れる機会が減るオフシーズンだからこそ、VIKING the MAINTENANCEがおすすめするロードバイクのオーバーホール、フルメンテナンスの作業内容をご紹介します。
オーバーホール、フルメンテナンスなら「Cメンテナンス」

一般的にフルメンテナンスとオーバーホールの違いは定義されていませんが、VIKINGは同じ意味で使っています。VIKINGが考えているフルメンテナンス、オーバーホールは、できる限り購入した時と同じレベルの性能に回復させることです。もしくは、さらにカスタマイズをすることで、購入時よりも高いパフォーマンスが得られるようにご案内することです。

VIKING the MAINTENANCEではフルメンテナンス、オーバーホールを「Cメンテナンス」と称してご案内しています。料金はギアの有り無し、自転車のジャンルによって変わってきますが、基本的なロードバイク完成車の場合、基本工賃として税別28,000円~と交換を要した部品代の合計をいただく形になります。
簡単に合計料金のシミュレーションしますと下記の具合です。

基本工賃と補修系の部品代を合わせて約55,000円前後です。リムブレーキ機械式シフトのユーザーさんであればこの料金が一つの目安となります。ただユーザーさん一人ひとり自転車の状態は異なりますので、交換部品がさらに増えたり、逆に少なく済むケースもあります。
VIKINGではほかにも基本的なメンテナンスのみ行う「Aメンテナンス」やワイヤーケーブル交換をセットにした「Bメンテナンス」もご用意しています。A,Bそれぞれのメンテナンスの詳細に関しては以下の関連記事をどうぞ。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
では、そのオーバーホール(Cメンテナンス)は具体的な作業内容をご紹介していきます。
STEP 1 洗車

VIKINGのオーバーホールはまず洗車から始まります。ライトやメーター等のアクセサリーは予め取り外し車体全体を水洗いします。VIKINGの洗車はまずパーツクリーナーやディグリーザーで全体の油汚れを落とし、ある程度きれいになった時点で泡洗車を行います。

水をかけてすすぎをするとこの通り大まかな汚れはある程度落とすことができます。ただオーバーホールは隅々までメンテナンスを行いますので、この状態からでは見えない汚れ、劣化が多く潜んでいます。
STEP 2 フレーム、フォーク、パーツを分解

洗車を終え、余計な水分を吹き飛ばした後はフレームに取り付けられているパーツをすべて取外し、分解していきます。ホイール、ワイヤーケーブルはもちろんのこと、ギア周りのパーツであるコンポーネントをはじめロードバイクに取り付けられているパーツをすべて単体にしていきます。
BBなど専用工具が必要な場所もあり、丁寧に取り外していきます。BBはぺダリングをする上で重要な回転パーツです。最近のBBはフレームの形状や素材によって様々なタイプが存在しています。そのあたりの規格も把握しながら、どのような方法が性能アップにつながるかなどカスタマイズ案を考えながら取り外します。
STEP 3 パーツをクリーニング
次に分解したパーツを洗浄し、磨き上げていく作業です。STEP 1の洗車である程度の汚れは落ちているのですが、洗車では見えなかったり、届かなかったりした部分や、駆動系回りの汚れは洗車では完全に落としきれないため、専用のクリーナーを使用して、脱脂、クリーニングします。


BBを取り外した部分には、同じくアルコール系のクリーナーで洗浄し、新しいBBもしくは再度同じBBがスムーズに取り付けられるように、固着防止のグリスを塗ります。

昨今はプレスフィット(圧入)式のBBがローバイクを中心に多くなっています。プレスフィットの場合は基本的に取り外しはせず、ベアリングやシールのクリーニングを行います。またプレスフィット式の場合、セラミックベアリングが入った高性能のBBに交換することもおすすめしています。摩擦抵抗が減り、回転効率の向上につながるカスタムです。VIKINGではコストパフォーマンスが非常に高いWISHBONE製のセラミックBBをおすすめしています。
関連記事:純正からのグレードアップにWISHBONE(ウィッシュボーン)のセラミックBBはどうでしょう?


こちらはカンパニョーロのコンポーネントを分解し、洗浄後の画像です。クリーニングをすることでここまできれいによみがえります。分解時の汚れや錆が激しい場合はさらにネジ1本1本まで分解し洗浄します。

こちらはシマノ・デュラエースR9100のコンポーネントを洗浄、グリスアップし組付け前の様子です。黒光りしていますね。大きな傷などがなければ新品か見間違えることもあります。

また、錆びているネジは、極力新品に交換します。これも購入時の性能に回復させるための1つの方法です。

またフルメンテナンス、オーバーホールの際に、リアディレイラーのプーリー(歯車)を回転性能が良いものにカスタムすることもおすすめしています。回転数が上がることは摩擦抵抗を抑えられるということなので、長時間ライドの疲労軽減や長期的なスピードアップにもつながります。特にロードバイクユーザーにおすすめをしているカスタマイズです。
例えば以下のようなセラミック製のベアリングを使用したプーリーなどが摩擦抵抗抑制に効果があります。


関連記事:セラミックベアリング化にRIDEAのビッグプーリーという選択。
STEP 4 ホイールのメンテナンス

オーバーホールではもちろんホイールのメンテナンスも行っていきます。まずはホイールの振れ取りを行い、縦横にブレがないか確認し、調整していきます。この際にスポークが曲がっていたり、折れている場合は新品に交換します。

ホイールの回転の中枢であるハブも分解洗浄し、グリスを塗ります。その際に使用するグリスは基本的に粘性の低いものを使用しています。粘性が高すぎるとベトベトすることと、それによって回転を妨げる場合があるからです。

また、ホイールメーカー指定のグリスがある場合はそちらを使用します。DT SWISS社のハブは同社専用グリスを使用します。

カンパニョーロのハブを分解するとこのように多数の部品で構成されているのが分かります。オーバーホールではここまで分解し、メンテナンスを行っていきます。
STEP 5 フレーム、フォークのクリーニング、磨き、ガラスコーティング

コンポーネントやパーツのクリーニング、グリスアップを行った後は、洗車で部分的に残ったフレームとフォークをクリーニング、さらに専用の機械を使用し磨きをかけます。フレーム、フォークがきれいになるだけでも印象が変わりますね。

さらにオーバーホールのタイミングで、フレームのガラスコーティング施工をおすすめしています。フレームは普段なかなかフレームを単体にできませんから、オーバーホールのタイミングがばっちりなのです。上記の画像はガラスコーティング施工後の状態です。通常のワックスでの光沢よりもさらに艶が出ているように見えませんか?
ガラスコーティングは自動車やオートバイにもよく行われるサービスですが、ロードバイクを始め自転車のフレームやパーツにももちろん施工できます。
ガラスコーティングのメリットとして、
・ガラスに覆われたような独特の艶感が手に入る
・汚れも付きにくく、汚れが付着してもほとんどの場合水洗いで落とすことが可能
・塗装面の3倍に硬化し、小傷の入りにくいフレームになる
主に以上3つのメリットがあるので、オーバーホールの際は是非検討してみてはいかがでしょうか。オーバーホール工賃+6,000円(税別)でガラスコーティングの施工を行います。
ガラスコーティング関連記事:フレーム・フォークのガラスコーティングはオーバーホール・フルメンテナンスの時がおすすめ
STEP 6 パーツの再度組み付け

以前のSTEPで分解洗浄したコンポーネント、パーツを組み付けていきます。また今回の作業で選んだカスタマイズパーツもこのタイミングで組み付けていきます。この段階では完全に精度を出すというより、仮組に近い状態にして、最終工程の全体調整で完璧にします。
写真はシマノの電動式リアディレイラーであるDi2ですがVIKINGでは電動式コンポーネントの取り扱いももちろん可能です。シマノのほかにSRAM、カンパニョーロEPSの取り扱い、メンテナンスも承ります。
STEP 7 油圧ディスクブレーキのブリーディング

近年のロードバイクのスタンダードはディスクブレーキ仕様となりました。ブリーディングとはブレーキのオイル交換のことでリムブレーキ仕様の自転車には無い油圧ディスクブレーキ専用の工程です。

シマノ、SRAM、カンパニョーロいずれのメーカーもブリーディングを行う際はこのような注射器を使用してオイルを送り込みます。
VIKINGではロードバイクの油圧オイルシステムの作業もおまかせください。オーバーホールの際はディスクブレーキオイルを交換し、タッチや効きの改善を図っていきます。
STEP 8 最終全体調整、完了

主に上記の8つの工程で、作業を行います。これを弊社ではCメンテナンスと呼んでいます。毎日自転車に乗るユーザーさんには年に1度は行ってほしいと考えています。
オーバーホールの料金のおさらいと納期

作業料金は上記の表の通り、シングルスピードで税別25,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。
作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:約2週間
ロードバイク、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、こちらのお問い合わせページまでお気軽にお問い合わせください。
またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。
関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?
関連記事:メンテナンス記事一覧
過去にCメンテナンス(オーバーホール)を行ったバイク
最後にこちらにおいてVIKINGが今までにオーバーホールさせていただいたユーザーさんの車体を紹介しています。是非ご参考いただければと思います。
それでは。
ブロンプトンのオーバーホール&メンテナンス承ります!
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
先日お預かりしたブロンプトンのT-TYPEのオーバーホールを取り上げます。おそらく購入後15年は経っているだろうUKメイドのフレームです。以前ブロンプトンはリーズナブルな台湾製モデルも生産していました。それと同時期のモデルだと思いますが、こちらは列記としたMade in England のモデルです。
各パーツを分解へ
まずは各パーツの状態をチェックしながら分解をはじめていきます。
チェーン、スプロケット部分
チェーンは自転車で一番汚れが目立つ部分と言っても過言ではありません。オーバーホールでは最終的に新しいチェーンに交換をし、スプロケットも光沢が戻るレベルまで磨き上げます。
クランク、チェーンリング部分
チェーン、スプロケットと同様にクランク部分も油汚れが目立つ箇所です。
BB部分
普段はクランクの陰に隠れて見えないのがBB部分。ブロンプトンのBBは純正から他社製で回転効率が高いものにカスタムすると、スピードアップにつながりおすすめです。
トップチューブ部分
ブロンプトンの折り畳みも気もとなる部分のトップチューブです。他社の折りたたみ自転車はこの部分の強度不足により破損するケースが見受けられますが、ブロンプトンはしっかり強度アップを測っているため安心できます。
ホイール部分
今回スポークが2本折れていたので交換です。
リアホイールはブロンプトンには欠かせない内装3段ハブ仕様となっています。内装ハブとはスポーツ自転車に多く採用される外装ギアと違い、ホイールの中心にあるハブの中にギアの歯車を組み込んで変速するシステムのことです。
その内装ハブを細かく分解し、洗浄、グリスアップを行います。
ケーブル類
シフトケーブル、ブレーキケーブル共に新品交換します。ブレーキアウターケーブルが裂けて内部が錆びてしまっています。
ブロンプトンT-TYPEはリアキャリアにダイナモライトが搭載されたモデル。ダイナモとはペダルをこぐ力を利用し発電させるシステムのことです。
時間が経つと配線の接触不良も出てきているので、今回は配線を新しいものに交換することに。
これらの汚れ、劣化部分を重点的にチェックし、分解すると以下のようになります。
ブロンプトンは他の自転車と違い、作業スタンドを使う際は逆さに固定すると作業がしやすいんです。実際、イングランドでの製造工程でもフレームを逆さにして組み付けを行っています。フレーム単体になるとMTBのようにも見えてきますね。
その後、ハンドル、ステム、フロントフォークとヘッドパーツも外していきます。
分解したパーツを洗浄へ
分解、洗浄した後のフロントフォーク。ヘッドパーツのグリスも古くなって固着していたので新たなグリスを塗りなおします。
内装ハブのベアリング、スポールパーツのパーツ構成です。一般的なスポーツバイクの外装ハブと違い、かなりがっちりとした作りです。内装ハブは一見頑丈そうに見えますが、ハブ内部に泥や雨水が入ると急に動きが悪くなったり、異音が出てきたりします。
そのためグリスをしっかり塗ることが重要で、防水、防塵に強い堅めのグリスを内部全体に塗り込みます。さらにハブを細かく分解し部品ひとつひとつに洗浄、グリスアップを施します。
※内装ハブを分解する場合は高度な知識を擁する部分なので、個人で作業しないことをおすすめします。
洗浄、グリスアップした内装ハブを再度組付けます。当初よりも大分きれいになっています。このタイミングで折れた部分のスポークを交換し、振れ取り作業を行います。
アルミ製のリムも多少の小傷は残りますが、光沢が復活しました。
フェンダーの裏も幸い大きな傷もなくここまできれいになりました。
全てのパーツの洗浄が終了し組付け後、最後に純正ケーブル、チェーン、ブレーキシューなどの消耗品を新品に交換し取り付けます。
オーバーホール完了
約15年間、大きなメンテナンスをしていなかったブロンプトンでもここまできれいに復活しました。やはりフレームとホイールがしっかりした自転車は半永久的に乗れるといっても過言ではありませんね。
折りたたみ自転車のデメリット部分として折り畳み部の強度不足、経年劣化があるのと、その部分が破損してしまうともう乗れないなんてこともあるのですが、ブロンプトンは強度が高いクロモリフレームを採用していることと、折り畳み部の強度、溶接がしっかりなされていることでその心配がありません。イギリスで1台1台しっかり組まれているというのも安心化につながっています!
オーバーホールの金額と納期のご案内
今回の作業は当社のオーバーホールプランであるCメンテナンスで作業させて頂きました。長年メンテナンスしてこなかったケースや、久しぶりに自転車引っ張り出そうとお考えの方、または毎日の通勤や定期的にレースに参戦している方など自転車をフル稼働させている方にもCメンテナンスはおすすめです。
工賃30,000円~、別途パーツ代で作業させて頂いております。納期はお見積り確定後、1週間ほどいただいております。
VIKING the MAINTENANCE ではブロンプトンの完成車の販売はしておりませんが、純正パーツ、カスタムパーツ等のお取り扱いはしておりますので、オーバーホールをはじめ、カスタマイズ等の相談は遠慮なくお申し付けください。パーツお持ち込みも歓迎です。逆に面白いパーツがあれば教えてほしいくらいです。
それでは。
ロードバイクのメンテナンス VIKINGが用意する予算に合わせた3つのコースとは?
こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
VIKING the MAINTENANCE では初心者のかたでも簡単にメンテナンスや修理のお申込みができるように、メンテナンスのパッケージプランをご用意しています。月に1度のメンテナンスから、数年に1度車体の分解、清掃を行うオーバーホールなど、主に3つのプランをご用意しています。
1~2か月に1度のメンテはAコース(税抜10,000円)
毎日の通勤や週末のサイクリングなど、自転車をよく使用する方にはAコースをおすすめします。作業内容は、
ギアの調整、
ブレーキの調整
各部ネジ、ボルトの増締め
ホイールの振れ取り
注油
駆動系周りのクリーニング
以上6点を重点的に行うメンテナンスです。チェーンのクリーニングに関しては、スプロケット、クランク、ディレイラー等の駆動系パーツをすべてクリーニングします。
Aコースの価格が税別10,000円です。作業中に交換すべきパーツが生じた場合の部品代は別途かかります。
年に1度はケーブル交換すべし Bコース(税抜15,000円~)

こちらは上記のAコースの作業に加え、ギア、ブレーキのケーブルの交換を行うことでさらにパワーアップさせた内容となっています。ケーブル代もすべて込みの価格でご案内します。ただし、カンパニョーロ純正ケーブルやシマノの高性能ケーブルなどに関しては通常よりも割高なため、追加料金がかかりますのでケーブルを選ぶ際に改めてご案内します。

また油圧ディスクブレーキの場合、ブレーキホースの交換は基本的に行なわず、ディスクブレーキオイル交換のみとなります。また状況に応じてディスクブレーキパッドの交換もさせていただきます。
そのためBメンテナンスは自転車の仕様により作業工程が異なるた料金がいくつかのパターンに分かれます。
電動シフト&リムブレーキ仕様:税抜15,000円~
機械式シフト&リムブレーキ仕様:税抜20,000円~
電動シフト&油圧ディスクブレーキ仕様:税抜15,000円~
機械式シフト&油圧ディスクブレーキ仕様:税抜20,000円~
数年に1度のフルメンテナンス Cコース(税別25,000円~)

Cコースはオーバーホール・フルメンテナンスです。
オーバーホールとは、お使いの自転車のすべてをパーツ単体までバラし、クリーニングや磨きをかけたり、注油や新しいグリスを塗り新車時のパフォーマンスかそれ以上の性能まで引き上げる作業です。まさに自転車の大掃除です。
使用するケーブルやケミカル類もこだわったものを使用するので、動きが良くなること間違いなしですよ。週末に必ず乗る方や1ヶ月500km以上走る方は、数年に1度ではなく年に1度は必ずオーバーホールを行うことをおすすめします。
※Bコースでのケーブル代は料金込みもしくは追加料金でしたが、Cコースのオーバーホールで交換が必要になったパーツは全て別途料金が掛かってきます。ちょっとわかりにくくて申し訳ないのですが¥25,000~は全て作業工賃としてお考え下さい。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。
関連記事:毎年1度は行いたいロードバイクのオーバーホール、フルメンテナンス。コースと作業工程のご紹介。
まとめ

以上が3つのメンテナンスパッケージプランです。いかがでしたでしょうか?改めて表にまとめてみました。ご自身の該当する車種が確認でkじたでしょうか?はじめての方もオーダーしやすい内容かなと思います。またCコースに関しては、一部作業内容を減らし料金を押さえたいという希望も承ります。
例)たまたま先日ブレーキパッドを交換したので、パッド交換作業は必要ありません。
などあえて行う必要のない作業がありましたら料金を変更させて頂きますのでお申し付けください。
尚、A,B,Cの各メンテナンスプランは、お預かり作業となります。出張でピックアップはさせて頂きますが、お伺い先での作業は内容的、時間的にも難しくなりますのでご了承ください。
上記作業はこちらのフォームよりお問い合わせ、お申込みください。
それでは。
























