外装式Di2仕様 サーベロRSのフルメンテナンス・オーバーホール

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今回のロードバイクのフルメンテナンス・オーバーホールはサーベロのRS。約10年前のフレームでコンポーネントはシマノ・アルテグラDi2 6870仕様です。

フレームがDi2内装式に非対応のため外装式で組まれた1台です。

バーテープはフィジークをチョイス。こちらVento マイクロテックス タッキー BICOLORは数量限定のリミテッドモデル。

Vento マイクロテックス タッキー BICOLOR 参考価格:税抜3,880円

関連記事:fi’zi:k(フィジーク) 話題の限定バーテープ「VENTO BICOLOR」

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール料金は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2~3週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:30,000円(税別)~ 補修パーツ別途料金
作業期間:2週間から3週間

また、オーバーホールのタイミングでホイールやコンポーネントを新調するのもおすすめです。オーバーホールによって自転車がきれいによみがえりますので、新品パーツを装着するには非常にうってつけだからです。

パーツの組付け工賃はオーバーホール時であれば追加でかかることは基本的にありません(お持ち込みパーツがある場合は別)。是非ご検討ください。

それでは。

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注目の台湾ブランド「AXMAN」のオーバーホール・フルメンテナンスとカスタム

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今回は台湾ブランド「AXMAN」のロードバイクフレームのオーバーホール・フルメンテナンスをいただきました。

AXMAN自体は若いブランドながら、OEMメーカーとしては30年以上の歴史があるメーカーです。カーボンフレームを得意とし西欧ハイエンドブランドのOEM生産をしつつ、アジアマーケットにマッチしたカーボンフレームを自社ブランド「AXMAN」として展開しています。

カーボン素材は東レ製のカーボンを使用、ハイエンドのカーボンフレームの開発に使用されるプロセス(CFDによる設計や風洞実験)を用い、且つ日本人の身体的特徴にマッチしたジオメトリーを採用。国内のユーザーさんはまだ多くは有りませんがコスパの良さで一気に人気が出るかもしれない注目のブランドです。

こちらを今月はオーバーホール・フルメンテナンスと一部カスタムを施していきます。

それでは。

【CANYON ULTIMATE CF SL】 完成車オーバーホール・フルメンテナンスで復活

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VIKINGをご利用いただいているユーザーさんの中で比較的多いのがCANYONユーザーさん。そのためカスタムやフルメンテナンスの依頼もCANYONが多い傾向にあります。

今回はCANYONのミドルグレードULTIMATE CF SLのオーバーホール・フルメンテナンスを承りました。

まずはパーツの分解、洗浄から

オーバーホール・フルメンテナンスでまず始めに行うことは、フレームからコンポーネントをはじめとしたパーツ類を取り外しです。VIKINGの場合、基本的にすべてのパーツを取り外しますが、カーボンフレーム特有の圧入式タイプのBBなどは取り外さない方が良い場合もあるので状況に応じて判断します。

オイル、砂、泥汚れ等を落とした各パーツ
カセットスプロケットもこの通りきれいに洗浄します

またフレームももちろんきれいに仕上げます。マット(艶消し)系のフレームはマット専用のワックス、グロス(艶有り)系のフレームにはグロス専用のワックスを使用しています。ダウンチューブの裏など通常視界に入らない部分もチェックします。

ダウンチューブの裏は汚れが隠れているのでしっかり落とし切ります。

パーツを再組付け、完成

洗浄、メンテナンスを行ったパーツを再度フレームに組み付けていきます。

K-EDGE Pro ロード直付チェーンキャッチャー 参考価格3,580円(税抜)

また、カスタムパーツとして、フロントのチェーン落ちが多く、チェーンステーに傷が多く見受けられたため、K-EDGE製のチェーンキャッチャーを装着させていただきました。これによりチェーン落ちを抑制できます。BB付近にボリュームがあるカーボンフレームはひとたびチェーン落ちしてしまうと復旧が難しい場合もあります。傷もついてしまいますし。そのため私はチェーンキャッチャーは必須パーツだと思ってます。

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール料金は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2~3週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:30,000円(税別)~ 補修パーツ別途料金
作業期間:2週間から3週間

また、オーバーホールのタイミングでホイールやコンポーネントを新調するのもおすすめです。オーバーホールによって自転車がきれいによみがえりますので、新品パーツを装着するには非常にうってつけだからです。

パーツの組付け工賃はオーバーホール時であれば追加でかかることは基本的にありません(お持ち込みパーツがある場合は別)。是非ご検討ください。

それでは

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ピナレロ・PARIS × シマノ・アルテグラ初代Di2のオーバーホール

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今回のオーバーホールはピナレロ。モデルは「PARIS」。ピナレロの現行モデルでは姿を消していますが、同ブランドのミドルグレードを長年支え続けたモデルでもあります。

そのPARISにアッセンブルされているコンポーネントはシマノ・アルテグラシリーズ6770シリーズ。アルテグラ10速の初代Di2です。

補修パーツをひととおり交換

今回購入依頼初めてのオーバーホールであり、購入からだいぶ経過しているため比較的多くのパーツを交換させていただきました。

■ ブレーキパッド
■ STIブラケットカバー
■ ブレーキパッド
■ ブレーキケーブルセット
■ ペダル
■ フロントスポーク1本
■ バーテープ
■ ステムクランプボルト
■ ハンドル

ざっとこんな感じです。基本的に補修パーツは通常コンポーネントと同じグレードに合わせて装着させていただいてますので、今回はアルテグラに合わせています。また今回チェーンに関しては交換して間もなかったため、洗浄後再利用しています。

基本工賃の32,400円とこれらのパーツ代を合わせると総合計は70,000円弱となりました。

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール料金は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2~3週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:30,000円(税別)~ 補修パーツ別途料金
作業期間:2週間から3週間

また、オーバーホールのタイミングでホイールやコンポーネントを新調するのもおすすめです。オーバーホールによって自転車がきれいによみがえりますので、新品パーツを装着するには非常にうってつけだからです。

パーツの組付け工賃はオーバーホール時であれば追加でかかることは基本的にありません(お持ち込みパーツがある場合は別)。是非ご検討ください。

それでは

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BIANCHI(ビアンキ)INFINITO CVのオーバーホール。

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今回はビアンキのINFINITO CVのオーバーホール、フルメンテナンスを承りました。

CVとは カウンターヴェイルの略であり、振動を除去する他に類を見ない革新的なカーボン素材。マテリアル・サイエンス社と共同開発することで生まれたカウンターヴェイルシステムは、独自のカーボン繊維構造と粘弾性を持ち、フレームとフォークの剛性と強度を向上させながらも最大80%の振動を除去することができると言われています。

関連記事:ビアンキ「INFINITO CV DISC」カウンターヴェイル搭載でロングライド向きの1台

コンポーネントはシマノアルテグラ6800シリーズです。ホイールはフルクラム・レーシング5。今後のグレードアップのカスタムが楽しみな1台ですね。

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール料金は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は10日~2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:30,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:2週間から3週間

また、オーバーホールのタイミングでホイールやコンポーネントを新調するのもおすすめです。オーバーホールによって自転車がきれいによみがえりますので、新品パーツを装着するには非常にうってつけだからです。

パーツの組付け工賃はオーバーホール時であれば追加でかかることは基本的にありません(お持ち込みパーツがある場合は別)。是非ご検討ください。

それでは

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ロードバイクのガラスコーティングは新車やオーバーホール・フルメンテナンスの時がおすすめ 

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ロードバイクのオーバーホールをご依頼いただき際に一緒におすすめしているのがフレーム・フォークのガラスコーティングです。

ガラスコーティングのメリットとは

ガラスコーティングを行うメリットとして以下が挙げられます。

・ガラスに覆われたような独特の艶感が手に入る
・汚れも付きにくく、汚れが付着してもほとんどの場合水洗いで落とすことが可能
・塗装面の3倍に硬化し、小傷の入りにくいフレームになる

傷だらけで、古くなったフレームに行うのはちょっと違いますが、ロードバイクを購入し初めてのオーバーホールが大体2年目くらいだと思います。その時にガラスコーティングを行うと購入時のような光沢もよみがえります。

ガラスコーティングの施工料はオーバーホール(Cメンテナンス)と同時作業で税別8,000円です。ガラスコーティングのみの施行の場合、パーツの分解工賃と合わせて2万円前後かかりますが、オーバーホールと同時に行えば分解工賃はオーバーホールの基本工賃に含まれますので、ガラスコーティングは8,000円だけで済みます。

ダブルコーティングで更なる性能アップへ

2種類のコーティング剤を使用してダブルコーティングが可能

また、さらにもう1種類のコーティング剤を加え、コーティングの精度を高めたダブルコーティングも施工できます。

ダブルコーティングを行うことで高い撥水力に加え、撥油性能を得られます。ダブルコーティングされた塗装面は、シングルコーティングよりもさらに超離形性の特性を持ち、水性、油性の汚れを問わず汚れが剥がれやすい状態になります。

さらに、超離形性の特性によって空気抵抗低減の効果も期待できます。

ダブルコーティングを施工後、水をかけた状態。この様に水玉になり撥水しています。オイルの場合も同じような効果が出ます。

一方で未コーティングのフレームに水をかけると撥水効果が無いため親水状態となり水浸しのようなイメージになります。撥水性が高いとクリーニング等のメンテナンスにも時間がかかりませんし、雨天ライドのアドバンテージにもあるでしょう。是非おすすめです。

ガラスコーティング料金のおさらい

シングルコーティング、ダブルコーティングとご紹介しましたが、ロードバイクがどのような状態であるかによって施工料金は異なります。

例えば、1.新品のフレームフォークの場合、2.オーバーホール時の場合、3.新品完成車の場合、4.使用中の完成車の場合の4パターンが考えられます。下記それぞれの施工料です。是非参考にしてみてください。

1.新品フレーム、フォーク:シングルコーティング8,000円(税抜)、ダブルコーティング16,000円(税抜) 施工期間2~4日間

2.オーバーホール時:シングルコーティング8,000円(税抜)、ダブルコーティング16,000円(税抜) 施工期間はオーバーホール含め約2週間

3.新品完成車:シングルコーティング15,000円(税抜)、ダブルコーティング23,000円(税抜) 施工期間約1週間
※施工料にパーツ分解、組み付け工賃を含んでいます 

4.使用中の完成車・シングルコーティング20,000円(税抜)、ダブルコーティング28,000円(税抜) 施工期間約10日間 
※施工料にパーツ分解、組み付け工賃、フレーム、フォークのクリーニング料金を含んでいます 

ガラスコーティング関連記事

過去のガラスコーティング関連の記事を以下にまとめてみました。良かったら参考にしてください。

そのほか疑問点等はお問い合わせください。それでは。

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無敵の回転効率と安定した変速性能 カンパニョーロCULTとカーボンドライビッグプーリーV3 PLUS

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今回はコルナゴのV1-rのオーバーホールとカスタムをいただきました。V1-rはエアロロードを意識したフレームで、前後ダイレクトマウント式のブレーキを採用しています。フレームはあからさまなエアロ形状ではなく、“セミエアロ”といった感じですね。メインパーツはカンパニョーロ・コーラス。このコーラスを今回カスタムしていきました。

まずはパーツの分解から

オーバーホールはまず装着パーツを取り外し、洗浄、グリスアップへと続いていきます。特にヘッドパーツの周りはなかなか開けませんので、グリス枯渇や汚れが確実にあります。防水、防錆、潤滑をするためにグリスをしっかり塗り込みます。

画像はカンパニョーロ・ボーラワンのリアハブ内の洗浄後のパーツを並べてみました。ホイールメーカーによってハブ内のパーツ構造は異なりますが、カンパニョーロは比較的パーツ構成数が多い印象です。小さなパーツが多いのでDIYで行う場合は紛失にも注意が必要ですね。これからグリスアップをしながらハブに再組付けを行います。

カンパニョーロ・コーラスのクランクCULTベアリング化

オーバーホールと並行して承ったのが回転系のカスタムです。まず一つ目はコーラスのクランクのベアリングをセラミックベアリング「CULT」に交換。CULTはカンパニョーロ自慢の高回転効率を誇ります。また特殊工法によりグリスレスで使用でき、非常に高い耐久性のセラミックベアリングです。

関連記事:CULTにUSB カンパニョーロのベアリングのアップグレード承ります。

まずはじめに画像のように専用工具を使用し圧入されている旧ベアリングを抜き取ります。

旧ベアリングを取り外し、周りをクリーニングした状態です。これからCULTベアリングを圧入してきます。

専用工具を使用し、上からたたいて圧入完了です。

カーボンドライジャパンのフルセラミックビッグプーリーV3 PLUS

二つ目はリアディレイラーのカスタムです。もうお分かりだと思いますがビッグプーリー化ですね。今回は国内ブランドのカーボンドライジャパン(CDJ)のビッグプーリーキット「V3 PLUS」をお選びいただきました。上下プーリーは12×17T。もちろんフルセラミックです。

無敵の回転効率と安定した変速性能

完成しました。やっぱりビッグプーリーはインパクトありますね。

ビッグプーリー化した時の懸念材料は変速性能の低下ですが、今回全く問題なくコーラスの性能を十分に出せた格好です。

バーテープはスパカズのギャラクシーレッドを採用。ブラックとレッドを基調にした非常にまとまりのある1台に復活しました。

お渡し前の乗車チェックをさせていただいたのですが、クランクの回転が異次元のような軽さを感じました。特にCULTの影響は非常に大きいと思います。カンパニョーロしかできない専用のカスタムですので、スーパーレコード以外のウルトラトルククランクを使用しているユーザーさんは思い切ってCULTベアリング化に踏み切っても損はないはずです。

今回はCULTとビッグプーリーで無敵の回転効率と安定した変速性能が手に入ったため、非常に満足いただける結果になったと思います。

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール料金は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は10日~2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:30,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:10日から2週間

また、今回のようにオーバーホールのタイミングでビッグプーリー化等のカスタムもおすすめです。オーバーホールによって自転車がきれいによみがえりますので、新品パーツを装着するには非常に良いタイミングだと思います。

パーツの組付け工賃はオーバーホール時であれば追加でかかることは基本的にありません(※お持ち込みパーツがある場合や専用工具を使用する場合は別)。是非ご検討ください。

それでは

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キャノンデールCAAD12ディスクのオーバーホールとホイール・チューブレスカスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。 

今回はキャンデールのロングセラーモデルであり、ブランドの顔ともいうべき存在のCAADシリーズの中でCAAD12ディスクのフルメンテンナンス・オーバーホールとカスタムのご依頼をいただきました。

CAADシリーズの一番の特徴はご存知アルミフレームということですよね。アルミはカーボンに比べてコストが低く、フレームとして軽量で完成度が高いのでエントリーバイクに選ばれることも多い傾向です。CAADシリーズは初代から数えればもう30年近くになるでしょうか。時代とともにモデルチェンジを繰り返し、現在CAAD12まで登り詰めています。

オーバーホールとRIDEAチェーンリングの効果とは

まずはコンポーネントをはじめとしたパーツの分解、洗浄です。メインコンポーネントはシマノ105・5800シリーズでした。クランクがキャンデール純正の3ピース構造のSIクランクです。キャノンデールはBB規格にBB30を採用しているブランドのためシマノ製のクランクを使用したい場合は変換用のBBが必要です。例えばウィッシュボーンやスギノ、TOKENなどです。

今回はSIクランクを継続使用するためBBの変換は無しですが、チェーンリングは非円形(RIDEAパワーリング)にカスタム。ブランドは台湾のカスタムブランド「RIDEA」です。ペダリングで一番パワーがかかる部分をオーバル化することで新円時よりもパワー伝達を高め、上死点と下死点では無駄なパワーを消費しないよう早く通過させる仕組みです。これによりペダリングパワーのムラが減り、引き足を使用する必要がなくなります。そのため踏み込みだけ意識すればよくなるのでメリハリが聞いたペダリングが実現できます。

効果としては、目に見えてスピードが上がるというわけではなく、効率よくペダリングができるようになるため、登りにおいてリズミカル且つ安定したペダリングにつながっていきます。また上下死点での通過が早くなるためケイデンスの向上にも効果が表れます。

RIDEA ROAD POWERING

歯数:50/34T、52/36T、53/39T
価格:W2タイプ(±2T) 28,000円(税別)(アウター、インナーセット販売)

関連記事:新型デュラエース対応の楕円チェーンリング、RIDEA「POWERING」とは?

今後のトレンドとなるチューブレスホイール

ホイールのカスタムも行いました。MAVICのキシリウムエリートUSTです。こちらのCAADシリーズ同様、MAVICの歴史を語る上で欠かすことのできないアルミ製の名ホイールです。今回はそのロードバイクチューブレス仕様をアッセンブル。

MAVICのチューブレス規格「UST」は他メーカーのチューブレスレディタイプと同じく「シーラント」が必要です。シーラントとはチューブレスタイヤとリムとの気密性を高めるために使用します。またシーラントが入っていることで異物が刺さった時にシーラントがその箇所を塞いでくれる効果があるため、クリンチャーよりも圧倒的にパンクのリスクが減少します。

気密性と耐パンク性を高めるシーラントをホースで注入

また乗り心地もクリンチャーと比べると大きく異なります。同じチューブレス対応ホイールにチューブレス化したタイヤとクリンチャーのタイヤでそれぞれ乗り比べてみると、クリンチャーの方が乗り心地が硬い印象を持ちます。一方でチューブレスの場合はそれがなくすごくソフトで滑らかな感触を得ることができます。どちらかというとチューブラーに近い乗り心地です。

さらにチューブレスはリム打ちパンクのリスクが無く、空気圧を抑えることできるため、よりタイヤのグリップ力を得ることができます。

「レースシーンを塗り替え得るロードチューブレスのメリットを、メンテナンスにこだわるライダーたちによって享受できないのはいかがなものでしょうか」

とMAVICのHPに記載されていますが、おぉ!メーカーだけに突っ込んだ発言だなと思いながらも、私自身も今後チューブレスがロードバイクタイヤのスタンダードになることは間違いないと思っています。やっぱりホイールのバリエーションが増えたことが大きいと思います。フルカーボンホイールは以前までチューブラーが基本でしたが、技術力の向上でクリンチャーも対応できるようになり、さらにはチューブレスの可能になってきました。

シマノは以前からチューブレスに力を入れてきましたが、大御所のMAVICやカンパニョーロのカーボンモデルにチューブレスが対応可能になったことで爆発的増えてほしいなという願いはありますね。

チューブレス化することにより、耐パンク性の劇的な向上、前述した乗り心地の滑らかさが大きなメリットです。一方でデメリットとしては機能、性能にかかわることではあまり見当たりません。チューブレス化することでの初期投資はかかりますが、これはデメリットと言うにはちょっと違う気がします。

大きな異物が刺さりシーラントでも対応できない穴ができてしまった場合は、タイヤ交換となってしますが、これはチューブラーもクリンチャーも同じことなので、チューブレス特有のデメリットではありません。

以上を踏まえるとできるだけ早くチューブレスタイヤをお試しいただくのが良いのではないでしょうか。

CAAD12 ディスク カスタムスペック

モデル:CAAD12 ディスク
コンポート:シマノ105 5800シリーズ
ホイール:MAVIC キシリウムエリートUST
カスタムパーツ:RIDEA パワーリング,スパカズ ギャラクシーバーテープ,シマノデュラエース ディスクローター(SM-RT900S)

フレームのブルーラインに合わせて、バーテープのスパカズのギャラクシーブルーをチョイス。

MAVICのキシリウムエリートUSTがシマノセンターロック方式のため、ディスクローターもセンターロック式に換装(以前のホイールは6穴)。デュラエースグレードであるSM-RT9200Sでフロント160㎜、リア140㎜をチョイス。SM-RT900Sは冷却効果が高く、制動力の安定につながります。レバーやディスクキャリーパーがデュラエースでなくとも、ローターだけSM-RT900Sに変えるだけでも効果はあると思います。

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール料金は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は10日~2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:30,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:10日から2週間

また、オーバーホールのタイミングでホイールやコンポーネントを新調するのもおすすめです。オーバーホールによって自転車がきれいによみがえりますので、新品パーツを装着するには非常にうってつけだからです。

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オーバーホールのついでカスタム「スペシャライズド ターマックSL4」

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。 

今回はスペシャライズドのターマックSL4のオーバーホールとカスタマイズをさせていただきました。具体的な内容として、

■ オーバーホール・フルメンテナンス
■ ガラスコーティング
■ リアディレイラーのビッグプーリー化
■ S-worksエアロハンドルの装着

これら4つを軸に作業させていただきました。

フレーム・フォークのガラスコーティング

フレームからパーツをすべて取り外し、クリーニングを行った後に、ガラスコーティングのコーティング剤を塗りこみます。コーティング剤は24時間もあれば完全硬化し、このような艶を手に入れることができます。通常のワックスコーティングでも艶を出すことはできますが、持続性が短いのでこまめに行う必要があります。

一方で、VIKINGで施工しているガラスコーティングはクリア塗装をかけるようなイメージなので、非常に持続性が高く、長時間艶を保つことができます。

ビッグプーリーはRIDEAのフルセラミック

ビッグプーリーは信頼できる変速性能と、フルセラミックの回転性能が売りのRIDEA C35.アッパー13Tのローアー15Tの組み合わせです。今回のリアディレイラーがシマノ・デュラエースRD-9000だったためC35をお選びいただきましたが、現行のRD-R9100やRD8000シリーズにはRIDEAのC38がおすすめです。アッパー15T、ローアー18Tの組み合わせです。これにより更なるチェーン抵抗の抑制につながります。

関連記事:インパクト抜群!RIDEA ビッグプーリー C38

S-WORKS カーボンエアロハンドル

ターマックはヒルクライムに強いバイクの傾向があります。そのためハンドルもエアロ家お嬢よりは軽量を優先的に選ぶケースが多いのですが、エアロハンドルのインパクトはバイクのイメージを大きく変えてくれるため、今回はあえてチョイス。

ケーブル内装式ですが比較的通しやすく、穴も大きめに空けられているため、DIYでもがんばればできるかもしれません。

オーバーホールはフレームからすべてのパーツを取り外し再組付けを行うため、気になったところのカスタムを行う絶好のタイミングでもあるんです。

年末年始のお休み

12月30日(日)~2019年1月4日(金)

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。

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CANYON(キャニオン) AEROAD CF SLXのオーバーホール・フルメンテナンス

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回のオーバーホール・フルメンテナンスはCANYON(キャニオン)のAEROAD(エアロード)です。

いつも通りパーツを分解していきます。画像はフレーム、フォーク、ヘッドセットのクリーニングが終わった状態です。コンポーネントの洗浄、グリスアップやホイールのメンテナンスを行い、再組付けに入っていきます。

コンポーネントはシマノ・アルテグラ6800シリーズ。現在アルテグラはR8000シリーズになってしまい、6800は旧モデルとなってしまいましたが、完成度は高くR8000グレードアップは不要と考えるユーザーさんもいるほどです。

オーバーホール・フルメンテナンス完了しました。ホイールはMAVICのコスミックカーボン。エアロードとぴったりな組み合わせです。

オーバーホールの料金と納期

作業料金は税別25,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は10日~2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:10日から2週間

ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。

関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?

関連記事:メンテナンス記事一覧

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