GTのグラベルロード「グレード カーボン」のオーバーホールと回転系セラミックカスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回はMTB黎明期から支えるGTからグラベルロード「グレード カーボン」のオーバーホールと楕円チェーンリングやビッグプーリーなどの回転系を重点を置いたカスタムをさせていただきました。

今回のカスタム箇所は、

・ハンドル交換
・ディレイラーケージ交換(ビッグプーリー化)
・チェーンリング交換(楕円チェーンリング化)

デダ エレメンティの最軽量ハンドル「スーパーレジェラ」

イタリアの老舗コックピットパーツメーカー「デダ」。その最軽量カーボンハンドルである「スーパーレジェラ」をアッセンブル。

ケーブル完全内装ではありませんがその分メンテナンス性も高く、何より軽量。42㎝で参考重量185gと非常に軽い。

バーテープは耐久性とグリップ性で定評の「スパカズ ギャラクシー 」。参考価格:税抜3,600円

ギアループのフルセラミックプーリー

VIKINGでもビッグプーリーのご要望非常に多いです。GT グレードカーボンに装着させていただいたモデルは台湾のCNC、カーボン加工ブランド「ギアループ」。プーリーのベアリングはもちろんフルセラミックです。

アッパー14T、ローワー16Tの組み合わせです。カーボンケージの仰々しさがなく、CNC削り出しで肉抜き加工したアルミケージがデュラエースR9100のディレイラーと非常にマッチします。参考価格:税抜22,000円

RIDEA 楕円チェーンリング

BBやビッグプーリー、またブロンプトンのカスタムパーツなどもリリースしている台湾ブランド「RIDEA」から楕円チェーンリングをチョイス。楕円率が高く、変速性能も高いため、VIKINGでは一番オススメしている楕円チェーンリングです。

52-36Tの組み合わせで参考価格は税別28,000円。別途クランクアームに対応したチェーンリングボルトが必須。

オーバーホールの料金と納期

作業料金は税別25,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:25,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:約2週間

オーバーホールの同時カスタムもお勧めです。今回のようにビッグプーリーや楕円チェーンリング交換などオーバーホールの工程内で行えるものは基本的に工賃のアップチャージはかかりません(お持ち込みパーツは除く)。

ロードバイク、クロスバイク、シングルスピードなどフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。

関連記事:自転車のメンテナンス 予算に合わせた3つのコースとは?

関連記事:メンテナンス記事一覧

それでは。

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スペシャライズド アルミレーシングモデル「ALLEZ SPRINT REDHOOK 」

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回はちょっと斬新(派手?)なカラーのロードバイクを組ませていただきました。

スペシャライズドのアルミレーシングモデルである「ALLEZ SPRINT REDHOOK 」カラーです。

REDHOOKってなんぞや?という方にはFRAMEさんのサイトが詳しく紹介しています。是非チェックを!

危険過ぎ!世界で最も過激な自転車クリテリウムレース「RED HOOK CRIT」とは?

ガラスコーティングも施工し、さらなる艶感アップと傷に強いフレームにカスタム。

コンポーネントはシマノ・アルテグラR8000という盤石の布陣。ホイールはこちらも最強の定番ホイールといっても過言ではないMAVIC キシリウムとコンチネンタル・グランプリ5000。

フレームセットからの組み付け料金、納期

VIKINGではロードバイクの組み付け作業を随時承っています。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

作業工賃:25,000円(税別)~ 
作業期間:1週間から10日

また、ロードバイク、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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ローリングストーンのステム一体型ハンドルとDi2ジャンクション内蔵化カスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。 

今回はLapierre(ラピエール)のXELIUS SL ULTIMATEのフレームをカスタムさせていただきました。

・ステム一体型ハンドル
・Di2ジャンクションのハンドル内蔵化

以上の2点をメインに行いました。

ハイコスパのローリングストーンステム一体型ハンドル

TOP画像にもありますがハンドルはVIKINGでの主力アイテムであるローリングストーン製のステム一体型ハンドルです。このジャンルは最低でも5万円以上はするモデルが多い中、ローリングストーンのステム一体型ハンドルは驚異の2万円台で手に入るハイコストパフォーマンスモデルです。

また、VIKINGのローリングストーン試乗車にも装着されているモデルです。安かろう=悪かろうということは一切なく、しなりや強度に不安はありません。ただケーブルを内装する際はハンドル内の空間が狭く、通すのに困難な場合があります。DIYの際はお気を付けください。

バーエンドにDi2ジャンクションAを設置

ステム一体型ハンドルの場合、ステム下部はGPSサイコンなどのマウントのなっていることが多いため、外付けのジャンクションA(SM-EW90)の使用ができません。その代わり画像のように右側バーエンドやダウンチューブ用に使用するジャンクションA(EW-RS910)を選択します。

さらにこのEW-RS910に加え、分岐タイプジャンクション(EW-JC130)も必要になります。分岐タイプジャンクションはハンドル内を通るためほとんど見えません。

バーテープはスパカズのZIONカラーをチョイス。意外な組み合わせですが悪くないですね。

VIKINGでは随時ロードバイクカスタムを受付中

VIKINGでは随時ロードバイクのカスタム受付中です。当社でのご購入以外にパーツのお持ち込みも承ります。コンポーネントの交換やホイールの交換、初期調整などなんでも結構です。是非お問い合わせください。カスタムの内容をいただければお見積りもできます。

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LOOK 795 BLADE RS 完全内装式フレームをシマノ・デュラエースDi2でカスタマイズ

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今回はカスタマイズのご紹介。モデルとなったバイクはLOOK 795 BLADE RSです。この完全内装式のフレームにシマノデュラエースDi2をアッセンブルしていきます。

バイクに装着されたDi2関連パーツは以下の通り。

1.リアディレイラー
2.フロントディレイラー
3.STIレバー
4.内臓バッテリー
5.ジャンクションA
6.ジャンクションB(4ポート)
7.ジャンクションB(2ポート)
8.ワイヤレスユニット

LOOK 795 BLADE RSはフレームの要所に以下のような穴があけられており、ケーブルやバッテリーなどの入口となります。

ジャンクションAを格納する部分
ジャンクションB(4ポート)はBB裏に格納
STIレバーから配線されたエレクトリックケーブルはステムとヘッドパーツの間のこの隙間からフレーム内へ送り込まれる

完全内装式フレームはコンポーネントのアッセンブルに高度な技術が必要とされていますが、LOOK 795 BLADE RSは技術力は必須であるものの、メンテナンス性が非常に高いため、個人的には組みやすい方かなと思います。

リアディレイラーにはRIDEAフルセラミックビッグプーリー「C38」もカスタム。

完成しました。ディスクブレーキ仕様になればさらにすっきりとした見た目になりますね、。今回はリムブレーキ仕様のためアウターケーブルが若干目立ってしまいました。

充電はダウンチューブに格納されたジャンクションAからコネクトケーブルを使用して行います。

フレームセットからの組み付け料金、納期

VIKINGではロードバイクの組み付け作業を随時承っています。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

作業工賃:25,000円(税別)~ 
作業期間:1週間から10日

また、ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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TIME ZXRS をシマノ・アルテグラR8000シリーズで組み付け

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。 

今回はレース志向のライダーから絶大な信頼と人気を得るフレンチブランド、タイムのZXRSを組み付けさせていただきました。約5年前のモデルですがいまだ絶大な支持を得ている名車でもあります。

メインコンポーネントはシマノ・アルテグラR8000シリーズをチョイスいただきました。

ホイールはカンパニョーロ・ボーラワン・チューブラー。

トップチューブ前方に盛り上がりを設けることでトップチューブとの接続面を増し、剛性の強化を図っている。

ステムとハンドルもTIME製で統一。

ZXRSのBB規格はBB30。お選びいただいたBBはWISHBONE製のセラミックBB。

フレームセットからの組み付け料金、納期

VIKINGではロードバイクの組み付け作業を随時承っています。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

作業工賃:25,000円(税別)~ 
作業期間:1週間から10日

また、ロードバイク、MTB、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードなどジャンル問わずフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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CANYONのシクロクロスモデルINFLITE CF SLX のフロントフォーク交換カスタム

こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。

記事の更新がしばらく止まっておりました。ご迷惑をお掛けしました。

今回はCANYON関連のカスタムです。内容はフロントフォークの交換とそれにともなうディスクブレーキのオイル交換(ブリーディング)です。VIKINGではディスクブレーキ関連のご依頼が5050になるくらい作業シェアが広がってきております。今回のディスクブレーキはSRAM Red eTAP HRDです。

純正のブリーディング工具(注射器)を準備。

RED HRDのヒールの長さを調整(カット)するのはレバー側からになります。写真ではわかりづらいですが赤色のオリーブと呼ばれるパーツがブレーキホースをかしめる仕組みです。

フォーク交換も完了し、納車を待ちます。

ヒルクライムを意識したホイール、BB、ビッグプーリー回転系パーツのグレードアップ

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今回はスペシャライズドのレディースモデル「RUBY」のカスタムをさせていただきました。ユーザーさんの要望はヒルクライムや峠をもっと楽にリズムよく登れるようになりたいとのこと。購入当時の完成車の仕様から大きく変わり、性能もジャンプアップし登りに強い1台となりました。
今回行ったカスタム内容は以下の通り。

■ ホイール、タイヤ交換
■ リアディレイラー交換、ビッグプーリー装着
■ クランク、BB交換
■ バーテープ交換

ホイール、BB、ビッグプーリーなど回転系パーツのグレードアップです。

順番にご紹介していきましょう。

DT SWISS でチューブレス化

まずホイールはこちらをチョイス。

DT SWISS PR1400 Dicut Oxic 21 参考価格:税別162,000円

DT SWISS のアルミ製軽量ホイールであるPR1400シリーズの21㎜ハイトバージョン。オキシック(Oxic)処理を施したオールブラックのリムブレーキ用ホイールです。

オキシック処理とはリムの表面にセラミックコーティングを施し、硬度・耐摩耗性・制動力を飛躍的に高めるテクノロジーです。オキシックのセラミックコーティングにはインクや染料が含まれていないため、紫外線による退色や変色がありません。ここはライバルメーカーのホイールと一線を画すところですね。

リムサイドがCNC加工でなくなるだけで一気にバイクにイメージが変わってきます。

ダイアモンドカット=“ダイカット”ハブ

ハブは高精度な切削加工が施され、軽量かつ空力性能に優れたダイアモンドカット=“ダイカット”ハブを採用し、ストレートプルスポークです。

せっかくDT SWISSのホイールを入れるならタイヤもチューブレスに。コンチネンタルグランプリ5000TLです。私も好んで使っていますが、クリンチャーも含めてこのグランプリ5000は非常に広く支持されているタイヤです。

ビッグプーリーはおなじみRIDEA C38

RIDEA C38 フルセラミックビッグプーリー 参考価格:税別32,000円

ビッグプーリーは当ブログでも頻繁に登場しているRIDEA製フルセラミックビッグプーリーです。C38はアッパープーリーが13T、ローワープーリーが18Tの組み合わせです。変速性能の低下も少なく、機械式、電動でも両方対応できます。

フルセラミックとはプーリーの中心にあるベアリングがセラミック製であり、なおかつそのベアリング受けまでセラミックでできているためフルセラミックと呼びます。これにより非常になめらかな回転を約束します。

もうひとつ、ビッグプーリー化することでチェーンのラインは緩やかになり、抵抗が減ります。そのためアウター×ローなど普段使いにくいギアの組み合わせも抵抗が少なく使いやすくなります。変速調整さえしっかり行えばビッグプーリーはメリットだらけだと思いますね。

今回C38を装着するにあたり、リアディレイラーをシマノ・アルテグラRD-6800からアルテグラRD-R8000に交換しています。

関連記事:RIDEA ビッグプーリー「C38」と「C60」の違いを簡単にまとめてみた。

スギノ・パワースリーブセラミックBB

BBはビッグプーリーと同様にセラミックベアリングを採用。ブランドはスギノ。BB30規格の「パワースリーブ」セラミックBBです。パワースリーブはフレームの音鳴り防止やフレームやBBを痛めることなく簡単に着脱が可能なメンテナンス性に優れたセラミックBBです。着脱がしやすいのとフレーム内装ケーブル類のメンテナンスの時に非常に便利となります。

スギノパワースリーブセラミックBB 参考価格:税別20,000円

クランクはプラクシスワークスの廉価版からシマノ・アルテグラFC-R8000に交換しています。

VIKINGおすすめシクロベーション

最後にバーテープはVIKINGでもおすすめ且つ人気のシクロベーションのカメレオンPhenix Redを巻かせていただきました。

シクロベーション カメレオン Phenix Red 参考価格:税別5,000円

バーテープはライダーの趣味、趣向を前面に主張できる場所のひとつです。バイクのスピードや性能、また重量にも大きな影響を及ぼさない自由な部分でもあります。タマムシ色のようなバーテープはなかなかないですよね。シクロベーションはこのような凝ったカラーのラインナップが非常に多く、選ぶ側としては非常にわくわくしますね。


関連記事:ハンドル周りが一新する革新的バーテープ「シクロベーション」#ciclovationbartape

以上のカスタムを行い、完成した1台がこちら。

SPECIALIZED RUBY COMP

■ DT SWISS PR1400 Dicut Oxic 21
■ コンチネンタル グランプリ5000TL
■ RIDEA C38 フルセラミックビッグプーリー
■ シマノ・アルテグラRD-R8000
■ スギノ パワースリーブ セラミックBB
■ シマノ・アルテグラFC-R8000 50-34T
■ シクロベーション カメレオン Phenix Red

ヒルクライムを意識した仕様に加えて、元々フレームに組み込まれている衝撃吸収システムである「ZERTZ」が下りの安定感や平坦時の滑らかな走行感をもたらしてくれます。

VIKINGではこのようなロードバイクのカスタムを常時承っております。お申込みやお問い合わせはこちらからどうぞ。

それでは
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フロントシングル化のカスタム。ナローワイドチェーンリングで変速性能の安定化とチェーン落ちを防止

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ロードバイクにフロントシングル仕様のモデルが少しづつ増えてきています。MTBではもはやFDは無いことになった感も否めません。でも街乗りのバイクはずっと前からフロントシングルの需要は高いんですよね。競技色が強いバイクのフロントシングル化が今話題となっているだけです。

さて今回はフロントシングル化にこんな組み合わせはどうかなという提案です。

ナローワイドチェーンリングとは

ABSOLUTE BLACK OVALチェーンリング 参考価格7,900円(税抜)

これは「ABSOLUTE BLACK」という楕円チェーリングをリリースするブランド。イギリスで設計し、ドイツの材料を使用して、ポーランドでチェーンリングの製造しています。ということはポーランドのメーカーということでしょうか。画像では分かりにくいですが楕円形をしています。

ABSOLUTE BLACKはもともとはMTB界での楕円チェーンリングメーカーとしてのブランドを欧米で確立し、そこで培った技術と知識を基に、ロードバイクの楕円リングにも進出しています。チェーンリングとしては珍しいアルミの中で最も固いAL7075を素材に採用し、非常に高い剛性を誇ります。さらに高剛性により、たわみにくいチェーンリングを生み出すことができるため、変速性能が安定し、ライダーのパワーを逃がさないメリットがあります。

楕円チェーンリングさらにはフロントシングル仕様となると、懸念事案がフロントのチェーン落ちです。これを改善するためにABSOLUTE BLACKは「ナローワイド」と呼ばれる構造を採用しています。

ナローワイドとは直訳すると、「狭い、広い」ですね。これをチェーンに当てはめていくとチェーンは外側プレートと内側プレートを交互に並べてつながっています。外側プレートの中は広く(ワイド)、内側プレートの中は狭い(ナロー)になっていますよね?

これに合わせてチェーンリングの歯もワイドな歯、ナローな歯を交互に配置されています。

ナローワイドチェーンリングにより、チェーンとチェーンリングの噛みこみが強固になり、チェーンの脱落を抑制することができます。特に楕円チェーンリングのような特殊な動きをするチェーンラインには必須といっても良い構造ですね。

4,5アーム、グラベル用など多種多様

クランクを装着するとこのようになります。今回はスギノ製クランクにABSOLUTE BLACKを装着しました。

ABSOLUTE BLACKのラインナップはシングル用のナローワイドチェーンリングだけではなくフロントダブル用のチェーンリング(4,5アーム)やグラベルロード用のナローワイドチェーンリングと多種多様です。

まだまだ知名度は少ないブランドですが、フロントシングル化のカスタムを行う際はちょっと参考にされてみてはどうでしょうか?

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デュアルコントロールレバー「ST-R8060」KUOTA TTバイクにアッセンブル

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今回はKUOTAのTTバイクをちょっとカスタム。具体的にはTTのデュアルコントロールレバーである「ST-R8060」のアッセンブルです。グレードはアルテグラ。

ST-R8060はエレクトリックケーブル、ブレーキケーブルともにハンドル内装式です。エレクトリックケーブルの長さは400㎜をチョイス。

ジャンクションAはもともと5ポートあったため、エレクトリックケーブル2本用意するだけで拡張ができました。TTバイクのDi2完成車はコスパ重視のためDHバーのみにシフターを設置し、ブレーキレバーのみという構成が良く見られますが、今回のようにジャンクションAは5ポートをアッセンブルされていることが多いので助かります。

作業時間は1時間ほどで完了。これで操作性がまた一つ向上しましたね。

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無敵の回転効率と安定した変速性能 カンパニョーロCULTとカーボンドライビッグプーリーV3 PLUS

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今回はコルナゴのV1-rのオーバーホールとカスタムをいただきました。V1-rはエアロロードを意識したフレームで、前後ダイレクトマウント式のブレーキを採用しています。フレームはあからさまなエアロ形状ではなく、“セミエアロ”といった感じですね。メインパーツはカンパニョーロ・コーラス。このコーラスを今回カスタムしていきました。

まずはパーツの分解から

オーバーホールはまず装着パーツを取り外し、洗浄、グリスアップへと続いていきます。特にヘッドパーツの周りはなかなか開けませんので、グリス枯渇や汚れが確実にあります。防水、防錆、潤滑をするためにグリスをしっかり塗り込みます。

画像はカンパニョーロ・ボーラワンのリアハブ内の洗浄後のパーツを並べてみました。ホイールメーカーによってハブ内のパーツ構造は異なりますが、カンパニョーロは比較的パーツ構成数が多い印象です。小さなパーツが多いのでDIYで行う場合は紛失にも注意が必要ですね。これからグリスアップをしながらハブに再組付けを行います。

カンパニョーロ・コーラスのクランクCULTベアリング化

オーバーホールと並行して承ったのが回転系のカスタムです。まず一つ目はコーラスのクランクのベアリングをセラミックベアリング「CULT」に交換。CULTはカンパニョーロ自慢の高回転効率を誇ります。また特殊工法によりグリスレスで使用でき、非常に高い耐久性のセラミックベアリングです。

関連記事:CULTにUSB カンパニョーロのベアリングのアップグレード承ります。

まずはじめに画像のように専用工具を使用し圧入されている旧ベアリングを抜き取ります。

旧ベアリングを取り外し、周りをクリーニングした状態です。これからCULTベアリングを圧入してきます。

専用工具を使用し、上からたたいて圧入完了です。

カーボンドライジャパンのフルセラミックビッグプーリーV3 PLUS

二つ目はリアディレイラーのカスタムです。もうお分かりだと思いますがビッグプーリー化ですね。今回は国内ブランドのカーボンドライジャパン(CDJ)のビッグプーリーキット「V3 PLUS」をお選びいただきました。上下プーリーは12×17T。もちろんフルセラミックです。

無敵の回転効率と安定した変速性能

完成しました。やっぱりビッグプーリーはインパクトありますね。

ビッグプーリー化した時の懸念材料は変速性能の低下ですが、今回全く問題なくコーラスの性能を十分に出せた格好です。

バーテープはスパカズのギャラクシーレッドを採用。ブラックとレッドを基調にした非常にまとまりのある1台に復活しました。

お渡し前の乗車チェックをさせていただいたのですが、クランクの回転が異次元のような軽さを感じました。特にCULTの影響は非常に大きいと思います。カンパニョーロしかできない専用のカスタムですので、スーパーレコード以外のウルトラトルククランクを使用しているユーザーさんは思い切ってCULTベアリング化に踏み切っても損はないはずです。

今回はCULTとビッグプーリーで無敵の回転効率と安定した変速性能が手に入ったため、非常に満足いただける結果になったと思います。

オーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール料金は税別30,000円からとなり、消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は10日~2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

作業工賃:30,000円(税別)~ 消耗品パーツ別途料金
作業期間:10日から2週間

また、今回のようにオーバーホールのタイミングでビッグプーリー化等のカスタムもおすすめです。オーバーホールによって自転車がきれいによみがえりますので、新品パーツを装着するには非常に良いタイミングだと思います。

パーツの組付け工賃はオーバーホール時であれば追加でかかることは基本的にありません(※お持ち込みパーツがある場合や専用工具を使用する場合は別)。是非ご検討ください。

それでは

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